プリキュアオールスターズDX 単語


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プリキュアオールスターズデラックス

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プリキュアオールスターズDX(デラックス)とは、アニメ『プリキュアシリーズ』の歴代主要キャラクターが共演する劇場用クロスオーバー作品「プリキュアオールスターズシリーズ」のうち、2009年から2011年に公開されたシリーズ3部作の総称である。

概要

2008年に公開された「ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ」の後を受けて、新たに製作されたクロスオーバー作品3部作。監督としてこの短編作品を手がけた大塚隆史がそのまま起用されている。

プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!

  • 監督:大塚隆史、脚本:村山功、音楽:佐藤直紀・高梨康治、美術監督:田中里録、作画監督:青山充

2009年3月20日公開。

女児向けアニメのビッグタイトル、プリキュアシリーズ全6作品(2009年当時)のプリキュア総勢14人が 一堂に会した、文字通りのオールスター映画である。

ストーリーこそシンプルにそぎ落とされているものの、大画面で繰り広げられる、縦横無尽の アクション!  アクション! またアクション! 特に、プリキュア歴が長ければ長いほど、その絶妙な見せ場作りに感涙を隠せなくなる。そんなこだわりが、たくさん詰まっている。

"可愛く強くカッコいい"。プリキュアという作品の魅力が詰まったこの奇跡のコラボレーション作品は、女児だけではなく大きなお友達の心までも鷲掴みにした。

なお、この映画は横浜開港150周年を記念して開国博Y150とコラボしていて、JR桜木町駅付近から続く汽車道からワールドポーターズ(この映画を上映していた映画館がある建物)の付近でプリキュアたちが戦うシーンもある。当時ここで映画を見たファンらは、戦闘の舞台となった場所の現実の姿を、帰りに即座に見せられるという不思議な体験を味わったことであろう。

待望のBlu-ray版も、2010年12月に発売された。

なお、セル版DVDの初期出荷分は、クライマックス部分の収録音声にノイズがある。この為発売元では交換を受け付けているので、是非とも交換しておこう。

プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!

  • 監督:大塚隆史、脚本:村山功、音楽:佐藤直紀・高梨康治、美術監督:平間由香、作画監督:青山充

2010年3月20日公開。

前作のプリキュア戦士達に加え上映当時未登場のプリキュア戦士キュアパッション、『ハートキャッチプリキュア!』からキュアブロッサムとキュアマリンが加わり、プリキュアシリーズ全7作品(2010年当時)のプリキュア総勢17人が一堂に会する、文字通りのオールスター映画、その第二作目である。

前回はオリジナルのボスに○○○ナー軍団だったが、今回はシリーズの敵幹部軍団が立ちはだかることになった。
MHからはドツクゾーンのウラガノス、S☆Sからはダークフォールのカレハーン、モエルンバ、ミズ・シタターレ、キントレスキー、プリキュア5からはナイトメア(株)のアラクネアとハデーニャ、5gogo!からはエターナル(財)のネバタコスとムカーディア、そしてフレッシュのラビリンスからはノーザが参戦している。カレハーンとアラクネアはS☆S本編でもやったあのギャグを披露しており、懐かしさを覚える人は少なくない。
また、TV本編で改心して味方になったS☆Sの満薫、5シリーズのブンビー、フレッシュの西南(ウエスター、サウラー)も登場しているが戦闘には参加しない(西南コンビ以外は台詞有り)。ただし、終盤に彼らがミラクルライトで応援しているシーンがあり(ブンビーはライト二刀流)、応援の先導はキュアブルームの妹である日向みのりが担当している。その他にもDX同様、各シリーズのサブキャラ達が参加しており一部は台詞がある。

また、本編ではDX恒例の「OP曲に合わせた必殺技メドレー」は無く、その代わりとして本編のオリジナル合体技「プリキュアレインボージュエルソリューション」が登場する。尚、この合体技の発動時に流れてるBGMは「映画ふたりはプリキュアSplash☆Starチクタク危機一髪」で流れた「時をこの手に」という曲である。

プリキュアオールスターズでは、まだ経験の浅いその年のプリキュアを先輩方が後押しする作品の流れとなっており、ニコニコではプリキュアオールスターズをプリキュア新人研修などとも呼んだりするのだが、本作はとりわけその傾向が強い。

この作品も前作同様、小さなお友達から大きなお友達の心をしっかりハートキャッチし、興行収入・観客動員を共に前作を大きく上回った。そして、ファン待望のブルーレイ版ソフトが2010年の7月に発売している。

プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花

  • 監督:大塚隆史、脚本:村山功、音楽:佐藤直紀、美術監督:釘貫彩、作画監督:青山充

2011年3月19日公開。

まさかの第三弾。上映当時未登場のプリキュア戦士キュアサンシャイン・キュアムーンライト、並びに新作『スイートプリキュア♪』からキュアメロディとキュアリズムが加わり、プリキュアシリーズ全8作品(2011年当時)のプリキュア総勢21人が一堂に会するオールスター映画にして、まさかまさかのオールスターズシリーズ最終作!!
・・・となる予定だった

集大成の名にふさわしく、今回は夢の混成プリキュアチームが映画のボス達とガチで戦うぞ!
ザケンナー達もいっぱいいるよぉー!
大きなお友達の様々な期待を胸に制作決定されたプリキュア映画祝10作目!!(10周年ではない)

音楽面では過去2作のような佐藤高梨両氏の共演ではなく、「佐藤氏におけるプリキュアの集大成」として佐藤氏が新たに作曲した楽曲で制作されており、これぞ初代から5シリーズまで支えた楽曲の本領発揮と行ったところである。逆に今作ではキュアメタルを確立した高梨氏の楽曲は使われていない。

ちなみに劇場公開時は折しも東日本大震災の発生直後(3月19日)だったこともあり、急遽震災を彷彿させるシーンがカットされて上映された。DVD/BD版ではちゃんとノーカットで収録されているので、ノーカット版を見たい人もこれで安心である。

主題歌・挿入歌

DX1

  • オープニングテーマ「キラキラkawaii!プリキュア大集合♪」
    • 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:大石憲一郎
    • 歌:五條真由美(Project.R)
      with キュア・デラックス(うちやえゆか、工藤真由、宮本佳那子、茂家瑞季、林桃子)
  • エンディングテーマ「プリキュア、奇跡デラックス」
    • 作詞:只野菜摘、作曲:岩崎貴文、編曲:大石憲一郎
    • 歌:工藤真由
      with キュア・デラックス (五條真由美、うちやえゆか、宮本佳那子、茂家瑞季、林桃子)

DX2

  • オープニングテーマ「キラキラkawaii! プリキュア大集合♪〜キボウの光〜」
    • 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:大石憲一郎
    • 歌:池田彩/コーラス:ヤング・フレッシュ
  • エンディングテーマ「17jewels 〜プリキュアメドレー2010〜」
    • メドレー編曲:大石憲一郎
    • 歌:池田彩&工藤真由/コーラス:ヤング・フレッシュ

DX3

  • オープニングテーマ「キラキラkawaii!プリキュア大集合♪〜いのちの花〜」
    • 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:大石憲一郎
    • 歌:工藤真由、コーラス:五條真由美、うちやえゆか
  • エンディングテーマ「ありがとうがいっぱい」
    • 作詞:青木久美子、作曲:小杉保夫、編曲:塩崎容正
    • 歌:キュア・レインボーズ(五條真由美・うちやえゆか・工藤真由・宮本佳那子・茂家瑞季・林桃子・池田彩) with プリキュアオールスターズ21(プリキュア声優21人)、コーラス:ヤング・フレッシュ

キャスト(ゲストキャラクターのみ)

DX1

  • フュージョン:子安武人
  • 司会者:エド・はるみ

DX2

  • ボトム:梁田清之

DX3

  • ブラックホール:山寺宏一

小ネタ・トリビア

DX

  • ふたりはプリキュア第1話を意識してか、メップルがなぎさの頭に直撃するシーンがある。
    その前にはS☆Sのムープとフープがなぎさと衝突しているが、音はS☆Sらしいやわらかな衝突音になっている。
    が、かたや相棒のメップルは容赦なく衝突しており、かなり痛そうな音が鳴っている。
  • ふたりはプリキュアSplash☆Star第1話を意識したようなシーンとして、フラッピ達が墜落してくる場面がある。
    こちらはフラッピ達の第一声まで同じという凝りよう。だが、本編ではフラッピが自分の上にチョッピが降ってきて嬉しそうな顔をしていたのに対し、DXでは普通に乗っかられて重そうな顔をしていた。
  • 4作品という今思えばまだ少ない人数であったため活躍のバランスは取れている。
    が、劇中シーンのほとんどは先に上映されたちょ~短編のものがだいぶ流用されている。
    (勿論その短編の完成度も高いためである)
  • アフレコは奇跡的にプリキュア全員が集結した。出演者の誰もが濃い人口密度による酸欠に苦しんでいたらしい。
  • ドリームとブルームがシリーズ間の垣根を超えた同時攻撃をする場面があるが、これは「メインスタッフがほとんど同じ」という偶然が生み出した賜物である。(元々5はSSの血筋を受け継いだ作品とされている)
  • DXの時、廊下でイーグレットの榎本温子とアクアの前田愛がお喋りしていたのを見て、鷲尾プロデューサーは感慨深いものを感じたらしい。

