宝塚歌劇団とは、兵庫県宝塚市を本拠地に、未婚の女性だけで構成されている日本の歌劇団。
阪急電鉄株式会社の直轄組織となっており、同社の社内部署「創遊事業本部歌劇事業部」が事業運営を行っている。
理事長は小川友次。
1914年に初の公演を行って以来、今日も人気を集める女性歌劇(少女歌劇)の劇団。第1回の演目は意外にも桃太郎を題材とした「ドンブラコ」で、一時男子部もあった時期がある。
第二次大戦下で劇場閉鎖に追い込まれたり1970年代には半分以上が空席という窮地に追い込まれるも、「ベルサイユのばら」という現在も名高い名作が全国的なブームとなった結果人気が再燃。現在ではチケットの入手が非常に困難な劇団として絶大な人気を誇る。
「宝塚」「ヅカ」などと略して呼ばれることも多く、劇団員(「生徒」と呼ばれる)は「タカラジェンヌ」と呼ばれ親しまれている。
劇団が運営する宝塚大劇場(通称ムラ、兵庫県宝塚市)と東京宝塚劇場(東京都千代田区)を中心に公演を行っている。また、大劇場に併設された中劇場の宝塚バウホール(宝塚市)も所有しており、こちらではトップ候補生たちが主に公演を行っている。
2001年より、劇場中継や公演案内を中心とした専門チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」(通称スカステ)の東経110度CS放送が行われていて、そちらでは舞台で見せる美しい姿のほか、オリジナルのバラエティ番組内で普段の公演では見られないタカラジェンヌの一面を見ることができる。放送は朝7時から翌3時まで。
また昔からWOWOWとの関係が深く、作品に出演者である元生徒の副音声を付けたり独自番組の制作も行われている。その他BSプレミアム、TOKYO MXなどでも作品放送やタカラジェンヌの素顔が垣間見られる番組が放送されている。
女性だけの劇団であるため男性役も女性が演じる。なおかつ演じるのは少女漫画で描かれるような理想の男性であり、それも宝塚歌劇の人気の要因となっている。
一方女性役も昔ながらの楚々として可憐で麗しい女性像が多く、そんな姿にときめく男性ファンも意外と多い。
その他、様々なジャンルのミュージカルを同じ劇場でほぼ毎日公演しており当日券も(場合によっては)ある、という理由から老若男女問わず芝居好きが通うという面もある。
また「オクラホマ!」「ウエストサイド物語」「ミー・アンド・マイガール」「エリザベート」「ファントム」「スカーレット・ピンパーネル」「ロミオとジュリエット」を日本で初めて上演した劇団でもある。
宝塚歌劇団の公演形式は宝塚大劇場・東京宝塚劇場で行われる本公演と、宝塚バウホールで行われるスタッフも含めた若手のための公演が主で、他の劇場(梅田芸術劇場など)での公演や全国ツアーも行っている。その中身は芝居(主にミュージカル)とショーの2つに大別され、これらを組み合わせた2本立てで公演することが多い。
年末にはタカラヅカスペシャルという特別公演が行われる。そこでは東京宝塚劇場での公演がない4つの組が勢揃いし、各組個性あるショーを披露する。普段は同じ舞台に上がることのない別の組の生徒たちが一堂に会し、トップスターたちが言葉を交わすというファンにはたまらないイベントである。もちろんチケットは大変取り辛い。
100周年の節目である2014年は記念して東京宝塚劇場から月組が中継で参加し全組勢揃いとなった。中継のラグなどで割と微妙な感じではあったが
その年に行った公演をネタにしたコントをやったり、流行のギャグに全乗っかりして「そういえば宝塚って関西の劇団だったなあ…」というのを思い出すぐらいに全力でふざける。昔はトップ同士の交換や男役の娘役挑戦というかなり思い切ったこともやっていた。
基本的にオリジナルの新作を毎年公演しているが、海外で上演されたミュージカル(例:「ミー・アンド・マイガール」、「アーネスト・イン・ラブ」、「エリザベート」など)をやったり、漫画・ドラマなど原作付きの作品をやったりもする。人気があれば再演されることもあり、特に「ベルサイユのばら」は宝塚歌劇団の名を日本中に知らしめた不朽の名作であり、今も再演される事が多い。
