ヨーツンヘイム 単語


ニコニコ動画でヨーツンヘイムの動画を見に行く

ヨーツンヘイム

2.2千文字の記事
これはリビジョン 2978774 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

ヨーツンヘイムとは、

  1. Jötunheimr - 北欧神話に登場する土地。「巨人(ヨーツン)」の「国(ヘイム)」、という意味の名である。「ヨトゥンヘイム」などの表記ゆれがある。
  2. ヨーツンヘイム - OVA『機動戦士ガンダムMS IGLOO』に登場する筆箱のような船。ラテン文字表記は「JOTUNHEIM」。本記事ではこちらについて記載する

概要

全てを呑み込む魔女の大鍋

ジオン公国軍第603技術試験隊の母艦で、艦種は試験支援艦。深緑色に塗装された筆箱のような形状をしている。艦名の由来は、古エッダに登場する巨人の国「ヨトゥンヘイム」から。輸送船を改修した補助艦艇であり、最低限の自衛用の武装しか持たない。603に送られてきた試作兵器はヨーツンヘイムに収容され、運用や試験の拠点として機能する。同時に乗組員やテストパイロットとの間で繰り広げられる人間ドラマの舞台でもある。元民間船ながら、その積載量は正規軍艦であるパプアを遥かに凌駕する。小説版では、解体すればムサイをも収容できると噂されていた程。このためか地球降下作戦の補給にも参加し、パプアに混ざって補給物資を投下している。諸元は全長292.6m、全幅170.5m、全高97.0m。

民間船なので、足の遅さと防御力の低さが弱点。だが時間とともに様々な改装を受け、着実に戦闘能力を強化されていった。「遠吠えは落日に染まった」で連邦軍艦艇からの視認性を下げる目的でダズル迷彩を塗装され、「軌道上に幻影は疾る」では搭載機のヅダ2機と、それを運用するための着艦用ランディングギアを追加。「ジャブロー上空に海原を見た」からは四連装の追加ブースターを装備し、足の遅さが改善された。

同型艦についてはムスペルヘイム、ウドガルドが確認されている。『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』ではヨーツンヘイムの色違いであるメーインヘイムが登場。初陣を迎える宇宙用の部隊に与えられる訓練艦という設定で、プレイヤー部隊が持つ最初の母艦となる。そのためかペイロードがヨーツンヘイムの3分の1しかない。

艦歴

元々はジオン共和国時代に建造された連絡貨客船の1隻。戦前はコロニー間を運航しており、地球連邦から経済封鎖されている本国サイド3のために監視の目を潜り抜けて物資を届けた事もあったという。船内には乗客の安全のために設置された監視カメラが複数稼働し、モニターで映像を見る事が可能。

しかし戦争が始まる半年前、優秀な積載量に着目したジオン軍に徴用され、技術本部指揮下の第603技術試験隊の母艦となる。ヨーツンヘイムは貨客船ゆえに非武装だったが、すぐに改装を受けてブリッジの上に自衛用の単装ビーム砲と対空機関砲が装備される。船を運航する乗組員はそのまま軍属となったが、貨客船時代には無かった単装ビーム砲を扱うためにジオン軍からアレクサンドロ・ヘンメ大尉率いる砲術科が乗艦。ヨーツンヘイムには技術試験科、技術情報科、そして総統府からの目付け役が同乗しており、そのゴチャゴチャな様子を見てアルベルト・シャハト技術少将は「シチュー」と比喩した。

宇宙世紀0079年1月3日、ジオン軍は地球連邦政府に対して宣戦布告。いよいよ一年戦争が幕を開けた。この時、ヨーツンヘイムはパプアから引き渡される試作艦隊決戦砲ヨルムンガンドの収容作業を行っていた。ところが、そこへサラミス級2隻からなるパトロール艦隊が襲撃し、初の実戦を経験。ビーム砲に貫かれたパプアが撃沈されるという被害をこうむりながらも、護衛のムサイが敵を撃退した事で辛くも難を逃れた。1月15日、ルウム戦役に参加。敵の射程圏外からヨルムンガンドによる砲撃を試みるも、間接射撃指示が届かない影響で有効弾が出ず、マゼラン級戦艦との交戦でヘンメ大尉以下砲術科が壊滅。やむなくヨルムンガンドを放棄した。

3月、地球へ降下した地球攻撃軍に補給物資を投下する作戦に参加。多数のパプアとともに補給コンテナを下ろした。同時期、技術本部から送られてきた試作モビルタンク・ヒルドルブとテストパイロットのデメジエール・ソンネン少佐がヨーツンヘイムに来訪。ムサイからコムサイの貸与を受け、5月9日に北米のアリゾナ砂漠へ降下。地上での評価試験になるため、コムサイに移乗したオリヴァー・マイとモニク・キャディラックが進行役を担った。元々ヒルドルブは回収の必要がない使い捨てであり、今回の評価試験にヨーツンヘイムは殆ど関わっていない。その後、現地でフェデリコ・ツァリアーノ中佐率いるセモベンテ隊と交戦し、相討ちとなる形でヒルドルブは放棄された。8月中旬頃、水中でビームを発射する試作兵器エーギルを受領。今回の評価試験も地上もとい南太平洋で行われ、偽装貨物船のフォルケッシャー号が代役を務めた。

9月よりモビルスーツ・ヅダを3機受領して評価試験を開始。11月9日、艦隊司令部からの緊急通信を受けて地球軌道上に移動。オデッサの戦いに敗れて撤退してきた数万の友軍を、連邦軍の落ち武者狩りから守り抜く大活躍を見せた。その際にジムが放ったバズーカ砲が直撃するも、損害軽微で済んでいる。11月中にソロモン宙域でゲム・カモフの評価試験を実施。12月にはゼーゴック、バロール、オッゴ、ビグ・ラングの評価試験を行い、ア・バオア・クー攻防戦に参加。終戦まで生き延びた。その後の動向は不明。

関連項目

  • 機動戦士ガンダムMS IGLOO
  • ガンダムシリーズのMS・MAの一覧(同記事では艦船なども扱っている)
  • 筆箱

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/13(土) 07:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/13(土) 07:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP