初春型姉妹 単語


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初春型姉妹とは、ブラウザゲーム艦隊これくしょん艦これ」に登場する、大日本帝国海軍所属の初春型駆逐艦モチーフにした艦娘(かんむす)たちの総称である。
ただし、サービス開始から7年間は第二七駆逐隊(結成当初第九駆逐隊)に属していた「有明」「夕暮」が実装されておらず、事実第二一駆逐隊(初期所属)と同義となっていた。

概要

史実における「初春型駆逐艦」

ワシントン軍縮会議によって7割の力艦保有制限を受けた大日本帝国海軍は、古鷹をはじめとする重巡洋艦特型駆逐艦の建造を進め対との格差を埋めるべく建造を進めた。特に特型駆逐艦は従前の駆逐艦の苦手とする波性に優れ、駆逐艦の航続力を飛躍的に向上させ、側の警心を煽る結果となった。このことからロンドン軍縮会議が開かれ、1500t以上の駆逐艦の保有制限を含む内容が取り決められた。これは、1680tの特型駆逐艦を狙い撃ちした制限であり、これに対し海軍はこの制限を受けない1400t級の体に特型駆逐艦並の武装を施した駆逐艦12隻の整備を計画する。これが初春型駆逐艦である。

特3駆逐艦で培った機関軽量化と当時最新技術の電気溶接を多用。体の軽量化に対し3連装魚雷発射管3基9門(特と同数)に本形式が初採用となる魚雷次発装填装置を装備。12.7cm連装2基4門、同単装1基1門(特べ1門減数)。たく言えば、体の軽量化にべ武装重量はほぼ不変。さらに艦の肥大化した状態で1番艦・初春、2番艦子日が同日に完成試運転を行うと、復原力不足が明らかとなった。同様のコンセプトで設計された千鳥型水雷艇[1]・友演習中に転覆事故を起こした。(「友鶴事件」)。

さらに、演習艦隊が台風と遭遇。電気溶接を多用した艦が甚大な被害を受けた「第四艦隊事件」を受け、完成していた初春子日は改修工事を施され、建造中だった若葉初霜も同様の改修を含めたうえで建造。有明・夕暮はこれらの改修内容を取り入れたうえで建造されている。

こうした経緯で復元性確保のため装備が削減され、魚雷発射管が2基6門となり、体補強による重量増加に伴い速力も低下。当初12隻建造を予定していた本は建造を6隻で打ち切られ、残る6隻は設計を改め白露型駆逐艦となった。

余談になるが、白露型駆逐艦後期ロンドン軍縮条約破棄が確定していたが建造発注キャンセルが間に合わず、すでに着手していた改白露型海風涼風)はそのまま建造されたがキャンセルが間に合った残り10隻は朝潮型駆逐艦として完成している。(次節「備考」参照。)

「艦隊これくしょん」における「初春型姉妹」

艦これ」では、2013年サービス開始時点で第21駆逐隊に属した4隻(1番艦「初春」2番艦「子日」3番艦「若葉」4番艦「初霜」)が実装されていた。2020年7月に「有明」、2023年3月に「夕暮」(いずれも第27駆逐隊)がそれぞれ実装された。

最終実装艦の「夕暮」については2023年2月放映・配信「いつ海」第7話で、時雨回想シーンの一つに「白露、『有明と同じ服を着た(スカートは荒潮改二同様のアレンジあり)身元不明な艦娘』、時雨有明」が登場し話題となった。結果としてこれが「夕暮」実装予告を兼ねたものとなり、放映翌2023年3月に「夕暮」が実装。これにより白露型朝潮型に続き日本駆逐艦としては3番に全艦集結が了した。

的には、史実的に劣るはずの特型駆逐艦とも遜色はない。「改二」が実装された「初春」「初霜」は対力に強みを見せる。特に「初霜」は、対力に加えキスカ島撤退作戦北号作戦天一号作戦を生き残った実績から全艦娘2位改二実装当時)の運を持ち、カットイン要員の一席を占めるまでに成長する。容姿は「初春」「子日」は特5番艦「叢雲」に酷似、「若葉」「初霜」は特3「雷」「電」や睦月型文月」「三日月」をブレザー衣替えした感じである。艦これアーケードではブラウザゲーム初期実装艦が2017年1月実装