また、「逆転裁判」や「戦国BASARA」などゲームを原作とした作品も作られ、「逆転裁判」に至っては3作上演されたほどの人気作に。
最近は漫画やドラマなどの舞台化にも積極的であり、2012年に「銀河英雄伝説」が宙組で、2015年には「ルパン三世」が雪組公演で舞台化され(しかもどちらもトップコンビの宝塚大劇場お披露目公演という大事な演目という扱いである)、翌年には同じ雪組で「るろうに剣心」が舞台化された。過去にはドラマ「相棒」やハリウッド映画「オーシャンズ11」を宝塚で舞台化という予想を超えた方向へと進んだことも。
2018年は作者が舞台化を長年断り続けてきたのを有無を言わせないビジュアルと脚本家の情熱で実現した花組の「ポーの一族」を皮切りに、宙組の「天は赤い河のほとり」と星組の「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」が上演され、宝塚歌劇団のファンのみならず原作ファンも惹きつけるラインナップとなった。
オリジナル作品では「ノバ・ボサ・ノバ」や「琥珀色の雨にぬれて」、「愛するには短すぎる」などの作品が人気である。
大劇場で上演されるミュージカルのお約束として、
というのがある。
例えば上記の「逆転裁判」では成歩堂龍一の過去の恋人が(原作に元ネタが居るとはいえ)オリジナルキャラクターのヒロインとして登場し恋愛模様を繰り広げ、「銀河英雄伝説」では作品そのものに恋愛描写があまり無くヒロインらしい立場で描かれたのはアンネローゼであったが、トップスターが演じたのが主役であるラインハルトであったためトップ娘役は彼の将来の妻であるヒルダを演じることとなった。
また宝塚の定番作品であるウィーン発のミュージカル「エリザベート」は元々エリザベート=女性キャラが主人公のミュージカルだが、宝塚で上演するに際してトップスターを主役にするためにトート=男性キャラが主人公に変えられている。
とはいえ例外が無いわけではなく、トップ娘役が主役になったり、2番手にあたる男役が複数人いる場合はそれに合わせてライバルキャラが増えたり、トップスターの相手役が男役演じる女性キャラだったり、男装した女性を演じるトップスターの相手役が二番手になったり、専科生がゲスト主演したためトップスターがライバルキャラを演じることもある。
日本舞踊をアレンジした日本物と、シャンソンやスパニッシュを用いた洋物(レビュー)がある。ほとんどがレビューで、公演毎にきらびやかな衣装に身を包んだタカラジェンヌにより演出家のコンセプトやイメージが具現化された作品となっている。2本立ての場合、ショーは休憩後にやるが、日本物の場合は先に上演される。ミュージカルと同じく毎年新作を上演しているが、人気のあるレビューは何度も再演されている。
レビューの場合それまでのミュージカルとは一切関係ない設定で進行するため、休憩前後で感情の乱気流に襲われることも多い。例えば戦争ものの悲恋の後にラテンの香りたっぷりの底抜けに明るいレビューが始まる、なんてこともよくある。
芝居同様トップスターとトップ娘役が恋に落ち成就する過程を歌とダンスで表現する。基本的に台詞はない。
順番は様々だが群舞、トップスターと娘役たちのダンス、逆にトップ娘役と男役たちのダンス、トップスターと男役たちが燕尾服を身に纏い大階段上で踊る通称:黒燕尾、トップスターとトップ娘役だけがステージ上でダンスからのフィナーレという流れが定番。
大勢が一列に並びラインダンスをするロケットと呼ばれる演目はこの中で行われる。
普通はレビューのフィナーレで、日本物の後半にやる芝居で行われることもあるが、どちらの場合でも最後に大階段を降りてくるパレード(シャンシャンと呼ばれる長いリボンの付いたステッキ状の小道具を持ちスターが羽根を背負っているアレ)をやって、観客たちへ挨拶をする。ショーの無い1本立てや会場の都合で大階段がない場合は最後に少しだけショーを行い挨拶で締める。
基本的に生徒たちが観客に対して声を掛けることはないが、舞台初日や千秋楽には、トップスターが挨拶を行う。もし退団者がいる場合は千秋楽後に、組長から紹介され大階段を下りて同期や友人から花を手渡されて挨拶をする。
