初春型姉妹とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ」に登場する、大日本帝国海軍所属の初春型駆逐艦をモチーフにした艦娘(かんむす)たちの総称である。
ただし、現状では第二一駆逐隊(初期所属)とほぼ同義となっている。
ワシントン軍縮会議によって米英比7割の主力艦保有制限を受けた大日本帝国海軍は、古鷹型をはじめとする重巡洋艦や特型駆逐艦の建造を進め対米英との格差を埋めるべく建造を進めた。特に特型駆逐艦は従前の駆逐艦の苦手とする凌波性に優れ、駆逐艦の航続力を飛躍的に向上させ、米英側の警戒心を煽る結果となった。このことからロンドン軍縮会議が開かれ、1500t以上の駆逐艦の保有制限を含む内容が取り決められた。これは、1680tの特型駆逐艦を狙い撃ちした制限であり、これに対し海軍はこの制限を受けない1400t級の船体に特型駆逐艦並の武装を施した駆逐艦12隻の整備を計画する。これが初春型駆逐艦である。
特3型(暁型)駆逐艦で培った機関軽量化と当時最新技術の電気溶接を多用。船体の軽量化に対し3連装魚雷発射管3基9門(特型と同数)に本形式が初採用となる魚雷次発装填装置を装備。12.7cm連装砲2基4門、同単装砲1基1門(特型と比べ1門減数)。平たく言えば、船体の軽量化に比べ武装重量はほぼ不変。さらに艦橋の肥大化した状態で1番艦・初春、2番艦子日が同日に完成し公試運転を行うと、復原力不足が明らかとなった。同様のコンセプトで設計された千鳥型水雷艇[1]・友鶴が演習中に転覆事故を起こした。(「友鶴事件」)。
さらに、演習艦隊が台風と遭遇。電気溶接を多用した艦が甚大な被害を受けた「第四艦隊事件」を受け、完成していた初春・子日は改修工事を施され、建造中だった若葉・初霜も同様の改修を含めたうえで建造。有明・夕暮はこれらの改修内容を取り入れたうえで建造されている。
こうした経緯で復元性確保のため装備が削減され、魚雷発射管が2基6門となり、船体補強による重量増加に伴い速力も低下。当初12隻建造を予定していた本型は建造を6隻で打ち切られ、残る6隻は設計を改め白露型駆逐艦となった。
余談になるが、白露型駆逐艦後期型はロンドン軍縮条約破棄が確定していたが建造発注のキャンセルが間に合わず、すでに着手していた改白露型(海風~涼風)はそのまま建造されたがキャンセルが間に合った残り10隻は朝潮型駆逐艦として完成している。
さて、「艦これ」では、2015年10月の時点で初春型駆逐艦は全6隻のうち4隻が実装済みである。(未実装は5番艦「有明」6番艦「夕暮」)。実装済み4隻は初期からの実装である。
性能的には、史実的に劣るはずの特型駆逐艦とも遜色はない。「改二」が実装された「初春」「初霜」は対空能力に強みを見せる。特に「初霜」は、対空能力に加えキスカ島撤退作戦、北号作戦、天一号作戦を生き残った実績から全艦娘2位の運を持ち、カットイン要員の一席を占めるまでに成長する。容姿は「初春」「子日」は特型5番艦「叢雲」に酷似、「若葉」「初霜」は特3型「雷」「電」や睦月型「三日月」をブレザーに衣替えした感じである。
入手難易度は、実装済み4人すべて1-1でも入手可能である。
性能的に華の二水戦に縁遠い初春型駆逐艦であるが、健在状態で所属したのは有明と初霜。沈没後書類上所属したのが夕暮と初春である。特に初霜は二水戦最後の戦いである天一号作戦(坊ノ岬沖海戦)に参戦。沈没した旗艦矢矧より二水戦司令部を救助、二水戦旗艦を継承し解散式を行っている。
実装済み艦娘の「初春」「子日」「若葉」「初霜」は第二一駆逐隊の記事を参照されたし。
未実装の「有明」「夕暮」は第二七駆逐隊に所属している。(僚艦:白露型駆逐艦「白露」「時雨」)
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| 初春型姉妹 / 初春型駆逐艦 |
| 1.初春 - 2.子日 - 3.若葉 - 4.初霜 - 5.有明 - 6.夕暮 |
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最終更新:2025/12/11(木) 22:00
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