SC相模原とは、神奈川県相模原市、海老名市、座間市、綾瀬市、愛川町を本拠地とするJリーグ所属のサッカークラブである。
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「相模原市にJリーグクラブを作ろう」という市民の活動に元Jリーガー・元日本代表の望月重良が加わり、中心となって2008年にクラブを創設。わずか6年後の2014年にJリーグ参入を果たした。
シンプルなチーム名は、世界の強豪クラブが地名のみをチーム名としていることから採用。いつか同じステージに立ちたいという想いが込められている。ホームタウンは創設当初は相模原市であったが、2018年2月に座間市、10月に綾瀬市と愛川町が追加されている。
Jリーグに所属しているクラブは、それ以前に長く活動している母体クラブがあることが多いのだが、SC相模原はJリーグを目指して新規に立ち上げられたクラブとなっている。
クラブマスコットはダチョウをイメージしたガミティ。チームカラーは相模原市の色でもある、緑が採用されている。
相模原市は、2007年3月の2町編入合併により人口70万人を超え、全国19位、 政令指定都市以外では岡山市を抜いて日本一人口の多い市になりました。
そして現在、2010年3月末までの政令指定都市移行を目指しています。
しかし、地理的・歴史的経緯から、これまでどちらかというと “まち” としての一体感が薄く、 住民の間には文化やスポーツに対するある種の飢餓感があります。
そこで目下、市民有志が集まり、 縁合って知り合いとなった元Jリーガー選手が立ち上げるフットボールクラブを誘致し、Jリーグ入りを目指します。
前述の通り、SC相模原は完全な新規クラブなのである。Jリーグを目指すにあたっても、すでに神奈川県リーグ上部や関東リーグで活動していたクラブと合流する(上位のリーグから出発する)ことはせず、他の新規クラブと同様神奈川県リーグの最下部(3部)からスタートしている。
とはいえ、クラブ設立の時点でJリーグやJFL経験者を迎えるなどしており、2008年は神奈川県リーグ3部でグループ全勝優勝、グループ優勝チーム間での昇格チーム決定戦も勝ち抜き2部に昇格。2009年には2部をグループ全勝優勝し、1部昇格となった。
そして2010年2月、SC相模原はJリーグ準加盟チームとして認められた。地域リーグよりも下のクラブが準加盟を認められたのは初のことであった(なお、地域リーグ所属であっても過去に準加盟が認められたのはファジアーノ岡山のみで、他はJFL所属当時に認められている)。さらに準加盟クラブを対象とした地域リーグ決勝大会の飛び級制度(地域リーグの成績にかかわらず、JFL昇格を争う大会である地域リーグ決勝大会に出場できる)適用も認められた。これは2003年のザスパ草津以来となった。
「そんな飛び級して大丈夫か?」と言われたりもしたようだが、同年の全国社会人サッカー選手権大会(全社)で3位に入賞し、この飛び級がなくても地域リーグ決勝大会に出場できるという力を見せた。しかし肝心の地域リーグ決勝大会では、1次リーグ2日目を終えた時点で首位に立つものの、最終日のレノファ山口戦では2点先制しながら逆転されてグループ2位に転落、敗退となった(1位はY.S.C.C.)。また神奈川県リーグ1部で優勝し、関東社会人サッカー大会(関東サッカーリーグへの昇格チームを決める大会)に出場。結果は準優勝で本来なら自動昇格するところなのだが、流通経済大学FCがJFLから関東リーグに降格したために昇格枠が削減され、入替戦に回ることに。入替戦はかろうじて延長戦の末に勝利し、関東サッカーリーグ2部昇格となった。
2011年も引き続き飛び級制度で地域リーグ決勝大会に出場。1次リーグは3戦全勝で勝ち抜くも、決勝リーグで3連敗しJFL昇格はならなかった。関東リーグ2部では優勝し1部に昇格。
だがそうこうしているうちに、2012年より飛び級制度が廃止された。Jリーグのチーム数が上限に達した(J2が22チームになった)ためである。このため、関東リーグ1部で優勝するか、全社で上位入賞しないと地域リーグ決勝大会への出場はできなくなった。全社は関東予選の代表決定戦でFC KOREAに敗れて本戦への出場もならなかったが(ちなみにそのFC KOREAが全社で優勝した)、関東リーグ1部では2位に勝点差14をつけて(全18試合)大差で優勝し出場権を獲得。地域リーグ決勝大会は決勝ラウンドを3勝全勝で優勝し、JFL昇格を決めた。またこの結果、2013年のJFLでは、同年にJ2からJFLへ降格したFC町田ゼルビア(隣町)との対戦が組まれることとなった。
JFL昇格となった2013年は、18チーム中3位という成績を収め、Jリーグ昇格に必要となるクラブライセンスの申請は行わなかったものの、翌年度より新設されるJ3リーグへの参入に向けて準備を進めていた。そして11月にJ3参入が承認される。
J3初年度の2014年は元日本代表の高原直泰が加入。8月には元ブラジル代表のトロも獲得。1年目での成績は12チーム中6位と真ん中の成績となった。シーズン終了後、木村哲昌監督が退任。
2015年より辛島啓珠が監督に就任。開幕から好調を維持し、第19節には首位に立つ。後半戦になるとレノファ山口FC、FC町田ゼルビアの2強に引き離されるが、それでもシーズンを通して5位より下に落ちることなく安定した戦いを見せる。11月に辛島監督が辞任するも、後任となった松原良香のもとで最終的に4位という好成績を残す。
2016年に薩川了洋が監督に就任。さらに元日本代表の川口能活が加入。前年ほどの安定感はなかったものの、一桁順位を維持していた。しかし、第21節を最後に薩川監督が辞任し強化部へ異動。後任に清水商業高校、横浜マリノスで川口の1年後輩である安永聡太朗が就任。そこからチームは1勝2分7敗と調子を落とし、最終順位は11位となる。2017年も得点力不足に苦しみ、12位と低迷。
