土佐くろしお鉄道

土佐くろしお鉄道とは、高知県四万十市（旧中村市）に本社を置き、鉄道事業を行っている第三セクター方式の鉄道事業者である。

概要

国鉄再建法により建設が凍結になった宿毛線・阿佐西線（今の阿佐線（ごめん・なはり線））を引き受けるために1986年（昭和61年）5月8日に設立された。この半年後、第3次特定地方交通線に指定された国鉄中村線（1987年に国鉄分割民営化によりJR中村線に）を引き受けることが決定した。その後1988年（昭和63年）に中村線、1997年（平成9年）に宿毛線、2002年（平成14年）に阿佐線が開業した。

2005年（平成17年）に宿毛駅で特急列車が駅舎に衝突し、運転士が死亡する事故が発生している。この事件により、特急列車・普通列車の本数が減らされたため収支が悪化したと言われている。

所有路線

路線名	路線長	備考
宿毛線	23.6ｋm	日本鉄道建設公団建設線の中村～宿毛間を開業したものである。 ちなみに宿毛～宇和島間は未成線である。
中村線	43.0km	1963年（昭和38年）に国鉄中村線として開業した。
阿佐線（ごめん・なはり線）	42.7km	日本鉄道建設公団建設線の奈半利～後免間を開業したものである。 ちなみに奈半利～甲浦（徳島県）間は未成線、 甲浦～海部間は阿佐海岸鉄道阿佐東線になっている。

所有車両

• 2000系：特急列車。JR四国所有の2000系とほぼ同仕様で新製された。4両。
  • 2001年（平成13年）に4両にラッピングが施され、アンパンマン列車になった。
• TKT8000形：気動車。宿毛・中村線にて使用。
• 9640形：気動車。阿佐線にて使用。

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

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関連項目

• 鉄道事業者・路線一覧
• 阿佐海岸鉄道：阿佐東線を運営する第三セクター方式の鉄道事業者。
• 土佐電気鉄道
• 四国旅客鉄道／JR四国

リンク

• 土佐くろしお鉄道