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本項ではタカラジェンヌからトップスター(トップ娘役も含む)になるまでの流れを説明する。なお、ここで挙げた流れはあくまで一例であり、必ずしもすべてのスターに当てはまるわけではない。
タカラジェンヌとなるには、宝塚大劇場にほど近い宝塚音楽学校で2年間日本舞踊やダンスなどの勉強をしなければならないが、入学試験は15歳~18歳までの4年間しか受けられないうえ、平均倍率は20倍前後という狭き門をくぐり抜ける必要がある。ここで男役になるか娘役になるかを決め、特別な事情がない限り同じ性別の役を退団まで演じる。芸名は2年生(本科生)のときに決める。つける芸名にはいろいろルールがあり、家族と考えたり、恩師や先輩から付けてもらったりするのが一般的。
カリキュラムには自衛隊伊丹駐屯地における基本動作の訓練もあるなど、まさに軍隊のような規律がが求められていた。1年生(予科生)のうちは毎朝校舎の至る所をありとあらゆる手で掃除している姿が過去の映像に残っており、人に会ったら必ず挨拶する姿も印象に残っている。
また未来の阪急電鉄社員であるため阪急電鉄に乗車する時は必ず最後尾で着席も禁止、特に宝塚本線と今津線は下車時や車両を見かけた際は上級生や更に先輩である歌劇団の生徒が乗っている可能性もあるので、最敬礼で見送らなければならない。これは歌劇団入団後も続けて守られるルールであった。
・・・というのが大変有名ではあったが、パワハラめいており時代にそぐわないという理由で2020年現在はほぼ無くなっているそうである。ともあれ、若い少女たちに礼儀作法を教え込むという、昭和の頃は良家の子女の花嫁学校という面も持っていた宝塚らしい文化は今でも少しは残っているらしい。
ちなみに「学校」という名前ではあるが法律上は予備校や自動車教習所と同じ扱いのため、高校中退で入学した場合経歴上は中卒になる。最近は希望すれば高卒認定カリキュラムも受けられるようになった。
宝塚音楽学校での成績・卒業年度は宝塚歌劇団に入団してからも影響し、これにより序列される。が、トップスターは決して成績がいい人ばかりなるわけではない。例えば元月組・星組トップ娘役の檀れいは最下位の成績で入団している。
宝塚音楽学校を無事卒業し宝塚歌劇団に入団すると、肩書は本科生から研究科1年生、略して研1となる。それと同時に阪急電鉄との雇用契約を交わす。研6までは阪急電鉄の社員として扱われ、それ以降はタレント契約になる。
入団と同時に生徒の年齢は非公表となり、卒業まで明かされることはない。
その後稽古を積み、研1生全員で宝塚大劇場での初舞台へ出演。ここで代表して数名が口上を述べ、ショーの中で一糸乱れぬラインダンスを披露する。
年によっては班ごとに各組の公演を回ることもあり、それから正式に各組へ配属される。配属後、一定期間を経てから「組替え」といって会社の人事異動よろしく組を移動することもある。
将来性ある人の場合、俗に「路線」と言って新人公演(本公演の間に1日だけ、研7以内のメンバーだけですべての役をこなす公演を行う)や宝塚バウホールでの公演で主演ないしヒロインを務める。本公演でも徐々に主人公のライバルなどといった良い役・ソロで歌うなど美味しい場面を与えられ、テレビ出演など舞台以外の露出も増えていく。これがトップスターになる必須条件といってもいい。
男役と娘役には明確な差があり、例えばメディア対応などで主役になるのは男役のトップスターの方で、トップ娘役は相槌を打ったり「〇〇さん(トップスター)にしっかりと付いてきます」などと古き良き妻のような受け答えが多い。組の公式グッズでもトップスターがデザインしたグッズはあるがトップ娘役がデザインしたものはほぼ存在せず、また写真を使ったグッズも男役スターの方が格段に多い。
前者については基本的にトップスターがトップ娘役より先輩であることが多いためで、後者については戦後の宝塚のファンは女性中心となったため客層に合わせて自然と男役グッズが増えたと推測されている。
