大阪府堺市内の小学校等でよく使われるローカル体操。
堺市が1981年に「堺っ子のうた」という曲を作り(歌詞は一般公募から選ばれたものを使用)、翌1982年からそれに合わせて振り付けを加えた体操として完成。その後1989年のリニューアルを経て、現在まで親しまれている。
主に堺市で毎年秋頃に行われる連合運動会(各区内の小学校が集い、競い合う)にて準備体操として使われる為、この時期になると各地の小学校で練習を兼ねてラジオ体操代わりに使われることもしばしば。
堺市出身の著名人では、プロサッカー選手の稲本潤一、プロ野球選手の石川慎吾と小林誠司等も踊ったことがあるらしく、この体操について言及している。
体操の内容は動画を見てもらうのが早いが、意外にも(?)準備体操としては悪くないのであまりバカにできないから困る。尤も、大体の小学生はダラダラとキレのない動きで終わらせるのだが(これに限らずラジオ体操も同様ではある)。
小学校時代は好きじゃなかったのに、大人になると懐かしさのあまりやってみたくなる人も少なくない。
むしろ、長年親しまれてきた体操でもあるためか、現在は市の職員がPRイベントで踊るなど老若男女に認知され地元に広く親しまれる文化となっている。
堺っ子体操は2つのバージョンがある。
1989年に曲調をリニューアルした際、曲はラジオ体操同様の歌詞がない曲となった(体操では使われなくなったものの、歌詞のある「堺っ子のうた」自体は小学校の合唱の曲として使われ続けた)。またこの際、振り付けもリズムダンスの要素を取り入れた全く新しいものにリニューアルされている。その為、現在の堺っ子体操は堺市からも公式に「新・堺っ子体操」と呼ばれ、区別されている。現在見られるのはもっぱらこの「新」である。
一方1989年以前の「旧・堺っ子体操(単純に堺っ子体操とも呼ばれる)」に関しては、現在は行われる機会がなくなってしまったが、リニューアルしてしばらくの間は並行して行われていた時期もあった。
曲は変わりながらも基本となるメロディは二つとも同じであるが、振り付けは大幅に異なる。「新」は小学校高学年を意識したものであるらしく、以前より腕の動きが増えるなど体全体の動きをより意識した振り付けとなっている。対して「旧」は全体的な難度は「新」より低いものの、最後の『ホップ ステップ ジャンプ』の所で体を一回転させて飛び上がる部分だけはやや難しいとされる。
掲示板
掲示板に書き込みがありません。
急上昇ワード改
最終更新:2024/05/22(水) 07:00
最終更新:2024/05/22(水) 07:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。