フロントエンジン・フロントドライブは自動車における駆動方式の一つで、前方に搭載されたエンジンで前輪のみを駆動するものである。主に実用性重視の小型車や廉価モデルに多い方式。前輪駆動やFFとも呼ばれており、リアエンジン・リアドライブ(RR)と対照的である。
車の駆動方式には大きく分けて4つあり、そのうちの扱いではコスト削減の影響を最も多く採用されやすい方式である。部品点数も少なく、またエンジンからの動力を接続するまでの距離も短いため、製造工程自体がほかの駆動方式に比べて簡略化できる。
世界で初めてFFが採用されたのは、乗用車の登場のおよそ100年前、18世紀終わりごろのキョニュー…キュニョーの砲車らしいが、ここはwikipediaを見たほうが早い。つーか、この記事自体もwikipedia見たほうが早いがね…orz でも気にしない。
ドライブシャフトの設計が困難なため、乗用車用の駆動方式として本格的に普及し始めるのは20世紀半ばまで待たなければならなかった。国内では80年代前半のうちにかなりの数の車がFFにモデルチェンジしたことで広まった。
同車種内で4WDモデルを持つものが多い。
文にすると面倒なので箇条書きにする
もともと走りには向かない駆動方式ではあるが、プロペラシャフト(FR・4WD)やセンターデフ(4WD)が存在しない分軽いので軽さで走れないことはない。しかし、前述したように加速に弱いので、思い切った加速というのは難しい。
全ての物体は静止しているほうが安定するため、動くと当然荷重が傾く。加速するに当たっては車体の後方に荷重がかかるので前輪は軽くなる。つまり、前輪しか駆動していないFFではこの少ない荷重で加速しなければいけないので、タイヤが路面を喰わなくなる程の力をかけると空転するしかなくなる。これをスクウォートという。
コーナーにおいては、速度が持ったままで差し掛かると、もともとハンドルの切れ幅が狭いのに加えて、旋回中に減速すると荷重が前方にかかり、それまでアンダーステアだったものがオーバーステアになり、軽いリアがまるで弄ばれるように暴れる。
この挙動をタックインといい、FFで攻める場合は必ず立ち向かわなくてはならない現象で、慣れておかないとそのうちカマを掘ることになる。
これらのせいで、FFはスポーツ嗜好者に敬遠されやすい一面がある。
加速がダメ、コーナーで曲がらない等、悪い面ばかりが目立つが、逆に走りの最大の武器としてなりえるのはタックインで、これをうまく使い分けるとコーナーで一気に優位に立てる。また重量が前方にあるので下りでは必然的に荷重がのりやすく、タックインも駆使すれば他の駆動形式が相手でも十分勝てる要素はある。
大百科に記事のあるFF車を紹介してください。
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最終更新:2025/12/13(土) 00:00
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