濫

濫とは、みだりに、という意味の漢字である。

漢字として

常

濫

Unicode

U+6FEB

JIS X 0213

1-45-84

部首

氵部

画数

18画

音読み（常用）

ラン

訓読み（常用）

-

𣽦

Unicode

U+23F66

部首

氵部

画数

15画

灠

Unicode

U+7060

部首

氵部

画数

24画

漤

Unicode

U+6F24

部首

氵部

画数

24画

滥

Unicode

U+6EE5

部首

氵部

画数

13画

意味

1. 水があふれる、上から下まで濡れる、みだりに、むさぼる、浸かる、清らか、湧き水
2. （鑑と通じて）たらい

〔説文解字・巻十一〕には「氾なり。水に从ひ監聲。一に曰く濡るること上より下に及ぶなり。詩に曰く𧥑沸たる濫泉。一に曰く清なり」と、3つの意味を載せる。

字形

形声。声符は監。

音訓

音読みは、1.の場合、ラン（漢音）、2.の場合、カン（漢音）、訓読みは、みだりに、あふれる。

規格・区分

常用漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。

語彙

濫獲・濫泉

異体字

• 𣽦は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある、湧き水の意味での異体字。
• 灠は、〔集韻〕に「或ひは作る」とある異体字。また〔集韻〕には「漬果なり。一に曰く染なり」とある。
• 漤は、〔六書故〕に「或ひは作る」とある異体字。また〔広韻〕には「鹽漬果なり」とある。
• 滥は簡体字。