管理組合とは (カンリクミアイとは) [単語記事]

管理組合とは、マンション（や団地）を管理する組合である。

概要

マンションや団地を適正に維持管理を行う目的として区分所有者により結成された共同組合である。

マンションや団地の区分所有者は購入した占有部を自由に使用する権利を持っている。それと同時に使用権を持つ共用部（駐車場や駐輪場、見えない位置の配管や廊下、エレベーターなどを含む占有区以外の全て）を維持管理し適正に管理する義務も発生する。そこで購入者ら全員が組合員として加入して管理組合を運営することで建造物や敷地内の設備を適切に維持していくことが出来るようになるのである。

建物の区分所有等に関する法律およびマンションの管理の適正化の推進に関する法律により、管理組合の結成が定められている。このため町内会やPTAとは違い加入義務となっている。

法律上は個人の同士が構成する任意団体（権利能力なき社団）であるが、平成14年の区分所有法改正以降、多額の共益費や修繕積立金を取り扱う性質上管理組合法人として法人化する管理組合も増えている。