さくらとは、平成23年(2011年)に営業運転を開始した新幹線の愛称である。「さくら」の名前は1929年から2005年まで特急の愛称として使われていた。
1923年に東京~下関間で特急(3・4列車)が運転を開始し、公募の結果「櫻」と1929年に決定。その後関門トンネル開通に伴い鹿児島まで延長されるも愛称は消滅した。
1951年に臨時列車として国鉄の看板特急「つばめ」を補佐する形で再登場。その後は東京と九州を結ぶブルートレインの名称となり2005年の廃止まで使用された。
新幹線では公募が行われ、2011年3月12日に鹿児島中央駅(九州新幹線)~新大阪駅(山陽新幹線)及び九州内発着の速達列車に投入される新幹線列車の愛称として使用される。使用車両はN700系7000・8000番台及び800系である。
なお、1時間に1本程度の運転を予定している他、通勤時間帯や年末年始は増発も検討されている。
正式ダイヤは2010年12月17日に発表され、スピード重視で極力停車駅を減らしたいJR西日本と地元の要望が相次いでいるJR九州との間で各種調整が続いた結果、直通「さくら」は九州新幹線内の駅には最低上下1本は停車する事となった。山陽新幹線では姫路・徳山・新山口・新下関のいずれかに時間帯により停車する。
ちなみに、列車番号のうち新大阪駅発着便の番号は「ひかりレールスター」との連番となっている。
なお、主要駅のみ停車の速達列車には「みずほ」が充てられる。
山陽新幹線区間では時速300キロで運転し、九州新幹線区間では現行のつばめ号と同じ時速260キロで運転される。
ちなみに、山陽新幹線区間では「みずほ・さくら」において生ビール及び焼酎が販売される事となっているが、対象列車は新大阪駅発着便のみで、新下関駅発着の「さくら」では提供されない。
駅 名 |
新 大 阪 |
新 神 戸 |
姫 路 |
岡 山 |
福 山 |
広 島 |
徳 山 |
新 山 口 |
新 下 関 |
小 倉 |
博 多 |
新 鳥 栖 |
久 留 米 |
筑 後 船 小 屋 |
新 大 牟 田 |
新 玉 名 |
熊 本 |
新 八 代 |
新 水 俣 |
出 水 |
川 内 |
鹿 児 島 中 央 |
新大阪~ 鹿児島中央 |
◯ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | △※ | ◯ | ◯ | △ | △ | △ | △ | △ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◯ |
博多~ 鹿児島中央 |
◯ | △ | △ | △ | △ | △ | ◯ | △ | △ | △ | ◯ | ◯ |
1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 | 5号車 | 6号車 | 7号車 | 8号車 |
自由席 | 自由席 | 自由席 | 指定席 | 指定席 | 指│グ | 指定席 | 指定席 |
新幹線「さくら」の試運転
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最終更新:2024/05/08(水) 17:00
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