サロゲートペア(surrogate pair)とは、Unicodeで符号化に用いられる手法の一つである。
サロゲートは代用品の意で、基本多言語平面(Basic Multilingual Plane)中の未割当領域にある符号アドレス2つを一対としてその埒外にある符号アドレスを指定するためにそう呼ばれている。
UTF-16においてアドレス領域は下記の区間が設けられている。
U+D800 - U+DBFF: 上位サロゲート
U+DC00 - U+DFFF: 下位サロゲート
これら2つの区間からそれぞれ抽出したアドレスの組合わせによって最大で約百万パターンを収録可能となる。
例えば先頭アドレスの組となるD800DC00には線文字Bの一つである LINEAR B SYLLABLE B008 A[𐀀]が割当てられている。
日本語の難読漢字もこのサロゲートペアを用いて収録しているものがあり、𩸽ほっけ(D860DE77)、𩹉とびうお(D867DE49)などがここに収められている。
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最終更新:2025/12/13(土) 07:00
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