ヤシオリ作戦とは、映画「シン・ゴジラ」にて登場する作戦の名称である。
| この項目は、下記に本作のネタバレを含んでいます。 未鑑賞の方はご注意ください。(要スクロール) |
人間の8倍もの遺伝子情報を持ち、個体での進化および無生殖増殖を行い死をも克服する「完全生物」ゴジラに対抗するため、劇終盤にて実行された作戦。
その名称の由来は劇中では語られていないが、後述する作戦内容、およびその実行部隊の名前が「アマノハバキリ部隊」であることから、日本神話にてヤマタノオロチを討つ際に用いられた「八塩折之酒(やしおりのさけ)」であると思われる。なお、他の名称候補として「ゴジラ凍結作戦」や役所仕事による長い名前なども挙がっていたが、最終的に矢口蘭堂により当名称へと決定された。
ゴジラは体内に「熱核エネルギー変換生体器官」と呼ばれる生体原子炉を有しており、核分裂により発生させたエネルギーで生命活動を行なっているが、冷却剤の役割を持つ血液による排熱に不全が発生した場合、生体原子炉がスクラム(強制停止)し全身が凍結してしまう。この仕組みを利用し、血液凝固剤を投与してゴジラを凍結させる計画「矢口プラン」が立案された。ヤシオリ作戦は、この矢口プランを実現するために、自衛隊とその協力部隊が決行したものである。
劇中盤、放射火炎を使用しエネルギーを消耗したゴジラは東京駅で活動を停止、生態原子炉によるエネルギーチャージのため休眠状態となっている。
当作戦はそこを舞台とし、囮の無人機でゴジラを消耗させ、動きが鈍ったところへ経口にて血液凝固剤を投与する。その段取りはおおまかに下記の通りである。
なお、作戦実行中のコンティンジェンシープランとして、ゴジラが暴れた場合は、E231系/E233系電車に爆薬を搭載した「無人在来線爆弾」や、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦デューイから発射するトマホーク巡航ミサイルにて再度ビルを倒壊させるなど、予備の攻撃手段を準備している。また、アマノハバキリ部隊も第2小隊、第3小隊と複数を編成しており、不測の事態に備えている。
劇中では、アマノハバキリ部隊第1小隊での血液凝固剤投与作業中にゴジラが暴れるというトラブルが発生したものの、上記コンティンジェンシープランにて再度ゴジラの動きを封じ、薬剤の全投与およびゴジラの凍結に成功している。
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最終更新:2025/12/06(土) 05:00
最終更新:2025/12/06(土) 05:00
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