ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて 単語

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ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めてとは、スクウェア・エニックスより2017年7月29日に発売のRPGである。対応機種はプレイステーション4ニンテンドー3DS

Nintendo Switch版では「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」というタイトル2019年9月27日に発売された。
その後2020年12月4日にS版がSteamXboxPS移植された

概要

ドラゴンクエストシリーズ第11作

本作は、オンラインゲームだった前作『DQ10』から一転、再びスタンドアローンの一人用RPGとなる。プラットフォームは、前作から引き続き「据え置きハード携帯ハードでのマルチ発売」制を採用しており、プレイステーション4(以下PS4)、ニンテンドー3DS(以下3DS)、およびNintendo Switchラインナップされている。ただし『DQ10』は当初Wii版のみが発売され、後からの他ハード移植マルチ展開を取ったため、最初からマルチラットフォームを採用するのはDQシリーズ本編では初めてとなる。

開発は、こちらも前作に続きスクウェア・エニックスの内製となるが、PS4版ではオルカ3DS版ではトイロジックが開発協力に加わっている。

PS4版3DS版では展開されるストーリーキャラクター要なシステムこそ同一ではあるものの、グラフィックPS43DSで全く違うものを使っており、さらに独自要素がゲーム全域にを与えているためか戦闘バランスアイテムの位置等細部の調整もかなりの違いがあり、例えていうならドラクエ原作3DSPS4向けにそれぞれリメイクしたほどの差異がある。
Nintendo Switch版の詳細については、後発であることは発表されていたが、2018年9月23日に「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」という名称で開発を進めていることが明らかになった。なおSとはスペシャルSwitchの他に「しゃべる」という意味もあると堀井雄二が明かした。

ドラゴンクエスト30周年を意識して、過ぎ去りし時を求めてというタイトルになった。
過去作のパロディオマージュが非常に多いため、興味が湧いた人は過ぎ去りし作品をめてはいかがだろうか。

ストーリー

どこからか拾われ、おだやかな「イシの村」で育った主人公
16歳になり成人の儀式を終えた主人公は、そこで自分が世界を救う使命を負った「勇者」の生まれ変わりであることを知る。
勇者とは何なのか、使命とは何なのかを知るため、故郷から旅立つ。

世界最大の大デルカダールの王のもとへ行けば全てが解る」というの言葉をもとに、主人公は王のもとを訪れる。
しかし、王は語り出した内容はまさかのものだった。「勇者とは、悪魔の子である」というのだ。

王の言葉に反応し、駆けつける兵士、そして突き付けられる
一転して追われる身となった主人公は、冒険の旅に出る。「勇者」とは何なのかを知るために…

ゲームシステム(共通)

スキルパネル

今作のスキル成長システム
さまざまなスキルが書かれた6形のパネルが敷き詰められており(種類や配置はキャラによって異なる)、パネルを選んでLvUPの際に貰えるスキルポイントを消費してスキルを習得する。初めは中央のパネルに隣接する数個だけしか選べないが、1つのスキルを習得する毎に隣接するパネルスキルが習得可になり、習得可スキルが徐々に増えていく。
なお、序盤ではカミュスキルネルの両端が封印されているが全キャラがこれに相当するものを持っており、各々の条件を満たすことで解禁される。

スキルポイント物語中盤から振り直しが可となる。これを利用することで一部のキャラは中央のパネル無視したスキル振りを行うことができる。

ゾーン

戦闘時に条件を満たすと「ゾーン」に突入し、しばらくの間力がアップする。

この他ゾーンに突入すると特殊な技「れんけい」が可となる。
詳細はれんけい技を参照

キャンプ

これまでのセーブポイントと言えばや町にある教会だけだったが、今作ではフィールド上にも女神像が存在し(たき火のある場所が印)そこでキャンプしてセーブ回復が可となっている。女神像があるから魔物がよりつかず、それ故にキャンプができるというわけである

