ファーミングシミュレーター15とは、Giants Softwareの農業シミュレーションゲーム。ファーミングシミュレーターシリーズの最新作となる。略称はFS15(英)またはLS15(独)。
| 制作 | GIANTS SOFTWARE |
| ジャンル | シミュレーションゲーム (農作業・農場経営シミュレーション) |
| 価格 | 未定 (Amazon、PC輸入版) |
| \3,299 (Steam、定価) |
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| プラットフォーム | PC PS4 / PS3 Xbox One / Xbox 360 |
| 販売形態 | パッケージ / ダウンロード |
| 発売 | 2014年10月30日 |
様々な農業機械を駆使して作物を育てお金を稼いでいく「誰得・俺得シミュレーター」のPC版第4弾。
本作の特徴は、従来はMDO導入でのみ可能だった林業が公式の機能として加わったこと。これによってプレイヤーは畑作、畜産、林業という三種類の農林事業を営むことが可能になった。またその為にチェーンソー、林業用ハーベスター、木材運搬車、ウッドチッパーなど、林業関係の機械が新たに加えられている。
グラフィックは従来よりも進化し、標準農機のディティールが細かくなった他、車体の汚れや耕作時に土が掘り返されるグラフィックエフェクトが導入された。汚れとエフェクトも従来はMODで再現されていたもので、前者が加えられたことでケルヒャーの洗浄機がツールとして加えられた。
機械のメーカー/ブランドの新規追加は、ニューホランドやFliegl、PONSSE、ケルヒャーなど。Fendtはいつ戻ってくるんだぜ?。
本作では北欧編とアメリカ編の二つが用意されており、それぞれ北東とアメリカをモデルにしたマップが用意されている。
アルベルトは、かつて自動車メーカーで働いていた。だが彼が就職してまもなく、親会社であるアメリカの自動車メーカーが経営危機に陥り、競争力の低かったアルベルトのメーカーは捨て値で売却されてしまう。その後は何度も経営再建が試みられたが、結局は全て失敗に終わり、アルベルトは失業者になった。
国の再チャレンジ制度を利用して営農することに決めたアルベルトは、とある田舎町に居を構え、第二の人生をスタートさせようとしていた。
ジャック・シンプソン。彼は実に奇妙な人生を歩んできた。
農業が主要産業である田舎町で生まれ育った彼は、大都会に憧れニューヨーク市立大学に進学した。彼がクィーンズでの新生活を始めた直後、911テロが発生し、ジャックはテロリストと戦う決意をする。大学を休学して陸軍に入隊した彼は、陸軍第173空挺旅団に配属。アフガニスタンへ派遣された。だが戦闘が始まって2日目の早朝、彼の分隊は偵察中に攻撃を受けた。激しい銃撃戦のなか、ジャックは瀕死の重傷を負ってしまう。後送されたもののアフガンの医療部隊では手に負えないことがわかり、本国へ後送されて治療を受けることになった。軍病院に入院し命は取り留めたものの、リハビリが必要であることが分かる。軍から医療給付と医療支援を受けながらも、ジャックはパープルハートと共に名誉除隊となった。
本国へ戻ってからはリハビリをしつつ、並行して復学した大学で学問を修める日々を送る。体調もなんとか元に戻り無事に卒業。インターン時代から就職先にと決めていた、ニューヨークの中堅広告代理店で働き始めた。それから間もない2008年9月、リーマンショックが発生。彼の会社は翌年に倒産してしまう。時代に翻弄され、行き場を失くしたジャック。マンハッタンで失業者支援事業で清掃活動を送りながら、摩天楼の奥で霞む灰色の空を拝んだ。
「このままニューヨークにいても仕方がない」。そう悟ったジャックは故郷の田舎町に帰ってきた。かつて忌み嫌ったこの地で、ジャックは農民としての新たな人生を歩み始めた。
ファーミングシミュレーターと言えばMODである。このシリーズは、MODの優れたアイデアは後に公式に取り入れてきた。FS15も前作までに製作されたMODのアイデアを取り入れ、公式の仕様として使うことができる。
本作で取り入れられたMODのアイデアは以下の通り。
| 林業 |
木を伐採し、木材やウッドチップを生産するもの。与作は木を切る。 フィールド内にある林に出向き伐採。それを丸木のままか、ウッドチップに加工して販売する。 使用する機械は以下の通り。
