名探偵コナン業火の向日葵とは (メイタンテイコナンゴウカノヒマワリとは) [単語記事]

『名探偵コナン業火の向日葵』（ごうかのひまわり）とは、劇場版名探偵コナンの第十九作にあたる映画である。

概要

監督は静野孔文、脚本は櫻井武晴。

主題歌はポルノグラフィティの「オー!リバル」。2015年4月18日公開。

興行収入は44億8000万円。これは昨年の映画『異次元の狙撃手』、コラボ映画の『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』を上回るコナン映画史上最高売上である（2016年公開の『純黒の悪夢』は更にこの記録を上回っている）。

2016年4月15日に金曜ロードSHOW!でノーカット版が放送された。オー！リバルはカットされてたがな！

あらすじ

ゴッホの「ひまわり」を落札した鈴木次郎吉。しかしオーディション終了後、会場にキッドカードが撃ち込まれ、怪盗キッドが姿を現した。警備主任のチャーリーが追い詰めるも、キッドは閃光弾を放ち逃亡する。
次郎吉は『ひまわり』を羽田空港へ輸送する。しかし、空港到着間際に貨物室の外に仕掛けられた爆弾が爆発して『ひまわり』が機外に吹き飛ぶと同時に火災が発生し、飛行機は操縦が効かなくなり機内はパニックに陥る。
飛行機の爆破がキッドの仕業ではないかと囁かれる中、園子は「キッドは人殺しをするような人じゃない」と否定する。果たしてキッドの仕業なのか、それとも……？

登場人物

宮台なつみ（みやだいなつみ）声 - 榮倉奈々（ドラッグ反転で名前表示）
- ゴッホのひまわりを狙った人物。かつて２枚目と５枚目のひまわりには偽物疑惑があった。正式な鑑定の結果本物だと証明されたが、彼女はそれが信じられなかった。そして本物と一緒に飾られるのが我慢ならず、一連の事件を引き起こした。

備考など

タイトルの漢字はそのまま読み、カタカナの当て字がない。劇場版においてこのような例は第4作『瞳の中の暗殺者』以来15年ぶりのことで、第1作『時計じかけの摩天楼』、第3作『世紀末の魔術師』と合わせて4作目となった。
本作以降、2014年1月27日に死去した永井一郎に代わり、富田耕生が鈴木次郎吉を演じている。
普段エンドロールを締め括る「コナンの目」が本作は登場しない。
本作は2008年に公開された『戦慄の楽譜』に次ぎ、上映時間が2番目に長い作品である。
本作公開日である4月18日には、阪神甲子園球場での阪神タイガース対読売ジャイアンツ5回戦の試合前、キッドによる始球式が行われた。
2016年に開催された歴代映画人気投票で、19作品中第8位となった。