レンテンベルク要塞攻防戦 単語


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レンテンベルクヨウサイコウボウセン

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銀河英雄伝説の戦闘
リップシュタット戦役
レンテンベルク要塞攻防戦
基本情報
時期 : 帝国暦488年
地点 : 銀河帝国フレイア星系・レンテンベルク要塞
結果 : 銀河帝国正規軍の勝利
詳細情報
交戦勢力
ゴールデンバウム朝銀河帝国軍 リップシュタット貴族連合軍
総指揮官
ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥 不明
(要塞第六通路防御指揮官
オフレッサー上級大将)
動員兵力
ミッターマイヤー艦隊
ロイエンタール艦隊
装甲擲弾兵
レンテンベルク要塞駐留艦隊
レンテンベルク要塞守備隊
損害
装甲擲弾兵多数
ミッターマイヤー、ロイエンタール両名のフリカッセに対する食欲
レンテンベルク要塞の陥落

リップシュタット戦役
オーディン制圧 -
アルテナ会戦 - レンテンベルク要塞攻防戦 -
キフォイザー星域の会戦 - シャンタウ星域の戦い -
ガイエスブルク要塞の戦い - ヴェスターラントの虐殺 - 
ローエングラム侯暗殺未遂事件 - オーディン再制圧
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アルテナ会戦 キフォイザー星域の会戦

レンテンベルク要塞攻防戦とは、「銀河英雄伝説」の戦闘の一つである。

概要

帝国暦488年半ば、リップシュタット戦役において発生した、リップシュタット貴族連合勢力下のレンテンベルク要塞をめぐる銀河帝国軍(リヒテンラーデ=ローエングラム枢軸/討伐軍)とリップシュタット貴族連合軍との間の戦闘。

この戦闘の結果、レンテンベルク要塞は帝国軍(討伐軍)によって制圧された。また、この戦闘がもたらした余波によって貴族連合軍は内部に政治的な打撃を受けることとなった。

経緯

フレイア星系の小惑星ひとつを占めるレンテンベルク要塞は、100万単位の兵員と1万隻をこえる艦艇収容能力をはじめとする多くの機能と兵力を擁した重要な軍事拠点であり、リップシュタット戦役の勃発にともなって貴族連合軍の勢力下に入っていた。

リップシュタット戦役の初戦となったアルテナ会戦ののち、ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥の率いる討伐軍本隊は貴族連合軍の本拠ガイエスブルク要塞へ向けて進出を開始したが、主力後方にレンテンベルク要塞の機能と兵力を放置することによる危険を鑑み、討伐軍は全力をあげてレンテンベルク要塞を確保することとなった。

戦闘経過

討伐軍はローエングラム元帥の直率するところであったが、要塞攻略戦の実戦指揮はオスカー・フォン・ロイエンタール大将とウォルフガング・ミッターマイヤー大将の両名によって行われた。

また、討伐軍は戦役開始時に軍務省からレンテンベルク要塞内部の図面を接収しており、備砲の死角から内部の構造まで把握しての攻略となった。

要塞外部での戦闘

討伐軍のレンテンベルク要塞接近にともない、はじめ砲戦が、つづいて出撃した要塞駐留艦隊と討伐軍艦隊の間に戦闘が発生した。

討伐軍は戦闘正面において耐久しつつ高速巡航艦によって側面より駐留艦隊を攻撃し、一時間に満たない交戦で兵力を半減させた要塞駐留艦隊は撤退に移った。討伐軍艦隊はこれを急追し、要塞備砲が味方撃ちの危惧から射撃できずにいる隙をついて要塞に接近、工兵による壁面の爆破に続いて強襲揚陸艦が接舷し、要塞内部への兵力侵入を果たした。

要塞内部での白兵戦

ロイエンタール、ミッターマイヤー両大将は接舷した強襲揚陸艦の一隻に臨時指揮所を設置し、要塞中心部にある核融合炉の奪取を目して、突入した装甲擲弾兵を指揮した。いっぽう要塞守備隊側は外壁から核融合炉までの最短経路である第六通路を装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将が守備しており、この突破は容易なものではなかった。核融合炉の存在と防御側によるゼッフル粒子散布のため火力の投入は両軍とも不可能であり、討伐軍側装甲擲弾兵は8時間のあいだに9回の白兵突入を実行したが、度を外れた獰猛さで知られ、薬物を使用して戦闘力を維持し続けるオフレッサー上級大将を前に、ついに第六通路を突破することができなかった。

戦局の膠着を受けて、討伐軍側の指揮官両名は一時前線を離れて司令部へと出頭したが、このときオフレッサー上級大将が直接の映像通信によって挑発を始め、ついにはその姉グリューネワルト伯爵夫人アンネローゼを持ち出して罵ったことでついにローエングラム元帥が激昂、折からの参謀長パウル・フォン・オーベルシュタイン中将の進言もあり、両将にオフレッサー上級大将の捕縛が厳命されることとなる。

これを受けた討伐軍側は、10回目の突入に先立ち、3時間かけて第六通路の下の層から通路床面の強度を一部だけ弱めることで陥し穴様の罠を設置。ロイエンタール、ミッターマイヤー両大将が自ら囮役として直接誘引することで、陥没部に落ち込んだオフレッサー上級大将を捕縛することに成功した。これを見た守備隊側は戦意を喪失し、討伐軍側の突撃に対しなお二度にわたって反撃したものの戦線を維持し得ず、討伐軍側が第六通路を制圧、レンテンベルク要塞は陥落した。

結果

捕虜となったオフレッサー上級大将だったが、オーベルシュタイン中将の進言により釈放され、跳躍航行能力を有するシャトルを与えられて無傷でガイエスブルク要塞へと帰還した。これは貴族連合内の動揺をさそう策略の一環であり、オフレッサー上級大将の同僚・部下十六名は公開処刑されてガイエスブルクへと映像が送られていた。盟主オットー・フォン・ブラウンシュヴァイク公爵に裏切りを糾弾され自身が罠に嵌められたことを知ったオフレッサー上級大将は、怒声をあげてブラウンシュヴァイク公のもとへ迫ったが、傍にいたアンスバッハ准将によって射殺された。

この事件はけっきょくオフレッサー上級大将の裏切りとして発表されたが、反ローエングラムの最右翼であったオフレッサー上級大将が「裏切り」によって処断されたという発表はオーベルシュタイン中将の狙い通りに要塞内の貴族たちを動揺させ、互いに対する不信感を煽る結果となる。

また、先立つアルテナ会戦で敗北した貴族連合軍側の指揮官シュターデン提督が敗走の末にレンテンベルク要塞に逃げ込んでいたが、こちらは病室のベッド上で捕虜となった。

いっぽう、無事後背の憂いを断った討伐軍側は、ディッケル中将に要塞司令官を任せ、以後に予定されるガイエスブルク要塞攻略に向けての根拠地としてレンテンベルク要塞を利用することとなった。

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関連項目

  • 銀河英雄伝説
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