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| 演出効果 | 自車のタイヤ痕、ハーベスターのカッターに吸い込まれていく作物、プラウ耕作時に掘り返される土などが追加され、グラフィックがよりリアルになった。 |
| 車体の汚れ | 車両が泥や埃で汚れていくもの。これにより、何人たりとも俺の前は走らせないトラクターは、リアルに汚れるようになった。洗車することも可能で、ケルヒャーの温水高圧洗浄機がツールとして用意されている。 ジャパネットじゃないから、クリーナー購入時の金利手数料は負担してくれないと思う。 |
| バックミラー | 車両のバックミラーが使用できるもの。ドライバー視点で車両を運転する時は重宝するはず。視野角が狭い気がするが、無いよりは遥かに良い。設定で無効にすることも可能。 プレイヤーによっては、見たくも無いミラーに泣いたお前がよろしくチューニングだろう。 |
| 計器類 | 運転席の計器類が動くようになった。 |
| クルーズ コントロール |
クルーズコントロールは任意の速度を設定できるようになった。従来のものは1~4のキーに予め決まった速度が割り振られており、使い勝手の面では難があった。本作では3キーがクルーズコントロールのスイッチ、1が設定速度を下げる、2で上げる。 回転数設定ではなく飽くまでスピード設定であり、トラクター名人である会津のサトちゃんのテクは使えない。まぁそこまで細かくはシミュレートされてないのだが。 |
| ウィンカー | ウィンカーが使えるようになった。テンキーの1が左、2が右、3がハザードになっている。キャンセラーがついてないので、ハンドルが中立になっても止まらず、もう一度キーを押して手動で止めなければいけないのがちょっと不満。 |
| スラリー関連 |
スラリー(液体堆肥)の中継用コンテナと、輸送用タンカーが追加された。 コンテナは圃場の近くまでトラクターで牽引して設置。そこに輸送用タンカーでスラリーを運び補充しておくことで、 散布用タンカーはここから補充できる。イチイチ農場まで戻って補充する必要がないのである。 実際の農業では農場とコンテナの間でピストン輸送が行われ、散布用タンカーの稼動効率を上げている。 |
| 低床 トレーラー |
重機輸送用の低床トレーラー。このゲームでは主に、大型で速度の出ないハーベスターを輸送するのに用いられる。ビートハーベスターやポテトハーベスターなどを運ぶのに使えるだろう。 また第五輪上の出っ張りの部分には、アタッチメントをおくことができる。例えばテレハンドラーを輸送する場合であれば、あの上にショベルバケットやベールフォークを置いて一緒に運ぶことができる。 「TECTRON 415に、MAXTRON 620もいるぞ!」 ア~アーアーアーア~♪ アーアーア~アーアーア~♪ |
| 輪止め | トレーラー型の作業機は駐車して連結を解除すると、タイヤに輪止めが取り付けられるようになった。 |
マップは基本的にいつもの通りだが、新たな要素が加わった事で施設も増えた。ここでは主な施設を紹介する。
| バイオガスプラント Biogas Plant |
サイレージを嫌気発酵させてバイオガス(生物由来ガス、非おなら)を作る工場。サイレージを売ることが可能。バイオガス製造の副産物としてスラリー(液体堆肥)が作られ、これを引き取って畑にまくことが可能となっている。機械を購入できたら積極的に利用しよう。 |
| 地域熱供給施設 Biomass - Heating Plant |
地域へ暖房熱を供給する施設で、その燃料としてウッドチップを利用しており、これを買い取ってくれる所。 地域熱供給について少し触れておくと。日本人の感覚としては、暖房というのは通常は各戸毎に賄うものである。例えば、家の中に石油ストーブがあり、石油の配管が屋外の石油タンクとつながっていて、ガソリンスタンドのタンクローリーが時々灯油を給油していく・・・という具合。 地域熱供給施設は、地域のストーブと石油タンクの役割を一手に引受け、作った熱を地域の各戸に送り込む施設である。 日本でも見られる類似例でいえば、オフィスビルのボイラーのようなものと言えるだろうか。地下にあるボイラーで作られた蒸気は配管を伝ってビル内を巡り、それが各室にとっての熱源となる。これを地域レベルまで広げたのが、地域熱供給なのである。 |
| 貨物駅 Freight Yard |
貨物列車の駅。ファーミングシミュレーター2009の港並みにケチ臭い。 |
| 穀物エレベーター Grain Elevator |
多分、ホクレンかどこかが持っている穀物貯蔵所。名前のとおり穀物だけを引き受ける場所で、小麦、大麦、菜種、トウモロコシだけ引き取ってくれる。 |
| 海運会社 Shipping Office |
荷物を外洋船を使ってどこかへドナドナしていく会社。ウッドチップとサイレージ以外は引き取ってくれる。昔は港といえばケチだったのに、今では変わったものである。 |
| 運送会社 Transport - Company |
トラックでドナドナの会社。海運会社と同じものを買い取ってくれる。縞々のシャツを来たお兄さんたちが、生き急ぐように走り回って台車スケボーをしているはず。 |
| 製粉所 Windmill |
昔ながらの風車を使った製粉所。穀物のみ買い取る。 |
| 貯木場 Lumberyard |
林業の収穫物である木材を買い取ってくれる所。黄色と黒の枠線で囲まれた所に木材を入れるか、若しくは貯木池に放り込むことでお金を得られる。 ちなみに池に木材を漬ける理由は、①虫を殺すこと ②木の細胞水を抜くこと。水につけることで虫を殺す。さらに細胞の中の水が外に水に緩やかに流れ出すことで、木の変質を防ぐことができ質のいい木材になるのである。 |
| 園芸場 Garden Center |
種や肥料、苗木を売っている場所。前二つは自分の農場でも手に入るので、以前なら園芸場の重要性は低かった。だがFS15では林業が加わったことで、苗木を取り扱う園芸場の重要性は非常に高くなったと言えるだろう。 |
| 農機販売店 Shop |
農業に必要な農機などを取り扱っているお店。自分の町ではこの店しかないので、独占資本である。 |
| 牛牧場 | 地図に牛さんマークで記されている場所。購入した乳牛はそこで飼育され、牛小屋や小規模なバンカーサイロ、スラリータンク、堆肥貯蔵所などもそこに備わる。 |
| 羊牧場 | 地図にユキちゃんのような羊さんマークで記されている場所(ユキちゃんはヤギじゃ…)。羊はここで飼育され、与えられた餌に応じて羊毛を生産していく。 |
| 毛織物工場 | ウールマークで表示されている所。羊毛はここに売ろう。 |
俺の城。すべての富はここから生まれる。農業を営む必要な設備は一通りあるので使いこなしていこう。
| サイロ | 穀物を貯めておく施設。収穫した穀物は投入口に入れて保管し、売却するときは吐出口からティッパーに引き出す。 今回のサイロは今までとは異なる方式になっている。従来は穀物の種類ごとに異なったタンクと吐出口があったが、今回は吐出口は一つのみ。代わりに、穀物を取り出すときにどれを選ぶかをメニューから選択する。 |
| ジャガイモ、テンサイ、ウッドチップの貯蔵所 | サイロとは別に分かれている貯蔵所は、左の三種類を保管するもの。 ジャガイモとテンサイはベルトコンベアの下にティッパーを付けることで取り出せるが、ウッドチップはホイールローダーやテレハンドラーなど、シャベルバケットを取り付けられる機械が必要。この機械でウッドチップを掬い、ティッパーに投入するのである。 |
| 納屋 | 農場敷地内にいくつかある納屋。農機を収納したり、ベールを保管したり、好きに使うがよかろう。 |
| 肥料タンク | 化学肥料を補給できる場所。AMAZONEの機械に肥料を補充するのはここから。 |
| 種子ストック | すのこの上に袋が積まれているのは、播種機に種を補給する場所。 |
| 藁小屋 | 藁は、畜産を始めれば牛舎の寝床として必要になるのだが、それまではさして使い道がない。使い道に困った藁はここに投入することで、端金で換金できる。 |
農家にとって欠かすことのできない生産設備である農機。
今日私たちが知る農業機械は18世紀の後半から19世紀以降に発達したものですが、農業生産を効率的に行う農機具の歴史は紀元前に遡ります。
また人力だけでなく家畜の力を使い、投入するマンパワー以上の生産を行うこともその頃からありまsh…
ブチン
さて。皆は何のためにこのゲームをやるのか。もちろん…
格好いい農機に乗りたいからだよな!!