2018年より前水戸ホーリーホック監督の西ヶ谷隆之が監督に就任。開幕から4試合未勝利と苦戦し、その後は好不調の波が激しいシーズンとなる。14位まで順位を落とすが、最終8節を5勝1分2敗で乗り切り、通算12勝6分14敗の勝点42で9位となった。シーズン終了後に川口能活が現役を引退。
2019年からは三浦文丈が監督に就任。さらに元日本代表の稲本潤一が加入。三浦体制1年目は過去最低の15位に終わる。2年目となった2020年も前半戦終了時点では2位ロアッソ熊本と勝点差12の8位と苦戦を強いられていた。しかし、第17節ガイナーレ鳥取戦から5連勝を飾ったことで昇格争いに加わっていく。終盤戦に入りAC長野パルセイロとの2位争いという構図となり、3位で迎えた最終節でFC今治に勝利し、長野が敗れたことで逆転で2位に入り、チーム史上初のJ2リーグ昇格を果たす。
J2リーグ初参戦となった2021年だったが、やはり戦力の差は大きく低迷。5月には得点源のホムロが家庭の事情によって退団。さらに成績不振を理由に三浦監督が解任となる。後任にJ2での実績を持つ高木琢也を迎える。終盤まで残留の可能性は残していたが、最終節で東京ヴェルディに敗れて19位が確定し、1年でのJ3降格が決定する。
J3降格ということで20人もの選手がチームを去った2022年は開幕から低迷。高木監督が5月で解任となり、薩川了洋が5年ぶりに監督に復帰。しかし、チームの成績は下降線を辿る一方でまさかのリーグ最下位に終わる。
10月にはDeNAが運営会社の株式93.2%を保有し、クラブを子会社化する。クラブ創業者の望月重良は取締役を退任するが、引き続きチームには携わる。
2023年は元日本代表であり、解説者として人気を博していた地元出身の戸田和幸が監督に就任。しかしベテラン勢の多くが退団し、若手主体となったチームは大苦戦。第3節から15試合未勝利という長いトンネルに嵌り、前半戦は最下位で折り返す。それでも後半戦は若い選手たちの成長もあって8月に3連勝を挙げるなど光明が見えるようになり、最終的には18位となった。
戸田体制2年目の2024年は戦術がチームに浸透するようになり、第15節の時点で3位になるなどJ2昇格争いに加わる躍進を遂げる。ところが、6月に入って連敗を喫すると、クラブは戸田をまさかの解任。後任にシュタルフ悠紀が就任する。監督交代後も着実に勝ち点を重ね、第21節には2位今治と勝ち点1差の3位に浮上する。だが、直後の第22節から3連敗を含む6試合未勝利で失速。第30節からも3連敗を喫し、プレーオフ争いから後退することになる。それでも終盤に持ち直し7位にまで再浮上するが、第37節のFC大阪戦に敗れてプレーオフ進出の可能性が完全に消滅。最終成績はJ3降格後最高の順位となる9位となった。
背番号 | Pos. | 国籍 | 選手名 | 生年月日 | 加入年 | 前所属 | 備考 |
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- | 監督 | ![]() |
シュタルフ悠紀 | 1984.8.4 | 2024 | U-20サッカータイ代表 監督 | 【新】 |
1 | GK | ![]() |
三浦基瑛 | 1996.5.29 | 2024 | ツエーゲン金沢 | |
2 | DF | ![]() |
加藤大育 | 1998.10.6 | 2023 | ブリオベッカ浦安 | |
3 | DF | ![]() |
ケヴィン・ピトリック | 1997.11.14 | 2025 | ヴィクトリア・ケルン | 【完】 |
4 | MF | ![]() |
島川俊郎(C) | 1998.5.20 | 2025 | 台中Futuro | 【完】 |
5 | DF | ![]() |
田代真一 | 1988.6.21 | 2024 | いわてグルージャ盛岡 | |
6 | MF | ![]() |
徳永裕大 | 1994.4.16 | 2024 | 藤枝MYFC | |
7 | DF | ![]() |
河野諒祐 | 1994.12.24 | 2024 | 鹿児島ユナイテッドFC | 【完】 |
8 | MF | ![]() |
大迫塁 | 2004.10.3 | 2025 | セレッソ大阪 | 【レ】 |
9 | FW | ![]() |
ラファエル・フルタード | 1999.12.9 | 2025 | クルモヴグラト | 【完】 |
11 | FW | ![]() |
武藤雄樹 | 1988.11.7 | 2024 | 柏レイソル | |
14 | FW | ![]() |
髙木彰人 | 1997.8.4 | 2024 | ザスパクサツ群馬 | |
15 | FW | ![]() |
前田泰良 | 2000.7.23 | 2022 | 東洋大学 | |
16 | DF | ![]() |
高野遼 | 1994.11.13 | 2024 | ジュビロ磐田 | |
17 | MF | ![]() |
竹内崇人 | 2002.5.29 | 2025 | 筑波大学 | 【卒】 |
18 | DF | ![]() |
三鬼海 | 1993.4.19 | 2024 | FC町田ゼルビア | 【完】 |
19 | FW | ![]() |
左部開斗 | 2000.7.28 | 2025 | 沖縄SV | 【完】 |
22 | MF | ![]() |
福井和樹 | 2001.6.13 | 2023 | 京都産業大学 | |
23 | FW | ![]() |
加藤拓己 | 1999.7.16 | 2025 | 清水エスパルス | 【復】 |
24 | MF | ![]() |
杉本蓮 | 2003.3.18 | 2025 | 関西福祉大学 | 【卒】 |
25 | DF | ![]() |
田中陸 | 1999.5.4 | 2022 | レノファ山口FC | |
