あっ!それムチね!
お姉さんムチムチプリンってやつね!
ちょことは、プレイステーションゲーム『アークザラッド』シリーズのキャラクターである。
初代から登場しているアークシリーズの人気キャラクターの一人。基本的に隠しキャラクターの扱いになる。
ゲーム中では髪の色は赤毛に見えるが、『わけあってちゃいろ』らしい。
何故かアララトスの遺跡ダンジョン地下50階で主人公を待ち受けている、自称『世界一の大魔法使い』。初登場である初代作ではやたら尊大な口調でしゃべる天然ボケの幼女だが、実力は恐ろしく高く、消耗したパーティで挑むには桁違いの強さで泣きを見たプレイヤーは多いと思われる。
ちょこを仲間にしたデータをコンバートすると、続くⅡでは早くてクレニア島のシャンテパートで仲間に入れることが可能になる。
この時から純真無垢でとぼけた性格と「~なのー」というしゃべり方が定着した。
トココという小さな村で父親と二人で暮らしで、しょっちゅう村を抜け出すが特に咎められず、奔放に育てられている。しかしトココ村の外にある時の森と呼ばれるその場所は、まるで立ち入る者を拒むかのような鬱蒼とした森林で、魔界へ通じているなどの噂まであって現に行方不明になった旅人は多いらしい。
キャラ分類としては召喚獣にあたるため、ラマダ寺で修行したり特定のイベントに連れて行くことはできない。ただし人間キャラクターと同じように街中を歩かせることは可能で、専用のセリフも結構多い。
Ⅲでは本編には関わらないが、ポケットステーション連動のミニゲーム『ちょこと遊ぼっ!』に登場する他、機神復活や精霊の黄昏ではかなり限定的ながら仲間にできる。
初代作では遺跡ダンジョンにて戦いに勝ち、チョンガラの召喚のつぼに入って冒険に同行するようになる。
この時からバランスブレイカー級の強さを誇るのだが、使用できるのが一部のフリーバトルエリアに限定される上、成長率が低いためちょこを育てる意義は皆無である。レベルを一切上げずにコンバートする方が良い。
右記の初期ステータスは、注釈通り未コンバート、またはちょこを仲間にしていないデータをコンバートした場合のもの。
初期レベルが1か50かと、この時点で大きすぎる開きが出ているのだが、初期パラメータ値は未コンバートのLV50よりもコンバートしたLV1の方が優れている。魔力とMPは低いが、そもそも49レベルも上げれば結局コンバートした方が強くなるという話である。
ステータスは魔法使いタイプの伸び方をし、成長率も高い。少し鍛えればあっという間に主力にできるほどの実力を獲得するようになり、その可愛らしさからとは裏腹に半端ではない強さで並み居る敵を蹂躙する。
ただ、各メディアで完全無欠のバランスブレイカーのように言われる事が多いが、それは少し大袈裟ではないかと思う。というのも、習得する魔法が他のキャラとは体系が違う独特の性能のものばかりでクセが強いことと、物理能力がそこまで強く成長するわけではないことがあるためである。
もっとも初期ステータスがかなり高く、さらに武器防具が装備できるのでこれらの補強が可能であるため近接戦も充分こなせるのだが、レベルが低い内は攻撃がまず当たらないし、高レベルになるほど某鬼のお面をかぶって豆を撒く悪党とか某まんぼうひまなしのおすもうさんなどと明確に水を開けられるようになるので、基本的には魔法使いキャラとして運用するのがセオリーである。
召喚獣相当のキャラだが、装備は人間の女性キャラに準じたものになっている。
武器はキックのみ。接敵運用である事に加え利器ほどの威力を持つ武器群ではないことや、モンスターの面子によっては数限りある有能な武器の取り合いになる可能性もあるので、魔法主体であるちょこを無理にエキスパートにする必要はないと言える。
とはいえ、下述する専用武器が非常に強力な装備効果を有しており、これを手に入れてから熟練度を上げ始めても充分と言える。
柔らかい皮でできたちょこのお気に入りの靴。
サイズが小さいためにちょこにしかはけない。
はくと気分が軽くなる。煮て食べる[1]と移動力が上がる。
上述の通り高い性能を誇るちょこの専用装備にして最強のキック武器。わざわざ武器アイコンが赤(と言うよりピンク)に塗り直されており、ちょこの優遇っぷりが感じ取れる。
攻撃力の伸びもさることながら、移動力が2も上がるという驚異の装備効果[2]を持つ。
接敵が運用の基本となるちょことは高い攻撃力共々抜群のシナジーを誇り、さらにレベルが上がってジャンプレベルが3になれば常時7の移動範囲を得ることになる。
これほどまで強い武器だからなのか隠し場所はちょっぴり意地悪。
ちょこイベント上で発生するある戦闘において、トココ村北東にある教会の裏手に隠された宝箱から入手できるのだが、この時の戦闘配置や動線などの問題もあり、予備知識が無いとまず初見での入手は不可能である。
なお、アイテムとして使うと移動力アップのバフを得られる。あまりにも勿体ないので絶対に、絶対に、絶対に!!食べないでください!
