北日本放送とは (キタニホンホウソウとは) [単語記事]

北日本放送
Kitanihon Broadcasting
基本情報
略称	KNB
国	日本
所在地	富山県富山市
運営事業者	北日本放送株式会社
放送対象地域	富山県域(ラ・テ共通)
ラジオ周波数	738kHz(AM/中波)
アナログ親局	VHF1ch(水平偏波)
リモコンID	1ch
物理ch(親局)	UHF28ch(水平偏波)
ラジオ系列	JRN NRN *クロスネット
テレビ系列	NNN/NNS
コールサイン	JOLR(AMラジオ) JOLR-TV(アナログTV) JOLR-DTV(デジタルTV)
開局年月日	1952年7月10日 (AMラジオ) 1959年4月1日 (テレビ)
設立年月日	1952年3月14日
備考
AMラジオ局として初のFM中継局設置
放送局情報テンプレートボックス

北日本放送とは、富山県を放送対象地域とするラジオ＆テレビ兼業局である。ラジオはJRN＆NRN系列。テレビは日本テレビ系列。本社は富山市にある。

略称は「KNB」。

コールサインは、ラジオはJOLR アナログがJOLR-TV 親局はVH Fの1。　デジタルがJOLR－DTV　デジタルのリモコンIDは１。

概要

１９５２年にラジオが開局。１９５９年にテレビもスタートする。富山県の老舗のラジオ＆テレビ局。

テレビ放送開始時に、富山県出身の国会議員で後に日本テレビの初代社長に就任する正力松太郎氏の影響が強く出ているという説がある。だから、日本テレビ系列の中で結構優遇されている局でもある。例えば、ニュース番組の『きょうの出来事』では一時期だと、OPを独自のタイプに変更していても問題にならなかった程である。

テレビの場合は、日本テレビ系列ながらも一部テレビ朝日制作の番組を流している。特に土日はテレビ朝日やテレビ東京制作の番組を流している。

１９７２年に『城下町の女』という全国ネットの帯ドラマを制作していた。また、『ビバ！クイズ』というクイズ番組は富山県民の心に深く刻まれている。

新技術を全国に先駆けて実用化

AMラジオ放送局(特に日本海側や沖縄)の問題点として、韓国など近隣国の放送が夜間を中心に猛烈に混信し、まともに放送が聞き取れない地域が少なからずあるがそれを解消すべく、北日本放送は1991年にはFM中継局を全国初導入。
- 1987年から、FM中継局が導入される1991年まで、テレビの音声多重放送の副音声を流し、ラジオ放送の音声を流す試みがあった。ただし、CMやステレオ放送番組やその他もろもろで中断される時間が多かった。
- 2014年12月1日には、地上アナログテレビ放送が終了し、周波数が開いた帯域を利用し、補完FM放送が開始された。これも全国初事例(RNB南海放送も同日開始)。これにより、AM738kHz、FM80.1MHz、補完FM90.2MHzのトリプル体制(+Radiko)でラジオ放送を流している。
テレビでは字幕放送のみを行う文字多重放送局を省令改正直後の1991年2月に全国で初めて導入した。この技術が全国的に普及したのは1997年になってからである。
- 地上デジタル放送も三大都市圏以外では富山が最初。三大都市圏の10か月後の2004年10月1日開始。
これには前述のとおり、富山出身で読売グループの発展に多大なる貢献をした、某有力政治家(故人)の影響が今でもあるとかないとか。