RIPやOSPFはAS内でのルーティングを取り仕切る(これをIGPと呼ぶ)のに対し、BGPはAS間のルーティングを取り仕切る(これをEGPと呼ぶ)。要するに、AS内で集約されたネットワークのルーティングを別のASに連絡することにより、全世界的なルーティングを円滑に進めていくのである。
で、ASって何よっていう話だが、大雑把にいえばプロバイダ、ないしはそれに類似した大規模ネットワークである。そういうのがたくさんつながってインターネットができているのである。
まれに、このBGPでトラブルが起きることがあるが、そうなるとインターネットに大規模な障害が発生する。あるニュース
曰く、2017年8月25日に起きた大規模なネットワーク障害は、GoogleがNTT Communicationsに流した経路情報に問題があったためだという。あのGoogleですらミスをすることがあるほど面倒なプロトコルなので、素人が触ることはないし、素人が触ると危険である。きちんと装置について専門の資格を持ったネットワークのスペシャリストに任せましょう。そもそもこんな面倒なプロトコル使う装置を実践しながら勉強したいなら、最低でもクラスBプライベートを使ってプライベートAS立ててルーティングを管理するようなシステムが必要なわけだが、3台くらいは欲しいので、その段階で20万は軽く飛ぶ(1台67,500円想定)。
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最終更新:2025/12/27(土) 10:00
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