ということで、このゲームの真の主役は農機である。農機こそが重要であり、プレイヤーは農機を動かす部品でしかない。その口からNOxを吐き出す前に尿素SCRををつけろ。パパがママにAdblueを噴射し、無害な窒素と水蒸気となり排出されたのがお前だ。
FS15の農機で注意しなければいけないことが一つある。それは何かと言えば、今回からはトラクターの出力と、アタッチメントの要求出力の関係がかなり厳しく見られるということ。FS13までであれば割と誤魔化されていたのだが、今回はそういうわけにはいかなくなったのだ。
アタッチメントの要求出力とは何か。実際の農機のデータを引用して説明しよう。
| Power Demand (要求出力) |
155-215kw / 210-290HP |
ソース:Horsch Pronto SW
これが実機の仕様書に書かれているもの。この播種機を使うには、210~290馬力のエンジンを持つトラクターに接続する必要がありますよ、という意味。アタッチメントは、回転力はトラクターのPTOから、油圧は同じく油圧系統から、それぞれ供給を受けて動いている。そしてトラクターのPTOにせよ油圧にせよ、大元の動力源はエンジンである。よってアタッチメントを動かすのに必要なエンジンのパワーが仕様書で指定されているわけだ。
FS15でもこれがシミュレートされており、アタッチメントの購入画面にある仕様書をよく読み、必要な出力を確認しなければならない。出力不足だとエラーメッセージが画面に表示され、アタッチメントを動かすことができないのである。
また、前後にアタッチメントを付ける場合は二つの要求出力を合計しなければならない。例えば、前に要求90馬力のモアコン、後ろに190馬力要求のモアコンをつけると、要求出力は280馬力となる。よってこれ以下のトラクターでは前後いずれかしか動かすことができない、というわけ。
FS15に登場する農機は以下の通り。尚、説明はゲーム標準のものを踏まえて書かれているので、MODにはここに当てはまらないものもある。
| トラクター | |
| トラクター Tractor |
畑を駆ける鋼の野獣。あらゆる作業に用いられる究極の汎用性。畑で惰眠を貪る作物どもを邪神キャピタリズムの生贄とすべく、今日も咆哮を轟かせ粉塵をまきあげる。 |
| セミトラクター Semi-Tractor |
セミトレーラーと連結し荷物を運ぶトラック。ドーリーを使わずともセミトレーラーをそのまま使える。尚、視点を左側に大きく振っても窓から身を乗り出す姿勢にはならないので、後退の時はサイドミラーか三人称視点を使おう。 |
| ハーベスター | |
| コンバイン Combine Harvester |
穀物を刈り取る農村のアークデーモン。その鋭い爪で獲物を刈り取ると、殻を剥ぎ取って大切な部分を剥き出しにし、己の体内に全て溜め込む。しかも、いらない部分は全て捨ててしまうという冷酷さ。 |
| フォレージハーベスター Forage Harvester |
ケンタウロスの使い魔。トウモロコシから牧草までを体内に取り込み、鋭い刃で無残にも切り刻むと瞬く間に吐き出す。これぞまさしく鬼畜の所業。 |
| ウッドハーベスター Wood Harvester |
林の中の戦車。鼻先にチェーンソーをぶら下げ、奴に立ち向かうものを片っ端から切り倒していく。悪いことは言わない、やつの前に立ちはだかるな…。 |
| ポテトハーベスター Potato Harvester |
土の中で安眠しているジャガイモを、顔色ひとつ変えずにほじくり返していく。こいつはきっと、メフィストと契約したに違いない |
| ビートハーベスター Beet Harvester |
↑のやつの兄弟分。こいつの獲物はテンサイだ。テンサイにとっては天災に違いない。 |
| ヘッダー関係 | |
| ヘッダー Header |
着脱可能なカッターで、大麦小麦、菜種に対応したもの。汎用コンバインのヘッダーとしては、最も一般的なものである。作業幅に合わせて複数種あり、適切なものを選んで取り替える。ニューホランドとケースIHの45フィート幅のものは、それ自体に格納式の車輪とトゥーイングバーが備え付けられており、移動時にはこれを展開することで牽引できる。ヘッダートレーラー要らずとは、便利な時代になったものだ。 |
| コーンヘッダー Corn Header |
小柳巡査の相方の頭部、ではない。ヘッダーのうち、トウモロコシの収穫に特化したもの。コンバインでトウモロコシを収穫するにはこれを使わないといけない。 フォレージハーベスターでトウモロコシの収穫に使うのも、一般的にはコーンヘッダーというようだ。ただし汎用コンバインとはそもそも目的が異なる。汎用コンバインのそれがトウモロコシの粒の部分のみを刈り取るのにたいし、フォーレジハーベスターは機械内でトウモロコシを粒も刃も茎も細かく裁断するので。よって、フォレージハーベスターのコーンヘッダーには、汎用コンバインと全く違う形状のものも多い。 |
