南海地震は南海トラフ(四国沖から紀伊半島沖までの範囲)を震源域とする巨大地震である。東海地震と東南海地震と並んで近いうちに発生するのではないかと懸念されている巨大地震の一つである。
記録されている南海地震で最も古いもの、白鳳東南海・白鳳東海地震と同じころに発生した地震である。この地震により川が決壊したり、山崩れが発生したりし住宅・寺院に多大な被害を被った。さらに津波の来襲により、死者がかなり出た模様である。
仁和東海地震・仁和東南海地震と同じころに発生した地震。この地震により京都では舎屋や住宅が倒壊したりして圧死した人が多数でたという。さらに津波が襲来して沿岸部を中心に多くの死者が出た。
近畿地方にある興福寺や摂津天王寺などでは門や塔などが倒れたり、土佐では津波により田千余町(約1000ha)が海中に沈むなどの被害があった。なお、この地震とともに東海・東南海地震が発生したかどうかは不明である。
摂津四天王寺の金堂が崩落して圧死者が5名発生したり、津波により土佐・阿波・摂津などの国にて多大な被害を受けたりした。(なお、阿波の由岐では住宅1700戸が流され60人以上の死者が出たという。) 一時鳴門海峡の海水がなくなったとの記録もある。ちなみにこの地震とともに東海・東南海地震が起きたかは不明。(発生したという説はあるらしい)
地震による被害よりも津波による被害が強かった巨大地震(振動が弱かったという)。この振動が弱かったことが災いしてか、津波で逃げ遅れ溺死した人が多数発生したと言われている。なお津波による被害域は犬吠崎(千葉県銚子市)から九州までに渡ったといわれている。死者は1万~2万人。
慶長になって以後、この地震のほかに、慶長伊予地震・慶長三陸地震・浅間山の噴火・八丈島の噴火・慶長会津地震・大分地震(二つの島が沈んだ)といった大災害が短期間で発生している。
日本国内史上二番目の地震である。東海地震・東南海地震とともに発生し、各地で震度7を記録するほどの揺れがあったとされる。近畿地方内陸部では強い揺れにより倒壊家屋が多数でたといわれている。さらに津波により房総半島から九州までの広い範囲で被害が出た。(瀬戸内海・八丈島などにも達したという) この地震による死者は4900人、倒壊及び流出家屋は29000戸となっているが、異説では死者は2万人を超えたとも言われている。
この地震の直後富士山が噴火した。
安政東海地震発生から32時間後に発生した巨大地震。近畿や四国といった地域で被害がかなり大きかったと言われている。死者2万人、倒壊家屋2万戸。なお、その後余震が2981回あり、そのうち17回が強震だったといわれている。
敗戦前後4年間のうちに発生した鳥取地震・三河地震・東南海地震といった4大地震のひとつである。地震発生直後大津波が発生し、東は房総半島・西は九州というかなり広い範囲に被害を及ぼした。
公表資料によるとこれから起こるとされる南海地震は以下のようになると予測されている。
ちなみに昭和南海地震の発生から既に65年ほど経っている。
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最終更新:2025/12/13(土) 18:00
最終更新:2025/12/13(土) 17:00
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