ドラゴンクエストIII そして伝説へ… 単語


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ドラゴンクエストIII そして伝説へ…とは、エニックス(現スクウェア・エニックス)よりファミリーコンピュータで発売されたRPGである。略称はDQ3・ドラクエ3。
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ドラゴンクエストIII そして伝説へ…
Dragon Warrior III
基本情報
ジャンル ロールプレイングゲーム
対応機種 ファミリーコンピュータ
スーパーファミコン
ゲームボーイカラー
PlayStation 4
ニンテンドー3DS
Nintendo Switch
開発元 チュンソフト
発売元 エニックス(現スクウェア・エニックス)
発売日 1988年2月10日
価格 5,900円(税抜)
その他 北米版のタイトルは『Dragon Warrior III』。
ゲームソフトテンプレート

概要

ドラゴンクエストシリーズの第3作。ロト三部作(ロト編)の3作目。1988年2月10日にFCで発売された。

当時の日本中の国民を巻き込んだ社会現象ゲーム。発売当時にはお店の前に行列ができ、ゲームを買うことが出来なかった子供が傷害事件を起こすなどマスコミに取り上げられたほどの人気作。

普段コンピュータゲームを遊ばないお父さん世代まで、ゲームに夢中になった。まだコンピュータRPGという遊びが日本に浸透しきっていなかっただけに多方面に衝撃を与えることになった。

当時のゲーム雑誌でもこのゲームの話題が持ちきりであり、インターネットの存在しない当時の子供達の間は終始ドラクエの攻略の話題が中心。

ストーリー

16歳の誕生日、主人公(あなた)は母に朝起こされることから物語は始まる…。
父・オルテガが果たせなかった魔王バラモス打倒を王に誓い仲間と出会い旅をする。
辺境の島国アリアハンを旅立ち、そして主人公(あなた)は勇者になる。

特徴

DQ2までは仲間が3人だったのに対し、今回は仲間が4人に増加。主人公は「勇者」と言う特殊職業についているが、他のメンバーはアリアハンの「ルイーダの酒場」でキャラクターメイキングを行い、職業、性別、名前等を自由に決める事が出来る。

ドラクエとしては初のキャラクターメイキングや転職システム、そしてバッテリーバックアップによるセーブ方式(冒険の書)が導入された。それまでのドラクエでは状態を記録するのに紙とペンを使う必要があったのだが今回でそれは解消された形になる。
 主人公以外のキャラクターは、レベルが20に到達するとダーマ神殿で「転職」を行う事が可能となり、ある程度の能力・覚えた呪文(SFC版では特技も)を引き継いで新たな職業に就く事が出来る。ただし、レベルは1に戻る。

ルイーダの酒場で選択できる職業は「戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、商人、遊び人(SFC版では盗賊が追加)」。
この他、酒場では選択できない隠し職業として「賢者」が存在。魔法使いと僧侶の魔法双方をすべて覚えることが出来るが、特定の条件を満たさなければ転職できない上に成長が遅い。

呪文数は大幅に追加されたと同時に体系化・整理され、現在におけるドラクエシリーズの基礎を作ったと言える。
メラ系、デイン系等は本作が初登場。

これらの要素により、物語開始時からエンディングまで、自由なパーティ編成で冒険を楽しむ事が出来るのが本作最大の特徴である。

FC版はシリーズ中唯一タイトル画面・デモが存在せず、文字と無音の中でゲームが始まる。
容量がガチで足りなかったゆえ、町やイベントをまるごと削るかタイトル画面を削るかの選択で、結局後者が選ばれたせいである。

日本において、いわゆる「魔王を倒す為に勇者が仲間と冒険の旅に出る」と言うRPGのテンプレを作り上げたタイトルと言っても過言ではなく、ドラクエの名前とイメージを定着させたシリーズ代表作とも言える作品(厳密に言うと、他のDQシリーズは「魔王」を倒す為に「勇者」が冒険の旅に出る作品は無い。DQ1の敵は「竜王」だったし、DQ2は悪の大神官の軍勢であったし)。

その知名度と印象の強さから、数々のパロディやオマージュの元ネタにもなっている。

極めて高い自由度から、ドラクエシリーズとしては縛りプレイに向いているタイトルにあたり、ニコニコ動画においても数々のプレイ動画が投稿されている。

リメイク作品

1996年にはスーパーファミコンでリメイク版が登場し、2000年にはゲームボーイカラーで発売、2009年には携帯電話で登場し、2011年9月15日にドラゴンクエストⅠ、Ⅱと共にWiiで復刻版が発売された。[1]

リメイク作品では、性格システム・すごろく場・小さなメダルなどが導入されている。

また、2017年8月にはニンテンドー3DSでスマホ版(2014年配信開始)をベースにしたものが配信を開始。
本作の配信により、ニンテンドーDS版のDQ4~DQ6、DQ9を含めればニンテンドー3DSだけですべてのナンバリングタイトルが遊べるようになった。