27 | MF | ![]() |
西山拓実 | 2000.4.20 | 2023 | 東海大学 | |
28 | DF | ![]() |
小笠原佳祐 | 1996.6.17 | 2024 | 藤枝MYFC | 【完】 |
31 | GK | ![]() |
猪瀬康介 | 1996.5.29 | 2024 | ブラウブリッツ秋田 | 【レ】 |
33 | DF | ![]() |
常田克人 | 1997.11.27 | 2025 | 松本山雅FC | 【完】 |
36 | DF | ![]() |
中塩大貴 | 1997.6.8 | 2025 | ザスパ群馬 | 【完】 |
46 | GK | ![]() |
バウマン | 1996.4.10 | 2025 | OFIクレタ | 【完】 |
54 | DF | ![]() |
綿引康 | 1998.1.21 | 2023 | テゲバジャーロ宮崎 | |
80 | FW | ![]() |
高井和馬 | 1994.8.5 | 2025 | 松本山雅FC | 【完】 |
97 | FW | ![]() |
藤沼拓夢 | 1997.6.14 | 2022 | 大宮アルディージャ | |
99 | FW | ![]() |
イスマイラ | 1998.8.4 | 2025 | 栃木SC | 【完】 |
※備考欄は【完】=完全移籍での加入、【レ】=レンタル移籍での加入、【復】=レンタル先からの復帰、【新】=新任の監督、【昇】=トップチーム昇格、【卒】=新卒での加入、【特】=特別指定選手、【2】=2種登録、【H】=ホームグロウン選手
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国籍 | 監督名 | 在任期間 | 備考 |
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水野和樹 | 2008年 | 神奈川県リーグ3部優勝&2部昇格(2008年) |
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秋葉忠宏 | 2009年~2010年 | ・選手兼監督 ・神奈川県リーグ2部優勝&1部昇格(2009年) ・神奈川県リーグ1部優勝&関東リーグ2部昇格(2010年) |
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戸塚哲也 | 2011年~2011年5月 | |
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望月重良 | 2011年5月~12月 | 関東リーグ2部優勝&1部昇格(2011年) |
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木村哲昌 | 2012年~2014年 | ・関東リーグ1部優勝(2012年) ・全国地域リーグ決勝大会優勝&JFL昇格(2013年) ・J3リーグ参入(2014年) |
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辛島啓珠 | 2015年~2015年11月 | |
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松原良香 | 2015年11月 | |
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薩川了洋 | 2016年~2016年8月 | |
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安永聡太朗 | 2016年8月~2017年 | |
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西ヶ谷隆之 | 2018年 | |
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三浦文丈 | 2019年~2021年5月 | ・J2昇格(2019年) ・J3降格(2020年) |
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高木琢也 | 2021年6月~2022年5月 | |
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薩川了洋 | 2022年5月~11月 | |
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戸田和幸 | 2023年~2024年6月 | |
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高橋健二 | 2024年6月 | 暫定監督 |
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シュタルフ悠紀 | 2024年6月~ |
掲示板
3 ななしのよっしん
2014/11/23(日) 10:01:19 ID: MPpEAQ5rHb
4 ななしのよっしん
2014/11/23(日) 10:02:55 ID: MPpEAQ5rHb
5 ななしのよっしん
2023/12/12(火) 08:03:58 ID: WKGwIj3QMW
SC相模原の選手を逮捕 女子大生の下半身撮影した疑い
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最終更新:2025/04/16(水) 14:00
最終更新:2025/04/16(水) 13:00
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