山北町

山北町とは、神奈川県の町である。

さわやかな風がふきぬける きらめきと交流の町

山北町 やまきたまち
基本情報
国	日本
地方	関東地方
市役所所在地	神奈川県足柄上郡山北町山北1301番地の4
市町村コード	14364-2
面積	224.61km2
総人口	9,036人 （推計人口、2025年1月1日）
人口密度	40.2人/km2
隣接自治体	神奈川県 相模原市、秦野市、南足柄市、足柄上郡松田町、開成町、愛甲郡清川村 山梨県 南都留郡道志村、山中湖村 静岡県 駿東郡小山町
町の木	ブナ
町の花	ヤマブキ
町の鳥	ヤマドリ
行政区画テンプレート

神奈川県の西部に位置する町。

1933年（昭和8年）4月1日、川村が町制施行及び名称を変更して山北町となり、 1955年（昭和30年）2月1日に山北町、共和村、三保村及び清水村が合併して現在の山北町が発足した。 1955年（昭和30年）4月1日には北足柄村の区域の内、大字平山の区域を編入している。

静岡県と山梨県に隣接する県境の町で、神奈川県で3番目に広くその9割ほどが丹沢大山国定公園や県立自然公園などを含む山岳地帯となっている。そのため見渡す限り山。

国道246号線が横断しているため、都心へのアクセスがいい。東京までは車で90分、横浜までなら70分ほど。

小高い山の上にある河村城跡周辺では約9千年前の縄文土器の破片が発見されているため、少なくともこの頃には既に人々が生活していたと考えられている。

1707年（宝永4年）11月23日に発生した富士山の宝永の大噴火と1923年（大正12年）9月1日に発生した関東大震災では大きな被害を被った。

1889年（明治22年）に東海道線が開通し、山北駅が開業した。「山北－御殿場」間は高低差が350ｍあり、当時の機関車にとっては最大の難所とも言われていたため、山北駅には箱根越えの基地駅として機関庫が設置されるなど、鉄道の町として発展した。

農業では茶とミカンの栽培が、林業では杉とクヌギの栽培が盛ん。

中央部に堤高95.0ｍ、堤頂長587.7ｍの三保ダムとその建設により出現した人造湖・丹沢湖を有する“神奈川の水瓶”。丹沢湖では釣りやボート、サイクリング、キャンプなどのレジャーが楽しめるほか、湖畔からは富士山を眺望でき、四季折々の花々が楽咲き誇る絶好のフォトスポットのため写真家が足を運ぶ。

中川温泉は武田信玄の隠し湯だったという伝説が残る。

滝沢川にある洒水の滝は三段で、一の滝は69m、二の滝は16m、三の滝は29mの落差を誇り日本の滝百選にも選出されている名瀑。

室生神社では毎年11月3日に例大祭の神事として流鏑馬が行われる。

著名な出身者はマラソンランナーの尾崎姉妹や伊勢丹の創業者である小菅丹治など。

関連動画

関連リンク

• 山北町公式ホームページ

関連項目

• 日本の市町村の一覧
• 神奈川県:市町村の一覧
• 玄倉川水難事故