さらに2021年5月27日のドラゴンクエスト35周年記念放送にて「オクトパストラベラー」などで使用された「HD−2D」での再リメイクが決定された。2024年6月18日のニンテンドーダイレクトにて、HD-2Dリメイクの発売日が2024年11月14日に決定したことが発表された。また、2度目の情報解禁となる8月27日のニンダイで新職業となる「まもの使い」(VIリメイクの「まものマスター」ではない)の追加が発表されており、モンスターを活躍させる新要素、さらに「特技」の実装も確定している。まもの使いは実装に当たりIII90年代あたりの鳥山明風の新ビジュアルが書き起こされている。

世界

上の世界

城町村 ダンジョン その他
  • アリアハン
  • レーベ
  • ロマリア
  • カザーブ
  • ノアニール
  • エルフの隠れ里
  • アッサラーム
  • イシス
  • ポルトガ
  • バハラタ
  • ダーマの神殿
  • ムオルの村
  • テドンの村
  • ランシール
  • エジンベア
  • スー
  • ジパング
  • サマンオサ
  • ○○○○バーク
  • 竜の女王の城
  • 岬の洞窟
  • ナジミの塔
  • いざないの洞窟
  • シャンパーニの塔
  • ノアニール西の洞窟
  • ピラミッド
  • バハラタ東の洞窟
  • ガルナの塔
  • アープの塔
  • ジパングの洞窟
  • 地球のへそ
  • サマンオサ南の洞窟
  • 幽霊船
  • ネクロゴンドの洞窟
  • バラモスの城
  • ギアガの大穴
  • ロマリアの関所
  • ポルトガの灯台
  • 海賊の家
  • グリンラッドの老人の家
  • ほこらの牢獄
  • ネクロゴントのほこら
  • レイアムランドのほこら

下の世界(アレフガルド)

城町村 ダンジョン その他
  • ラダトーム
  • マイラ
  • リムルダール
  • ドムドーラ
  • メルキド
  • ロトの洞窟(魔王の爪痕)
  • 岩山の洞窟
  • 沼地の洞窟
  • ルビスの塔
  • ゾーマの城
  • ラダトーム西の港
  • ガライの家
  • 精霊のほこら
  • 聖なるほこら

ニコニコ大百科に記事のある登場モンスター

ボスモンスター(登場順)

  • カンダタ
  • カンダタこぶん
  • やまたのおろち
  • ボストロール
  • バラモス
  • バラモスゾンビ
  • ゾーマ…本作のラスボス
  • しんりゅう…本作の裏ボス

初登場の雑魚モンスター(50音順)

  • アカイライ
  • あばれザル
  • あやしいかげ
  • アルミラージ
  • アントベア
  • うごくせきぞう
  • おおがらす
  • おどるほうせき
  • おばけキノコ
  • がいこつけんし
  • ガメゴン
  • ギズモ
  • きめんどうし
  • キャタピラー
  • クラーゴン
  • ぐんたいガニ
  • ごうけつぐま
  • さそりばち
  • サタンパピー
  • さまようよろい
  • スカルゴン
  • スライムつむり
  • だいおうイカ
  • ばくだんいわ
  • ひとくいばこ
  • フロッガー
  • ベビーサタン
  • ヘルコンドル
  • マーマン
  • マクロベータ
  • マリンスライム
  • ミミック
  • メタルハンド
  • ライオンヘッド
  • わらいぶくろ

記事のあるBGM

  • 冒険の旅
  • ピラミッド(ドラゴンクエスト)
  • おおぞらをとぶ
  • 勇者の挑戦
  • そして伝説へ

関連動画

β時代の英雄。→まつもとを参照

TASさんによる日本語版ドラクエ3

ぺけぽこ氏のRTA

ドラクエ3が元ネタのパロディーやMADや小説

ドラクエ3の音楽を使った動画

実況プレイ等

ファンタジー北島系

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外部リンク

関連項目

  • ドラゴンクエスト関連用語の一覧
  • オルテガ
  • ロト(ドラゴンクエスト)
  • アッサラーム商法
  • ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章
  • こなたとかがみのドラゴンクエスト
  • 僧侶の日記
  • マダイの大冒険
  • 勇者の代わりにバラモス倒しに行くことになった
  • 女商人一人旅
  • まつもと

ドラゴンクエストシリーズ
ナンバリング作品 I / II(悪霊の神々) / III(そして伝説へ…)
IV(導かれし者たち) / V(天空の花嫁) / VI(幻の大地)
VII(エデンの戦士たち) / VIII(空と海と大地と呪われし姫君) / IX(星空の守り人)
X(オンライン) X(オフライン) / XI(過ぎ去りし時を求めて)
XII(選ばれし運命の炎)

脚注

  1. *http://www.dragonquest.jp/25th/dq123/
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