サクサクルース(Cxaxukluth, Ksaksa-Kluth)とは、クトゥルフ神話における神の名前である。
サクサクルースは自発的な核分裂によって生じたアザトース(Azathoth)の息子か子孫である外なる神である。
フジウルクォイグムンズハー(Hziulquoigmnzhah)やギズグス(Ghisguth)の親であり、ツァトゥグァ(Tsathoggua)の祖父に当たる神性であるとされている。
サクサクルースはユゴス(Yuggoth)で子孫たちと暮らしていたが、子孫たちはサクサクルースの共食い欲があまりにも酷かったために去っていったという。
エイボン(Eibon)によればサクサクルースは両性具有の存在であり、男性の側面をナグ(Nug)、女性の側面をイェブ(Yeb)とし、〈無数の両性具有を望むもの〉とも呼ばれている。
そうなるとサクサクルースは様々な神性の父親と呼べる存在なのかもしれない。
当初のラヴクラフトの設定ではアザトースが産んだヨグ=ソトース(Yog-Sothoth)とシュブ=ニグラス(Shub-Niggurath)の子供がナグとイェブであった。ナグはクトゥルフ(Cthulhu)やカソグサ(Kassogtha)の父、イェブはツァトゥグァの父なのだから不思議な感じがして楽しいかもしれない。
もう一つの考えとして、ナグとイェブという名前はハイパーボリア(Hyperboria)だけの名前であり、それはサクサクルースとパトマック(Ptmâk)であるという推測もされている。
サクサクルースは『エイボンの書』彼に捧げる詩が記されている。
『サクサクルースの懇願/The Supplication of Cxaxukluth』(ロバート・M・プライス著)
これは別の話だが、とても美味しそうな名前である。
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最終更新:2025/12/13(土) 02:00
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