そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなったとは、1939年11月に発表されたアガサ・クリスティのミステリ小説である。原題はTen Little Niggers、米国版はAnd Then There Were None。

概要

一見何の関連性も無い10人が「U.N.オーエン」なる人物から招待状を受け取り孤島に集まるが、誰とも分からぬ者によって、マザーグースの歌「10人のインディアン」に準えて一人ずつ殺害されていくというストーリー。
救いようの無い結末は当時の小説を嗜む者たちに衝撃を与えた。
そのため、ネット上に限らずこの名前が出てくることも多く、タイトルだけは知っている者も多数存在する。
なお原作にあたる小説版と演劇の脚本のために書き直された版等で複数のストーリーが存在しており、それぞれ結末がいくらか異なっている。

U.N.オーエンとは招待状の差出人であり、島の主でもある夫妻の名前。
夫はユリック・ノーマン・オーエン、妻はユナ・ナンシィ・オーエン
英文字に直すと U.N.Owen つまりはUNKNOWNのもじりである。

文字通り、「誰も居なくなってしまった」という意味で動画タイトルやタグに時折使用されている。

また、東方Projectの楽曲「U.N.オーエンは彼女なのか?」やスペルカード「そして誰もいなくなるか?」はこの作品に由来する。

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関連項目

• アガサ・クリスティ
• 早川書房