その他にも、旅の商人からアイテムを買って補充したり、ふしぎな鍛冶(後述)を行うこともできる。

ふしぎな鍛冶

魔物素材やら鉱石やらを素材に装備を作り出すシステム

鍛冶を行うには「作る装備のレシピ」と「素材」が必要。
作成の際は加熱した素材を適切な値になるまでくというDQ10鍛冶とほぼ同様のミニゲームが行われ、良い成績を出せば装備に+がつき通常よりも少し高い性の装備になる。攻撃や守備は精々3割程度の強化だがMPの自動回復量や状態異常耐性など一部の特殊効果は2倍3倍の差が出るものもある。
鍛冶とは言いつつ本来鍛造可でない金属を鍛造したり4000℃を超る温度に加熱する程度はまだ序の口、木製品や革製品、果ては書物までどんなものでも同様の手順で作る・打ち直すことができる。大変不思議である。

鍛冶に成功する度に「うちなおしの宝珠」と言うものが手に入り、これを装備ごとに決まった個数使用することで一回作った装備や買ってきた装備でもミニゲームをやり直すことができ、成功すればよりよい装備に作り直すことができる。失敗してもうちなおしの宝珠が駄になるだけで装備が劣化したり材料が失われたりすることはない。
宝珠は特定箇所で購入することもできる。

その他

各バージョンの特徴

PS4版

PS4の性unreal engine 4の表現力を使用したグラフィックが最大の特徴。
リアルケールフィールド上をキャラクターが動くタイプの、『DQ8』『DQ10』の正統進化と言える形となっている。PS4の性で表現された美しい世界を駆け巡る。また、ジャンプ障害物を飛び越えることもできる。

また、戦闘ではDQ9以前の事前コマンド入力方式でなく、キャラクターターンが来た時にコマンド入力ができる形式になっている。

ボウガン

ボウガン射撃し、離れた敵をおびきよせられる。また各地のフィールドに隠された的を探し出して射貫く「ボウガンアドベンチャー」というミニゲームプレイできる。

マジックスロット(マジスロ)

カジノで通常のスロットに加え、パチスロならぬマジスロで遊ぶことが可

オートセーブ

通常の冒険の書とは別オートセーブデータが存在。エリアの移動時など特定タイミング更新されるようになっており、不測の事態が起きてもオートセーブの時点から再開することができる。

仲間について

移動時に表示されるのは常に主人公のみであり、これはバトルメンバー主人公がいない場合でも変わらない。

仲間との会話に関しては、DQ8同様に「なかま」コマンドを選ぶと仲間達のグラフィックが表示され、一人一人に話しかける形式。話している相手の様々なアクションを見られる。

快適なプレイ環境のための諸々

3DS版

2Dモード3Dモードの2つのモード自由に切り替えることができる。
 3Dモードでは『3DSDQ7』『DQMJ』のようなデフォルメしたキャラクターによる3Dモード
 2DモードSFC前期を思い出させる2Dドットによるモードである。
もしもDQSFCのそのままの方向性で進化しつづけていたら?」という別の意味で正統進化と言える形となっている。ごく序盤のみ2つの画面を同期させて同時に進行するが、物語の進行によってどちらにするか選択することになり下画面は地図になる。

この差はただの見ただけにとどまらず、エンカウント方式がシンボル3Dモード)かランダム(2Dモード)かと言う差異があり、2Dモードでのみ進入できる「かくれスポット」のような場所も存在する。

仲間について

移動時もバトルメンバー全員が表示されるが、並び順に関係なく常に主人公が先頭に表示される。バトルメンバー主人公がいない場合は、5人が表示されることに。仲間との会話は「はなす」コマンドで行う形式。バトルメンバーに編成されていない仲間の話も聞ける。

プレイアビリティ

3DS特性ロード時間がほぼゼロのため、快適にプレイ
オートセーブはないが「中断の書」がセーブデータとは別で一つ存在し、いつでも中断できる。

時渡りの迷宮

DS時代から溜めに溜めた素材と30年のネタを解き放った、3DS版限定の大サービス
時の行く末を見守り、勇者たちの記録である「冒険の書」を守っているヨッチ族から頼まれる、過去ドラクエに係わる冒険。大きく分けて2つの要素から成り立っている。

