暗黒のファラオの神殿

『暗黒のファラオの神殿』とは『クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉(3)』におけるロバート・ブロックの小説“Fane of the Black Pheraoh(Weird Tales,1937)”の邦題である。

H・P・ラヴクラフトの創造した邪神ニャルラトホテプの物語のひとつであり、ロバート・ブロックのエジプトシリーズのひとつであるため、エジプトの神々についての言及もされている。

概要

『暗黒のファラオの神殿』とは『クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉(3)』におけるロバート・ブロックの小説“Fane of the Black Pheraoh(Weird Tales,1937)”の邦題である。

この物語はニャルラトホテプとニャルラトホテプ信仰を行う神官でありエジプトの王であったネフレン=カの崇拝の様子が描かれ、『妖蛆の秘密』の名で知られる妖術書の著者ルドウィク・プリンとの関係を明らかにしている。

登場人物

• カータレット大尉
  • 軍人であったが退役し、退役後は軍人であったときにエジプトで知ったネフレン=カの伝説を探求していた。
• アラブ人の男
  • 突然カータレット大尉のもとに訪れて大尉をカイロにあるというネフレン=カの墳墓へと導いた。

過去の人物

• ネフレン=カ

  • ニャルラトホテプ信仰をおこなう神官であり、エジプトにて王座を奪った。別名、暗黒のファラオ。反乱によって地位を失いエジプトのカイロにあるという地下納骨所に生きたまま埋葬された。その際に生贄をともなう儀式をして地上の姿のニャルラトホテプから予言の力を授かり、納骨所の壁に未来を書き残したという伝説を彼に仕えていた神官の末裔が今に伝えているといわれている。

• アブドゥル・アルハザード
  • 『ネクロノミコン』の著者。
• ルドウィク・プリン
  • 『妖蛆の秘密』として知られる『デ・ウェルミス・ミステリイス』の著者。ネフレン=カの地下納骨所に訪れたことがある。

概要

深夜、カータレット大尉の家に突然ローブを着たアラブ人の男がやってきた。

男が言うにはエジプトのカイロにあるというネフレン=カの地下納骨所にカータレットを案内するそうだ。

カータレットは訝しんでいたが男が取り出した〈ネフレン=カの印〉を見て信用し、

男とともにカイロに向かい、地下納骨所のなかへと入っていった。

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関連項目

• クトゥルフ神話
• クトゥルー〈暗黒神話大系シリーズ〉
• ロバート・ブロック
• ネフレン=カ
• ナイアーラトテップ→ニャルラトホテプ
• アブドゥル・アルハザード
  • 『ネクロノミコン』
• ルドウィク・プリン
  • 『妖蛆の秘密，デ・ウェルミス・ミステリイス』