搭載可な特殊装備について、「初霜改二」「有明改」「夕暮改」には大発動艇系(特内火艇を除く)が搭載可。また、「初霜改二」には前述に加え大電探、艦隊部施設系を搭載可となっている。(但し初霜改二の特殊装備解禁は後日のアップデートによる)

入手難易度は、初期実装4人はすべて1-1でも入手可である。「有明」は2020年イベント第5域のドロップ艦としての先行実装、「夕暮」は2023年3月開始のイベでの先行実装。(編集時点で通常域のうち第5域(南方域)の一部ステージで臨時邂逅措置が行われている模様。有明・夕暮は建造不可。)

的に華の二水戦に縁遠い初春型駆逐艦であるが、健在状態で所属したのは有明と夕暮(編入直後に戦)、初霜沈没後書類上所属したのが初春である。特に初霜は二最後の戦いである天一号作戦坊ノ岬沖海戦)に参戦。沈没した旗艦矢矧より二部を救助、二戦旗艦を継承し解散式を行っている。全艦が開戦時に「第一水雷戦隊」に所属していたが、一水戦所属を名乗る[2]のが「有明」「夕暮」、転出先のうち第四水雷戦隊所属を「有明改」、第二水雷戦隊所属を「夕暮改」がそれぞれ名乗る。

海上自衛隊に継承された艦名

→「自衛艦これ」記事も参照

海上自衛隊護衛艦として「わかば」「ありあけ」「ゆうぐれ」の艦名が継承された。
わかば」は戦した「」(駆逐艦)をサルベージレストアして改称・編入。従って、本艦は帝国海軍駆逐艦籍を有していた経歴を持つ一の海上自衛隊護衛艦である。
初代「ありあけ」及び「ゆうぐれ」はフレッチャー級駆逐艦の貸与を受けて改名して編入。
(フレッチャー(艦これ)が、「海上自衛隊に編入した」と言及する同型艦である。うち「ありあけ」の元となるヘイウッド・L・エドワーズ(艦これ)は「夕暮」と同時実装。)
2代「ありあけ」は現役で2代目「むらさめ」9番艦。

備考 本級及び次級の建造変遷

要するに①計画、②計画の説明図となります。

計画 艦番 艦名 備考




1 初春 ①計画で本級は12隻の建造が予定されていた。原計画で工。12.7cm連装2基4門と同単装1門、三連装魚雷発射管3基9門と本級が初となる次発装填装置装備。試結果及び第四艦隊事件で就役後2回大規模改装工事を受ける。本級より開戦時93式酸素魚雷を搭載。
2 子日
3 若葉 初春子日試に伴う計画変更をいれて建造中に改造魚雷発射管1基を削減し配置を変更。更に、第四艦隊事件を受け大規模な体補強の改装工事を受ける。
4 初霜
5 有明 建造初期段階で前4艦の計画変更をいれて建造中に第四艦隊事件があり計画変更に伴う改造を受け「有明」として工(「春雨」までが該当)。白露型の大規模な計画変更を受け「有明」の艦級を初春型5・6番艦となる。以降「有明」は改初春型の別名として便宜上用いられる。
6 夕暮


1

5
白露

春雨
初春型7番艦以降の建造計画を見直し、有明3~7番艦として計画。更に抜本的改定を受け新たに「白露型」1~5番艦として建造。初春型と大きく異なるのは重心を下げる設計と本級が初となる四連装魚雷発射管を搭載。
6 五月雨 有明艦級止を受け「白露型」6番艦として建造。デザインが異なるのはおそらくこれが理由。


7

10
海風

涼風
②計画では14隻の建造を計画。
ロンドン海軍軍縮条約破棄は確定していたが4艦は発注済みだったため、白露型ベースに艦部分等一部設計を変更して工。「改白露型(海風)」とも呼ばれる。


1

10
朝潮

軍縮条約を破棄することを前提に、特型駆逐艦規模の体に艦砲は12.7cm連装3基6門、四連装酸素魚雷発射管2基8門、次発装填装置付。本級より内部電を交流化。カタロスペック満足できなかった海軍は③・④計画で「陽炎型」を計画・建造したが、実際はカタロスペック以上の力が有り、実際18駆は本級及び陽炎型混成の駆逐隊である。