一つは、時渡りの迷宮ヨッチ族クリアさせて「冒険の合言葉」を手に入れるというもので、やること自体は3DSの内蔵ソフトすれちがい伝説」に較的近い。
ヨッチ族本編フィールド上にランダムで登場するのでそれで集めることができ、あつめヨッチ族のうち気に入った一体を「おでかけヨッチ」としてをすれちがい通信で配布することができる。

そして、「冒険の合言葉」を手に入れると「冒険の書」の中の過去の作品の世界にちょっとだけ行くことができる。過去作品のグラフィック音楽原作過去リメイク作品を再現してあり、シリーズファンの人も、レトロゲーム自体に縁がない最近の人にも歴史が感じられるつくりとなっている。
その過去作品の世界では、該当作品の本編外の時間軸で「ちょっとした問題」が起こっておりそれを解決するというクエストで遊ぶことができる。
歴代の登場人物や11の仲間たちの様々な反応が見られるほか、一部にはそれなりの大きさのダンジョンがあるものや強敵が出現するものなどもあり、かなり盛りだくさんの内容となっている。

Switch版

2019年9月27日に「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S」というタイトルで発売。

簡単に言えばPS4版ベースに、3DS版の要素をねじ込み、さらに追加要素を加えたもの」である。
キャラクターが付いた他、フィールド上で主人公の他にも仲間が表示され会話可オーケストラの追加、各キャラクター主人公となるサイドストーリーなど、様々な新要素が追加されている。

2Dモードps4ベースにした3Dモードの切り替え、の有りし、シンセサイザーオーケストラを設定で選択できる。更に戦闘では高速化機の選択も出来る、他にもおしゃれ装備の固定、フォトモードなどかなりの数の要素追加、改良がある。

3Ⅾモードと2Ⅾモードの切り替え

PS4版3Dモード3DSベースの2Dモードを切り替えられるようになっている。
結構な無茶移植だったらしく切り替え時にセーブが必要となる、またふっかつのじゅもんと同様切り替えの際にわずかにシナリオが巻き戻ることがある、またこの際に「シナリオを巻き戻す」ことができる。

バトル時もPS4と同様にコマンドを逐次入力するタイプになっている。

時渡りの迷宮

3DS版から何とか移植したファンサービス要素。
すれちがいが必要で面倒であった時渡りの迷宮止され、フィールドにいるヨッチ族に話しかけることで合言葉がもらえるようになった。隠れているというわけでもなく、ヨッチ族の「だいたいの位置」は教えてもらえる。

ヨッチ及び冒険の書世界は使いまわし故に再現できた3DS版から改められ、FC作品も含め全編2Dモードと同じタイプドットで作り直されている。3DS限定のアイテムなどももちろん収録。

プレイアビリティ
しばりプレイの追加

さらなるしばりプレイがいくつか追加された。
特筆すべきものとしては「すべての敵が強い」で、所謂ハードモードでありしばりプレイと言いつつ通常の縛りプレイでは不可能なものである。また、「町の人にをつかれる」というネタ系のものもある。
どちらもPS43DSプレイしたプレイヤー向けか。
有志いわく、「すべての敵が強い」「主人公がやられたら全滅」「防具を装備できない」の3つをつけると、FCドラクエ2と同じくらいの難易度になるらしい。

その他

登場人物

声優Nintendo Switch版のみ

パーティーキャラクター

その他

モンスター

初登場の雑魚モンスター(50音順)

ボスモンスター

地理

ロトゼタシアを参照

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関連コミュニティ

関連項目


ドラゴンクエストシリーズ
ナンバリング作品 I / II(悪霊の神々) / III(そして伝説へ…)
IV(導かれし者たち) / V(天空の花嫁) / VI(幻の大地)
VII(エデンの戦士たち) / VIII(空と海と大地と呪われし姫君) / IX(星空の守り人)
X(目覚めし五つの種族) / XI(過ぎ去りし時を求めて) / XII(選ばれし運命の炎)

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