ちょこのお気に入りのりぼん。
このリボンで髪を結ぶと頭のつぼが刺激されて身体の調子がよくなるらしい。
使うといい事があるけどなくなるとちょこが悲しむ。
毎ターン行動前にHPが回復するという装備効果を有するアクセサリー。吟味すると最大6回復できるようになる。
しかしこの特殊効果はそんなに優れているとは言えない。防具としては結構高性能だが、実用性よりもキャラクター性で選ぶ装備品というところである。
一方、アイテムとして使うとなんとレベルが15も上昇するという究極のドーピングアイテムとしての一面も持っている。装飾品をどう“使って”どういう理屈でレベルが上がるのかは謎
他のアクセサリーと違い非戦闘時でもアイテム使用ができる上、アイテム欄での並び順だと他の消費アイテムに上手く混ざり合っているため、うっかり使ってしまう事故も起こりうる。当然一品ものなので間違えて使っちゃわないように気をつけよう。
初代作では一切の特殊能力が使えなかったが、Ⅱでは色々な能力を新たに習得した。
最初から使える4種類の属性攻撃の他、戦いに参加させて特殊能力経験値を稼ぐことでさらに2種の攻撃能力を習得することができる。
どれもちょこの魔力から繰り出される高威力さが売りなのだが、攻撃範囲が限られている割に消費MPが多く、重ねてながらクセが強すぎる仕様を持つ。
「あっちいけー!」
属性:水 消費MP:16/31/64 - 激しい水しぶきで敵1体をはじきとばす
水塊を敵にぶつける能力。
トッシュの真空斬やゾンビ系の頭飛ばしのように1マス離れた敵を対象にし、命中すると攻撃方向より1マスずらすグルガタックルと同じ効果を持つ。
いきなり変わり種の仕様を持つ能力である。敵の後方が障害物や空中であると発動自体ができず、使いどころは中々難しいかもしれない。
余談だが純粋に水を使って攻撃する唯一の特殊能力でもある。高レベルほど水塊の数が増え、水しぶきも多くなる。
「そーれぇ!」
属性:地 消費MP:16/31/64 - 地面からせり出す岩で直線上の敵を攻撃
巨岩を突き出す能力。別ゲーで言うところのつきでろボボーン
荒獅子太鼓(ポコ)や鬼神流影破(イーガ)と同じ挙動をする攻撃である。
「とんでけー!」
属性:風 消費MP:16/31/64 - 必殺の嵐が周囲の敵に大ダメージ
エクストラクトや乱れ撃ち(シュウ)などと同じくレベルを上げると攻撃範囲が拡がる周囲攻撃系の能力。イーガの流星爆とだだ被りなのはそっとしておこう
同じ範囲を攻撃するちょこ専用能力は他にもあるが、初期習得で成長が早いことで他よりも長じており非常に使いやすい。もちろん大勢の敵を巻き込むほど相対的に燃費が良くなるので、積極的に撃って鍛えていきたい。
「いっちゃえー!」
属性:火 消費MP:16/31/64 - 不死鳥を召喚し、直線上の敵を焼きつくす
要するに火の鳥の突進攻撃。不死鳥はモンスターにも青白いのがいるが別のものである。
攻撃範囲はメキメキとだだ被り。属性が違うのでそれで使い分ける程度か。
「いっくよー!」
「えーいえーいえーいえーいえーいえーい、えーい!」ガスゲシボコスカドスビシ
属性:なし 消費MP:16/31/64 - 高速でくりだす必殺の連続技
分身を発生させて挟み打ちにした敵をボコボコに凹す攻撃。
一見物理攻撃能力のようだが魔力ソース、かつ基本威力が他の能力より高めなのが特長。ただし単体対象である。
ニンジャ系モンスターが使えるブンシン=ジツと似ている。がそれよりもダークネスイリュージョンって言われることの方が多いしレベル3のシメのサマーソルトキックに至ってはまんまそれである
「おいでー!」
属性:光 消費MP:16/31/64 - 禁断のひつぎから放たれる光が敵を葬る
棺と言うより墓石のようなものを足下に召喚して攻撃する。このロリコンどもめ!
