アマチュア無線とは (アマチュアムセンとは) [単語記事]

専門家（無線技士）ではない人物が執筆しています。あくまでたたき台として立てた記事であるため、信憑性は保証できません。専門家による改版を強く望みます。

アマチュア無線とは、営利を伴わない範囲で市民同士が対話に興じるための無線通信のことである。ハムとも呼ばれる。

概要

トランシーバー（無線機）と呼ばれる機器を用いるため、基本的には片方向通信（半二重）で会話に臨むものであり、これがパブリックイメージとして浸透している。
かつて日本国内で隆盛を極めたコミュニケーションツールの一つであり、「趣味の王様」とまで呼ばれ秋葉原の市場を席巻した。携帯電話およびブロードバンド環境の爆発的な普及によりアドバンテージが大きく奪われ、利用者数は年々減少傾向にある。

無線LANやラジコンとは比較にならないほどの強い出力で電波を発信するため、周囲への悪影響（妨害電波等）を及ぼすリスクが高い。このため利用者には無線工学・電波工学・総務省が定める法令に関する最低限のリテラシーを備えていることが要求され、これを担保するために免許制を採用している。

免許には国家試験をパス（例外あり）することで無線通信を行う（運用する）資格を得る無線従事者免許（免許証・生涯有効）と、無線機を設置して無線局を開局する資格を得る無線局免許（免許状・5年更新）とがある。無線通信を行う際にはどちらも必須であるが、従事者免許のみを持っていて自分で局免許を持っていない場合でも、社団局（クラブ局。例えば大学などのアマチュア無線部）の構成員となることによって社団局の局免許と無線設備を使って（電力や周波数帯などが本人の従事者免許で許された範囲に限り）クラブコールサインで交信（運用）することもできる。

無線従事者免許については、利用可能な周波数帯や出力の上限に応じて4つの等級に分けらており、国家試験の難易度もそれに比例する。