石山泰稚(いしやま たいち、1988年9月1日-)とは、秋田県秋田市出身の石山本願寺和尚プロ野球選手(投手)である。現在は東京ヤクルトスワローズに所属。
東京ヤクルトスワローズ #12 | |
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石山泰稚 | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 秋田県秋田市 |
生年月日 | 1988年9月1日 |
身長 体重 |
182cm 75kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 投手 |
プロ入り | 2012年ドラフト1位 |
経歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
金足農業高校では2年秋の東北大会ベスト8が最高で、3年夏はベスト8で敗れ甲子園出場はなし。東北福祉大学に進み、1年秋から登板するが、大学では通算16試合、2勝に留まった。素質は注目されたが、プロ志望届を出した2010年のドラフト会議では結局指名されず、社会人のヤマハへ進む。ヤマハでは1年目から都市対抗予選で活躍。2年目にはエースとして都市対抗予選で4試合に登板した。
2012年のドラフト会議で、藤浪晋太郎を外した東京ヤクルトスワローズにハズレ1位で指名され入団。飛び抜けた実績があるわけでもない石山の1位指名にファンは困惑し、2位の小川泰弘を名誉ドラ1扱いするなどしていた。しかし、地元メディア(特に秋田テレビ)では賞賛の嵐で、2013年のこまちスタジアム公式戦のCMでは「今年のドラ1!」とゴリ押しされている。
2013年は開幕一軍は逃すが、故障者の続出で4月半ばに一軍昇格。5月5日の阪神タイガース戦で2点リードの8回に登板し2失点で追いつかれてしまうが、直後にチームが勝ち越したためプロ初勝利を挙げた。チーム事情もありそのままセットアッパーに定着。シーズン後半では山本哲哉に替わってクローザーに抜擢され、そのままシーズンを通してフル回転した。最終的に60試合に登板、3勝3敗21ホールド10セーブ、防御率2.78という好成績を挙げた。
2014年は開幕を一軍で迎え中継ぎで登板していたが、不調で二軍落ち。一軍昇格後は先発として14試合に登板。好不調の差が激しく、3勝8敗と大きく負け越した。
2015年も好不調の波があったが、7月に一軍に昇格するとシーズン閉幕まで先発ローテーションを守り、14年ぶりの優勝に貢献した。日本シリーズでは中継ぎで登板した。
2016年は右肘の故障で13試合に終わった。
2017年は1年間一軍に帯同し、66試合に登板。3勝6敗24ホールドを挙げた。
2018年は開幕当初こそ中継ぎスタートだったものの、シーズン早々に抑えに転向。セ・パ交流戦では10試合に登板して1勝0敗7セーブ 防御率0.00を記録し、チーム初の交流戦最高勝率に貢献。自身も日本生命賞を受賞した。最終的には71試合に登板し、3勝2敗35セーブを挙げ、チームの2位躍進に貢献した。
2019年は開幕当初は抑えスタートだったが、5月に上半身のコンディション不良で一軍登録を抹消。6月に復帰するも、7月に今度はインフルエンザで二軍行き(オールスターゲーム出場も辞退)。8月下旬に復帰するも本調子ではなく、9月後半に再び抹消された。
2020年は開幕から抑えを任される。序盤は不安定な投球が続いたものの徐々に調子を取り戻し、最終的には防御率2.01 20セーブと好成績を残した。国内FA権を取得したが、行使せずに球団に残留している。
2021年は引き続き抑えを任されたものの、調子の波が不安定で、交流戦前後からスコット・マクガフに抑えの座を明け渡すことになった。その後は中継ぎとして登板を続け、チームのリリーフ事情を支えた。
2022年は序盤は不調に苦しんだものの、その後は調子を取り戻し、防御率1点台と安定した投球を披露した。
2023年は7回の勝ちパターンを任される。やや安定感を欠いたものの、自身2年ぶりとなる50試合登板を果たし、ブルペン陣を支えた。
ドラフト指名時、記者会見後に自社のドラムを叩いてみせたことで、ヤクルトファンからはドラマー扱いされている。ピアノ経験者の館山昌平、歌唱力に定評のある由規とのコラボを期待するファンも多いとかなんとか。
2018年のクローザー定着以降は、なんJで「 ̄│石│山│本│願│寺│ ̄」という暖簾スレ(抑えスレ)が定着、「和尚」と呼ばれている。「和尚」「石山本願寺」の愛称は本人も把握しており、各種メディアで愛称として取り上げられることもある。
「ファンの方から、《石山本願寺》と呼ばれているのは知っていますよ。“どうぞお好きに、何とでも呼んでください”(笑)。全然イヤではないですけど、《おい、本願寺!》って呼ばれても、決して振り向きはしないと思います(笑)」
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 完投 | 完封 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 投球回 | 与四球 | 奪三振 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
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2013年 | ヤクルト | 60 | 0 | 0 | 0 | 3 | 3 | 10 | 21 | .500 | 58.1 | 30 | 59 | 21 | 18 | 2.78 |
2014年 | 35 | 14 | 0 | 0 | 3 | 8 | 0 | 2 | .273 | 109.1 | 46 | 79 | 59 | 55 | 4.53 | |
2015年 | 21 | 19 | 0 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | .500 | 111.1 | 38 | 78 | 50 | 45 | 3.64 | |
2016年 | 13 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 16.0 | 1 | 10 | 13 | 13 | 7.31 | |
2017年 | 66 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 24 | .333 | 68.1 | 17 | 76 | 29 | 23 | 3.03 | |
2018年 | 71 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 35 | 7 | .600 | 73.2 | 15 | 62 | 19 | 17 | 2.08 | |
2019年 | 34 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 10 | 5 | .500 | 33.0 | 8 | 31 | 12 | 10 | 2.73 | |
2020年 | 44 | 0 | 0 | 0 | 3 | 2 | 20 | 4 | .600 | 44.2 | 11 | 58 | 10 | 10 | 2.01 | |
2021年 | 58 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 9 | .000 | 55.0 | 10 | 64 | 23 | 22 | 3.60 | |
2022年 | 38 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 16 | 1.000 | 36.0 | 14 | 35 | 7 | 7 | 1.75 | |
2023年 | 50 | 0 | 0 | 0 | 3 | 6 | 0 | 24 | .333 | 47.0 | 13 | 41 | 27 | 23 | 4.40 | |
NPB:11年 | 490 | 33 | 0 | 0 | 28 | 39 | 85 | 113 | .418 | 652.2 | 203 | 593 | 270 | 243 | 3.35 |
表彰 | ||
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セ・パ交流戦 日本生命賞 | 1回 | 2018年 |
その他 | ||
オールスターゲーム出場 | 2回 | 2013年、2018年 |
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最終更新:2024/12/27(金) 13:00
最終更新:2024/12/27(金) 13:00
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