尺貫法 単語

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シャッカンホウ

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尺貫法とは、日本で昔使われていた単位系である。

概要

中国であり、中国文化を受けた地域で同様に使用されていた。ただし、貫については日本で考案された単位であるため、日本以外で使用されていた同様の単位系は狭義では尺貫法ではなく尺斤法と呼ぶ。

以後、1951年施行の計量法施行法に基づいて、1968年3月末まで法定単位と認められていた単位系に基づいて説明する。

長さ

長さには普通の尺と尺の2種類がある。普通の尺は10/33m、尺は25/66mである。

単位を倍数するものとしては、以下のものがある。

単位 意味
1/10厘(=1/10000尺)
1/10分(=1/1000尺)
1/10寸(=1/100尺)
1/10尺
6尺
10尺
60間(=360尺)
36町(=12960尺)

例えば「7寸5分」とあったら(普通の尺なら)75/330m=5/22mとなる。

面積

基準は(歩)であり、これは1間四方の面積である(=400/121m2)。方尺などの単位もあるが、これは小さい面積に使う(これは普通の組立単位なので細かい計算は不要だろう)。

町という単位、長さでも出てきたのに今度は面積である。

体積

基準はであり、これは新(縦横49分、高さ27分)を基準に決定されている。い話が、2401/1331Lである。立方尺という単位もあるがほぼ使われないし普通の組立単位なので考える必要はない。

今度はと合が共通に出てきたが、どちらも単位として意味が1/100、1/10と共通している。文脈で判断すればよさそうだ。

質量

基準は貫でありこれは3.75kgである。

このうち、(正確にはひらがなの「もんめ」)に関しては、真珠の取引に限り、現在も法定計量単位として認められている(記号mom)。

問題点

同じ単位名がちらほら出てきたりする。まだ分・厘・毛は基準となる単位(寸・)から1/10・1/100・1/1000という感じで文脈から推測できるし、(1/100)・合(1/10)も同様である。だが、町は文脈から読まないと長さなのか面積なのかわからない。

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最終更新:2024/05/11(土) 11:00

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