| ピックアップヘッダー Pickup Header |
フォレージハーベスターで牧草を収穫する際、地面に並んだ牧草を巻き込み機械内に取り込んでいくもの。フォレージワゴンの取り込み口と同じような役割を担っており、構造的にも近いと思う。 |
| ヘッダートレーラー Header Trailer |
ヘッダーを運ぶためのトレーラー。ヘッダーをコンバインに装着したまま走るのは不可能なので、これに積載して輸送する。先述のとおり、45FT幅のものは車輪がついているので、これを使わずとも輸送できる。 |
| 畑作作業 | |
| プラウ Plough |
鍬。土を掘り起こして撹拌し、土壌を整えるための道具。最近のトラクターは技術が進みすぎて、常に一程度の深さで掘り起こしてしまうため、地中にプラウで固められた耕盤層ができてしまうとかなんとか。 |
| カルチベーター Cultivator |
プラウと並び耕耘をする道具のひとつ。 |
| 播種機 Seeder |
畑に種を撒く機械。地面をほじくって種を植えるのでSeeding drillとも呼ばれる。また、空気圧を利用して植えるものはPneumatic Seederとも。大型の作業機は播種の確実性と効率性を重視しているので、最近のは大抵はニューマチックシーダーである。 |
| 作物輸送 | |
| ティッパー Tipper |
ダンプのこと。農業でティッパー(ダンプ)と言えば、ダンプ機能を有する農作物輸送用のトレーラーのことである。 ティッパーには大きく分けて二種類あり、トラクターと直接連結できるセミトレーラー又はフルトレーラーと、セミトラクターと連結するセミトレーラー式のもの。後者を農耕用トラクターで牽引するにはドーリーを使わなければならない。 |
| フォレージワゴン Forage Wagon |
牧草を集める為のトレーラー。前端下部に回転歯のついた取り込み口が有り、これで地面にある牧草を絡め取り、ワゴン内部の荷物室に送る。輸送用の機械ではあるが、収穫機としての機能も兼ね備えたもの。 |
| 木材トレーラー Log Trailer |
木材を運ぶ為のトレーラー。ダンプ機能はない。横からフロンドローダーなどで積載しやすい構造になっている。農耕用トラクターに連結するものは油圧アームがついており、他の作業機を使わずとも直接荷役をすることが可能。欲を言えば、油圧アーム付きのフルトラクター+フルトレーラーも欲しいと思ったり(チラチラ。 |
| 肥料関係 | |
| マニュアスプレッダ Manure Spreader |
牛糞と藁が混ざったものを腐熟させた堆肥を散布する機械。こういうものを産業廃棄物とせず、きちんと肥料として有効利用するのが循環型社会である。 |
| スラリータンカー Slurry Tanker |
牛の屎尿を原材料とする液体肥料を散布、又は輸送するタンクトレーラーで以下同文。 |
| スラリーコンテナ Slurry Container |
スラリーを中継する為のもの。トレーラー型で、トラクターで牽引して運べる。これを圃場近くに設置しておき、スラリータンカーで運んで貯めておく。スラリーの一次集積所が遠い場合に便利。 |
| スプレイヤー Sprayer |
液体化学肥料を圃場にスプレーする機械。アームがグィーンと伸びてバーッと撒く。 |
| スプレッダ Spreader |
ペレット状の肥料を散布するためのもの。 |
| ローダー系 | |
| フロントローダー Front Loader |
トラクターのうち、ホイールローダーのようなアームがついているもの。専用の機械ほどではないが、バケットを使って土を扱ったり、フォークリフトのように使える。 |
| ホイールローダー Wheel Loader |
バケットなどのアタッチメントを装着し、土などを扱えるもの。車体が屈折する構造で、実質的な4WSである。 |
| テレハンドラー Telehandler |
クレーンのようなアームの先にアタッチメントが付けられる荷役車両。フォークリフトの一種。アームが取れる仰角が大きく、また先端が伸縮するので、車体に対しかなりの高さでの作業が可能。反面、不安定になりやすい欠点も。4WSで小回りが効く。 |
| 畜産関係 | |
| ムーア Mower |
牧草を刈り取る機械。本作で出てくるのはトラクターに付けるアタッチメントタイプだが、自走式のムーアもある。 |
| テッダー Tedder |
回転する風車のような部品で刈り取った牧草を撹拌し、空気に触れさせて乾燥させるもの。 |
| レーキ Rake |
地面に散らばった牧草を整列させるもの。風車みたいな部品を回転させ、一列状に集める。これを、牧草収穫用のアタッチメントを付けたフォレージハーベスター、フォレージワゴン、ベーラーなどで収穫していく。 |
