やまじシスターズとは (ヤマジシスターズとは) [単語記事]

やまじシスターズとは，和歌山県有田郡湯浅町にある醤油の蔵元「やまじゆあさしょうゆ」こと小原久吉商店（おはらひさきちしょうてん）のマスコットキャラクターである。

概要

湯浅町は醤油発祥地として知られ，その名を冠した「湯浅醤油」は800年の由緒正しき伝統を持つ。現在も複数の蔵元によって湯浅醤油は作られており，その老舗のひとつが「小原久吉商店」である（2008年に，和歌山県100年企業表彰を受賞した）。

現当主の八代目いわく，「良い商品を活かすため（←ここ大事^ ^）には，マスコットが必要。かわいい女の子以外ありえない（←もっと大事＞＜）」と社内を説得して企画をし，イラストレーターの玖珂つかさによって描かれ，2005年に登場したのが「みったん」である。後に姉妹キャラクターが加わり，女の子4人組の「やまじシスターズ」が誕生した。

当初，「ご乱心か？」と言われた八代目のチャレンジ。口コミと地道なプロモーション活動が功を奏し，やまじシスターズの知名度と人気が徐々に上がってきた。「『良い商品』と『かわいい女の子』の二人三脚の結果がこれだよ」（意訳：商品の良さを理解した上で，キャラクターを可愛がってくれているお客さんが増えた。by八代目）。それら伝統の醤油や味噌などの「良い商品」（美味い）は，どうみても醤油屋の斜め上をいっているオリジナル商品「とれたてみったん」シリーズと共に，本家のWebサイトでも購入できるので，遠方在住者にも親切設計。（※本業は醤油屋です。）

「『やまじシスターズ』企画を全力全開にて突き進んでいく」という八代目の飽くなき挑戦には，今後も期待したい。ただ，さすがに本業あってのマスコットなので，過去七代にわたって受け継がれてきた伝統の味もしっかりと守っていってほしい。（※本業は醤油屋です。大事なことなので二回言いました。）

加えて，「八」という数字は，昔から「末広がり」といって縁起のいい数字といわれてる。これにあやかって，お店の発展とやまじシスターズの活躍を心から祈る次第である。

ところで，2009年3月26日，本家ブログとネットラジオ『美佳子＠ぱよぱよ』にて，声優の高橋美佳子（愛称：みったん，ぱよ）とのコラボーレーションが発表された。みったんとみったんのコラボ。醤油屋と声優という前例のないタッグ。プロの犯行共犯。っていうか，八代目も高橋さんも何やってんすか。さらに，同年7月発売のメガミマガジン・クリエイターズvol16にて，次号vol17からイラストストーリのが連載が始まると発表された。

ちなみに，公式ブログでは，「やまじシスターズに関するご意見募集中。何かあればお気軽にどうぞ」とのこと。もしかしたら，投稿者の意見が採用されるかもしれない？

名前	イメージ	設定など
みったん	みかん・柑橘類（とれたてみったん）	素朴で天真爛漫。お店の顔であり，「とれたてみったん」シリーズのイメージキャラクター。よく見るとあの子に似てい・・・おや，誰か来たようだ。
やまじちゃん	醤油・味噌（本業商品）	文武両道。しっかりもので姉御肌。2番目の登場であるが，名前の通り，本業商品担当でやまじシスターズの「リーダー」。
和歌ちゃん	めいどいん和歌山（和歌山産品）	おっとりで優しい。当初はメイド姿だったが，社内事情で町娘の姿に。後に，カッパ，ネコ耳，セーラー服，（どさくさに紛れて）メイド服と，コスプレ担当？
宮ちゃん	巫女さん（ゆあさいだぁ）	験担ぎ担当。掃除好き，浮世離れ気味。トップシークレットで企画されたので，「隠し子？」と言われたことも。