高橋朋己とは (タカハシトモミとは) [単語記事]

高橋朋己（たかはしともみ、1988年 11月16日-）とは、静岡県出身の元プロ野球選手（投手・育成選手）である。本来の表記は髙橋朋己。

概要

OB
髙橋朋己
基本情報
国籍	日本
出身地	静岡県三島市
生年月日	1988年 11月16日
身長体重	173 cm 82kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	2012年ドラフト4位
引退	2020年
経歴
加藤学園高等学校岐阜聖徳学園大学西濃運輸埼玉西武ライオンズ(2013年-2020年)
国際大会
代表ﾁｰﾑ	日本
日米野球	2014年
プロ野球選手テンプレート

小学校から野球を始めるが高校時代までは控えピッチャー。甲子園出場経験もない凡庸な選手だったものの、大学に入学して開花し、3年時には東海リーグの最優秀投手賞を受賞するまでに成長を遂げる。

卒業後は社会人野球の西濃運輸に就職。2012年の秋に左肩を痛めてマウンドから遠ざかっていたにもかかわらず埼玉西武ライオンズからドラフト4位で指名され、2013年より入団。背番号43。

2013年は肩の影響もあり二軍でもなかなか登板できなかったが、夏になってようやく登板すると3試合（2回1/3）で6つの三振を奪い実力をアピール。左の中継ぎが壊滅状態だったチーム事情も手伝って8月15日には一軍昇格となった。昇格当初は投げる度に失点を喫していたが次第に三振が奪えるようになり、左のワンポイントリリーフ役を任された。

2015年は開幕からストッパーとして登板し、開幕からの連続セーブ4の日本記録を樹立した。しかし7月に不調に陥り、「投げるのが怖い」と言うまでになってしまう。8月に中継ぎに転向したが、8月27日に再び抑えに戻った。9月25日に骨折で戦線離脱し、この年は22セーブに終わった。

2016年は開幕から中継ぎを務め1勝1セーブを挙げていたが、4月22日に二軍落ちして以降は登板がなく、トミー・ジョン手術を受けた。リハビリに1年を要した。

2017年の6月に実戦に復帰。シーズン最終戦では2失点と打ち込まれ敗戦投手となった。

2018年は開幕を一軍で迎え、3月31日の北海道日本ハムファイターズ戦で登板したが、打者2人に投げたところで左肩に違和感を覚えたことで降板。4月1日に一軍登録を抹消された。その後は一軍と二軍で登板することなく、オフに戦力外通告を受けた。その後11月24日に育成選手契約を結んだ。背番号は123。

2020年は8月の打撃投手中に痛みを覚えたのをきっかけとして、10月20日に現役引退を表明。10月30日の巨人戦（二軍・CAR3219フィールド）が現役最後の試合となるが、この日は一軍にいた選手も見に来ていた。マウンドに向かう際は背番号43でコールされ、現役最後のマウンドに向かう。しかし鎮痛剤を飲んでいたがブルペンで満足に投球できない状況で、最後の対戦打者となったイエスラル・モタには遊飛と1球で終わったが、この時肩がバコッと言っていたという。

横手から伸びのあるストレート（最速149km/h）を投じて三振を奪いにいくスタイル。一方で変化球はスライダーしかなく、緩急を使って打ち取るのは苦手とされる。