ヒュルルーと同じ周囲攻撃系の能力。光属性なのでアンデッドに強く便利なのだが、後期習得の分成長も遅いとあって実用的かと問われるとちょっと難しいところである。
ゲーム中盤では以下6種の特殊能力から2種類を選んで追加で使用することが可能になる。習得できる能力はちょこのレベルアップにより増えていき、また選び直すことも可能である[3]。
ちょこ本来の能力ではないため発動時のかけ声はない。
なんと上級攻撃魔法が多数を占める超攻撃的なラインナップである。魔力が高いちょことはどれも相性が良く、オリジナルの能力より燃費が良い上に最初から広範囲のレベル2まで使えると至れり尽くせりである。
わけても、やはり光属性のスーパーノヴァが強力。追加できるまでにはそれなりに長い道のりがあるが、その苦労に見合うだけの価値はあると言えよう。
残念ながら闇属性の攻撃魔法は追加できない。習得レベルを考えればデスを覚えた時点で多くの敵に有効と言えるが、発動が乱数であることや直接ダメージにならない事を考えると正直使えない。最終的にはスーパーノヴァ+それ以外(アースクエイクはやめとこう。長いし)で組み合わせるのがベターと言える。
ちょこの関連イベントは全て本編に絡まないサブイベント扱いなのだが、一つのゲームとして成立するほど多くの関連キャラクターが登場する。
ちょこの父親。料理が得意で、彼が作るハンバーグがちょこの大好物である。
娘の教育については放任主義のようなきらいがあり、トココ村を出て危険な森で遊んだり、果ては海を越えてはるかアララトスの遺跡ダンジョンに潜り込んだことすら咎めないほど。
しかし無事に帰ってくるちょこを温かく迎え入れてくれるので別に愛情がないわけじゃなく、むしろ娘の強さを認め、敢えてそうしている風がある。
以下ネタバレ(反転で見れます)
その正体は魔族の王である魔王セゼクの娘、アクラ・エルヴァス。
ラルゴという剣士がいた。
彼には妻と一人の娘がいた。
彼は小さな村で幸せに暮らしていた。
しかしあるとき戦争が起こった。
彼は家族と別れ、前線へと駆り出された。
やがて戦争も終わり村に帰った彼を待っていたのは、焼き払われた村と、村人達の死体だった。
人間同士がおろかな争いをしている間に、モンスターたちはたくさんの村を襲い、人間を殺していった。
おそらく戦争のきっかけを作ったのもモンスター達の仕業だったのだろう。
自分が剣士でありながら愛する者を守れなかった彼は、己の運命を呪い、モンスターたちを憎いと思い、力がほしいと願った。
そして彼はある魔剣を手に入れた。
人の憎しみを力に変える剣を。
彼はモンスターの住処を見つけては、何百というモンスターを殺して回った。
しかし、強い力と引き換えに彼は次第に人の心を失っていき、もう人間とモンスターの区別もできなくなっていった。
彼の心は完全に、憎しみと殺戮の快感に支配されていたのだから。
どれくらいの時がたったのだろう。気がつくと彼は暗いダンジョンの中にいた。
彼の目の前には玉座に座るその城の主の屍とそれに泣きつく小さな魔族の娘がいた。
おそらく彼はその娘の姿を見て、死んだ娘を思い出したのだろう。
魔剣の魔力から解放された彼は、その魔族の娘にちょこという名をつけ、森の奥の小さな村で暮らすことにした。
その剣士が魔族の力を封じなければ、娘の記憶を与えなければ、悲劇は起きなかっただろう。
ある夏の夜、森に囲まれたこの静かな村へモンスターが襲ってきた。
当時はこのあたりにモンスターが現れることは珍しかったが、このときは違っていた。モンスター達は一人の娘を探していた。
本来ならば彼らの主となる魔族の娘を・・・。
村人はほとんど戦の経験もなく、あっという間に半分近い村人が殺された。
モンスター達は、夜が明けるまでに娘を差し出さなければ残りの村人も殺すといって村を包囲していた。
村人達にとって、生き残る道は娘を差し出すことしかなかった。
生き残った村人は、その恐怖から、すべての不幸の原因を不思議な力を持つ一人の娘のせいにした。
娘は逃げた。
やがて娘は走り疲れ、村人に捕まった。
そして、村人のオノが娘に振り下ろされた時、狼のシルバが身代わりになってくれた。
そして娘は力を解放した。村は一瞬で光に包まれ、村人もモンスターもみんな消えてしまった。
そして娘は泣いた。
誰もいない村の中でずっと泣いた。
父さまも、シルバも村のみんなも死んだのだから。
村も、村人達もはるか昔に滅んでいた。
娘が滅ぼした。
力を取り戻した娘はその力で幻の村を作り上げた。死人たちの魂をスライムを器として保存し、幻覚によって人の姿を与えた。
それがトココ村の正体である。何百年もの間ずっと同じときの中をさまよう・・・。
そして娘は自分の力を恐れその力と忌まわしい記憶を封印した。
アークIからのコンバートを行い、これら全てのイベントを終えると、ちょこが自分の全てを取り戻し、「かくせい」を覚える。これを戦闘中に使用することによって真の姿へ変身することができる。
「アークザラッド」「アークザラッド2」でさがしてほしいのー
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/13(土) 10:00
最終更新:2025/12/13(土) 09:00
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