DX2

  • ローズが俗にオープンゲットと呼ばれるローズ→ミルク変身→ローズに戻るという芸当を見せている。
    これは有名な5のアクアチャンバラ回でアクアがハデーニャによって苦しめられた時のお返しという意味がある。
    ハデーニャもミルクに変身したローズを見て「お前か」とローズの正体に気づくという5ファン胸熱の台詞を残している。
  • DXの時は続編を作るつもりはなかったが、もし続くなら三部作にしようという構想はあったらしい。
  • アフレコは、DX同様全員揃いはしたが、勢揃いでのアフレコシーンはとてもわずかだとか。
  • 舞台挨拶の時に代表者としてあがったのはブラック家族+マリンだった。
    が、過去の出演者の中にはわざわざお客(関係者席?)として駆けつけてきてくれた人もいた。
    ちなみに本名陽子はこの後になのか、相棒のゆかなと喫茶店でお茶をしたらしい。
  • ドリーム役の三瓶由布子は記者が(特典収録される方の)見に来ている舞台挨拶の時、感慨のあまり泣いてしまった。
    が、その後、記者のいない舞台でブラックの本名が泣いてしまったことなども重なって周囲から「三瓶由布子は女優だ」と言われてしまったらしい。なお、三瓶由布子はプリキュア関係のことでよく泣いているのは有名な話である。
    ちなみに特典映像では泣き腫らしてるシーンはカットされているが、明らかにその間で泣いているのがわかる。
  • カレハーン役の千葉一伸と、ムカーディア役の置鮎龍太郎が、本作の宣伝ポスターの前で二人してハートマークを作っている写真がある。これを見たブロッサム役の水樹奈々に「気持ち悪い(笑)」と言われてしまったとか。
  • この頃から以前よりも各シリーズの出演者同士がライブをやったりパーティーを開いたりということが多くなった。

DX3

  • 歴代映画ボスキャラを葬るシーンがあるが、一部は当時の映画のトドメシーンの構図に似たものもある。
    ドリームは言うまでもなくほとんどそのまま。
  • ブルーム役の樹元オリエはそのちょっと前に出産を終えたばかりの産後初アフレコだった。
    「DX3に間にあうの?」といろいろ心配されていたがちゃんと間に合っている。
  • 音楽面では佐藤直紀が5シリーズ以来の登板で、かなりこだわって作られている。
    よって流用されたものはなく、高梨康治もクレジットされていない。
  • メロディとリズムのパッショナート・ハーモニーは本編とは違い凛々しい顔で放たれている。(普段は基本笑顔)
  • ピンクチームの収録中、控え室で夢原のぞみのキャラソン『もん!太陽ドリーム』が何故か頻繁に流れていた。
    おかげでピンクチームは歌詞を完全にマスターしたらしい。(この曲は5チームの中でも話題になっている名曲)
    舞台挨拶で司会からそれに触れられると(ブルームの樹元が話題に出した)三瓶はかなり恥ずかしがって話題をやんわりと流している。
  • 前回は挨拶中に号泣したことでネタにされた三瓶由布子は、控え中にブラック家族と円陣を組んだ時点で泣いていた。
    おかげで舞台挨拶の時は比較的冷静なコメントを残しており、むしろ泣きかけたのは樹元オリエと沖佳苗だった。
  • 本作に合わせて発売されたプリキュアぴあはプリキュアファンの聖書のような扱いをされるほどの内容を誇る。

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関連項目

  • アニメ / 東映アニメーション
  • プリキュア
  • 映画プリキュア
  • プリキュアの一覧
  • プリキュアの妖精一覧
  • プリキュアの悪役一覧
  • ミラクルライト
  • キラキラkawaii!プリキュア大集合♪
  • ありがとうがいっぱい
  • Y150
  • 夢の共演
  • ブラック家族
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  • 安定のえりか
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