| ベーラー Baler |
藁や牧草を圧縮して一固まりにする機械。それらの藁や牧草は、家畜舎で家畜の寝床にしたり、餌にしたりする。現代畜産農家にとっては重要な機械の一つ。直方体に圧縮するものをクアッドベーラー又はビッグベーラー、円柱に圧縮するものをロールベーラー又はラウンドベーラーという。 |
| ベールラッパー Bale Wrapper |
ラウンドベールをラップで包み、ラップサイロにするための機械。ベーラーとラッパーが一体となった機会もあるが、このゲームでは公式にはまだ登場していない。MODか公式対応を待て。 |
| ベールコレクター Bale corrector |
地面に置かれたベールを集める為のトレーラー。ビッグベール用とラウンドベール用の二つがある。 |
| ベールトレーラー Bale Trailer |
平台のドーリー式フルトレーラー。このゲームではベールや羊毛を積載したパレットを運ぶのに使われる。 |
| フィーダー Feeder |
トゥットゥルットゥ~トゥットゥルットゥ~♪ トゥットゥルットゥ~トゥットゥルットゥ~♪ ではない方。家畜に餌をやる機械。このうち、サイレージや牧草を混ぜてTMRを作る魅惑のマーメイドはミキサー或いはミキシングワゴンと言う。 |
| 林業系・その他 | |
| フォワーダー Forwarder |
フォレージハーベスターと同じ車体を利用した木材輸送車。輸送車と言っても、車両自体は山林を走行するのに特化したもので最高速度は低く、飽くまで他の輸送車に積み込む一時集積拠点まで運ぶのに用いる。 |
| ウッドチッパー Wood Chipper |
ウッドチップを作るための機械で、いわば木のシュレッダー。中に頑丈な回転刃がついていて、それで枝でも丸太でもバリバリ砕く。ウッドチップは肥料や製紙など、幅広い分野で使われるものであり、需要は結構ある。このゲームでは地域熱施設で燃やすだけだが。 |
| プランター Planter |
苗木を植える機械。これに園芸場で購入した苗木を装着し、木を伐採した森に植える。伐採後は必ず木を植えるようにしないとハゲ山ができてしまう。 って、誰がハゲやねん! |
| スタンプカッター Wood Stump Cutter |
切り株を削り取る機械。切り株はこれで除去し、新たな木を植える為の場所を作る。 |
| チェーンソー Chainsaw |
気を伐採したり、枝払いをするのに便利な機械。安価に買えるので、ウッドハーベスターが買えるまではこれを使おう。金曜日が13日の日に、ホッケーマスクを被ってチェーンソーを持って街をうろつくと、お巡りさんに怒られるという話がある。 |
| その他トレーラ・輸送系 | |
| 低床トレーラー Low Loader |
床面が低くなっていて、スロープがついているトレーラー。主に重機を輸送するのに使われ、本作ではハーベスターなどを運ぶのに使われる。あそこに載せられればなんでも運べるので、ユーザーによって使い方は様々だろう。ドーリーやセミトラクターの第五輪の上にある棚には、アタッチメントなどを載せることができる。 |
| ウォータータンカー Water Tanker |
水を運ぶためのタンクトレーラー。これを使って取水場で水を汲み、栽培ハウスに水を供給する。 |
| フュエルタンカー Fuel Tanker |
燃料を運ぶためのタンクトレーラー。ガソリンスタンドまで遠い、給油したい作業機が遅い、給油したい作業機が大きい、ガソリンスタントまで遠いのに作業機が遅い上に大きい、などの理由でスタンドまで行くのが面倒な場合はこれを使う。 |
| ドーリー Dolly |
セミトラクターと連結するセミトレーラーに装着し、農業用トラクターでも一般的なセミトレーラーを牽引できるようにするもの。これを使用するとドーリー式フルトレーラーと同じような状態になる。 |
| ピックアップトラック Pickup Truck |
アメリカ人がよく乗ってる奴。日本の軽トラも、定義においてはピックアップトラックになるらしい。スバル・アルシオーネの初代は、なぜかこれだと思われていた。 |
| 洗浄機 | |
| 温水高圧洗浄機 High-Pressure Clearner |
ジャパネットで塚本さんが振り回しているやつ。文字通り、温水を高圧で噴射することで汚れを落とす。これは蒸気タイプではなく温水を使うとのことなので、身近なもので言えば洗車場にある洗車機がそうであろう。あとジャパネットで塚本さんが振り回しているやつ。 |
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最終更新:2025/12/13(土) 23:00
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