最期に見た光景

最期に見た光景とは、どこかの誰か（キャラクター）ないしは、プレーヤー・読者・話者。つまりは『あなた』が、最期に見た、何かのこと。

概要

ある種の物語では『それが、私が見た最期の光景だった･･･』のような独白が表されるが、当然この話者はすでに死亡しているハズ、である、のだが。昨今はなかなかそうはゆかず、むしろ『すべての始まり』だったりするのである（最期とはいったい･･･）。 古典的には、愛するキャラクターが迎えた、終わりの時を追悼・惜別する意図で描かれる事が多かったが、何故かNTR、M性、究極のウケ、などなどの付加価値（？）が増し、転生モノの隆盛をもって「定番の導入部」と化した感がある。

もちろん、不本意な最期を遂げた愛する誰かを悼んで、あるいは欲情して、想念の赴くままにペンタブ（何ならマウス）を駆使する者達もここに集う。

そのこころは、愛するモノの最期に立ち会いたかったという、話者の悔悟、あるいはエゴイズム、なのかもしれない。