【本節に関する関連記事】
 *「白露型」:白露型姉妹 *「朝潮型」:朝潮型駆逐/朝潮型姉妹

同型艦の艦娘 & 関連する駆逐隊

姉妹艦一覧(実装日・担当絵師/CV・史実での建造地・所属)

艦名 初出 改Lv 改二実装 改二Lv 担当絵師 担当声優 建造地 所属艦籍/駆逐隊
1 初春 2013.4.23 20 2014.10.10 65
小林元子
佐世保 佐世保 21駆


初霜17駆
2 子日 - - 浦賀
3 若葉 - - やどかり 佐世保
4 初霜 2015.1.23 70 浦賀
5 有明 2020.7.11 48 - - 玖条イチソ タニベユミ 神戸川崎 横須賀 9駆
佐世保 27駆
6 夕暮 2023.3.1 49 - - 舞鶴

第二一駆逐隊

戦後、その解散まで一貫して「阿武隈」麾下の一水戦に所属。(一時的に聯合艦隊直属に転出。)一水戦解散時に残存していたのは「初霜」のみ。
矢矧」(「」)麾下二戦に転属後、下記27駆より「時雨」、31駆(のち2駆)より夕雲型朝霜」、18駆(解散後9駆、9駆解散後18駆再結成、のち7駆)より朝潮型」を編入。
坊ノ岬沖海戦で21駆では「初霜」のみが生還した。「初霜」は陽炎型雪風」のみとなった17駆に異動。

初春」「初霜」に改二時報ボイス、「子日」に正月限定グラが実装

詳しくは → 第二一駆逐隊

1番艦 初春(はつはる)

初春(艦これ)



3番艦 若葉(わかば)

若葉(艦これ)

2番艦 子日(ねのひ)

子日(艦これ)



4番艦 初霜(はつしも)

初霜(艦これ)



編入艦

白露型時雨(艦これ)第二七駆逐隊(下記)   夕雲型朝霜(艦これ)第三一駆逐隊第二駆逐隊
朝潮型霞(艦これ)第十八駆逐隊-(修理)→第九駆逐隊(→第十八駆逐隊)→第七駆逐隊

第二七駆逐隊 (旧第九駆逐隊)

初春型5・6番艦「有明」「夕暮」と白露型1・2番艦「白露」「時雨」により編成。
開戦時、「阿武隈」麾下の一水戦。のち「由良」麾下の四戦、「長良」麾下の二戦に転属。
直後に「有明・夕暮」戦。(有明・夕暮戦後、二戦旗艦は「能代」に変更)
戦所属時に2駆より「春雨」「五月雨」を編入。
最後に残った「時雨」はレイテ沖海戦西村艦隊に所属。その後初霜を残すのみとなった上記21駆に編入した。

詳しくは → 第二七駆逐隊 / 白露型姉妹

5番艦 有明(ありあけ)

有明(艦これ)

 2020夏イベE-5ドロップ艦として実装
(2020年7月11。7月31日水着グラ実装)

6番艦 夕暮(ゆうぐれ/ゆふぐれ)

夕暮(艦これ)

2023年3月初春イベE-2ドロップ艦として実装。なお「いつ海」第7話に登場した時点では未実装だった。

白露型1番艦 白露(しらつゆ)

白露(艦これ)

白露型2番艦 時雨(しぐれ)

時雨(艦これ)

編入艦
白露型5番艦 春雨(はるさめ)

春雨(艦これ)

白露型6番艦 五月雨(さみだれ)

五月雨(艦これ)

関連動画

関連項目

初春型姉妹 / 初春型駆逐艦
1.初春 - 2.子日 - 3.若葉 - 4.初霜 - 5.有明 - 6.夕暮

※以下、記事未成の可性あり※

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liã¢ã¤ã³ã³ï¼#006699ï¼ 有明(アズールレーン)  liã¢ã¤ã³ã³ï¼#006699ï¼ 夕暮(アズールレーン)

脚注

  1. *雷艇とは名ばかりで、ミニ特型駆逐艦とも言える重武装。(神風型駆逐艦(2代)相当の武装が施されている。)
  2. *他は「電」追加で「阿武隈改二」「薄」「改二」「夕暮」「」のみ。
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