また男役はプライベートにおいても女性性を消した生活を暗黙のルールとして求められており、退団後女性への戻り方が分からなかったとインタビューで語る生徒も多い。「男役10年」という言葉が生徒たちの間でも語り継がれているように、女性が男性を演じきるにはそれだけの時間公私共になりきり続けなければ成立しないということでもある。
一方娘役も娘役らしい清楚で可憐な姿を望まれるため、同様に振る舞いに気を遣いながら暮らすことを求められる。
一つの組で徐々に実績を積み上げてトップスターになるパターンもあれば、組替えにより昇格し、最終的にトップになる場合もあるなど決してトップスターへの道はパターン化されているわけではない。しかし、男役の場合概ね10年以上(場合によっては20年近く)、娘役でも3年程度は経験を積まないとトップにはなれない。
ドラマ等でお馴染みの女優・天海祐希は研7にして涼風真世の跡を継ぎ月組のトップスターになったが、これは今も破られない最速記録である。どのぐらい早かったと言うと天海の次の月組トップスターであった久世星佳が彼女の4期先輩だったほど。そのせいで天海は在団中他の生徒たちから様々な仕打ちを受けたらしく、現在は滅多に公の場で宝塚の話をしなくなっている。
娘役では女優・黒木瞳が研2で月組のトップ娘役になったのが最速である。
トップスターになるとフィナーレで大きな羽を背負うのだが、男役は20kgもある羽を背負い、最後にゆっくりと大階段を降りてくる。ちなみにこれは本物のダチョウの羽を使って作られたもの。宝塚代表のような形でテレビへの出演もするし、記者会見などにも出席したりするので大忙しである。
そんなトップスターの任期はだいたい3年前後で、長くても5年程度である。短い時は1年もしないうちに、つまりたった1回の公演で退団するはめになったケースもある。
そしてトップスターが交代するとき、それまでのスターは専科への異動がなければ宝塚歌劇団を卒業、すなわち退団することになる。トップスターになる前に結婚・定年(60歳の誕生日まで)などの理由で退団する人もいる。その時は各種セレモニー・千秋楽での退団スピーチが行われ、トップスターともなれば退団会見をマスコミがこぞって取り上げ、公演にはファンが大挙して押し寄せる。退団後は宝塚歌劇団に何らかの形で関わったり、女優やタレントとして芸能界で活躍したり、引退して主婦になったりと様々である。
花・月・雪・星・宙(そら)の5組からなる。それぞれ主演男役(トップスター)、主演娘役(トップ娘役)がおり、舞台はほぼ全て彼らを中心に作られるスターシステムを採用している。また各組には組長と副組長がおり、組のメンバー(組子と呼ばれる)の面倒を見る、いわば管理職である。そのため最上級生が就任することが多い。
各組の特徴としては「キザな男役とダンスの花組」「芝居巧者の月組」「日本物の雪組」「コスチュームの星組」「高身長揃いで迫力のある宙組」というのがよく言われている。
これらの組とは別に専科という枠があり、5組に配属された後に舞踊や演技など特出する才能がある生徒が移籍することがある。
基本的には他組のように専科だけで公演をするのではなく、専科生たちは各組の舞台に必要に応じて出演していく。一部例外はあるが高齢の役を演じるメンバーが多く、きらびやかな宝塚の舞台を陰でしっかりと引き立てる存在である。また、回数は少ないが専科生だけの公演もある。
以下は、宝塚歌劇団のトップコンビと正副組長の一覧である。
| 組 | トップスター | トップ娘役 | 組長 | 副組長 |
|---|---|---|---|---|
| 花組 | 柚香光 | 華優希 | 高翔みず希 | 冴月瑠那 |
| 月組 | 珠城りょう[1] | 美園さくら[2] | 光月るう | 夏月都 |
| 雪組 | 望海風斗[3] | 真彩希帆[4] | 奏乃はると | 千風カレン |
| 星組 | 礼真琴 | 舞空瞳 | 万里柚美 | 美稀千種 |
| 宙組 | 真風涼帆 | 星風まどか | 寿つかさ | 美風舞良 |
| 専科 | 轟悠[5] | (松本悠里)[6] | (英真なおき)[7] | ―― |
(2020年12月4日現在)
「キラキラした少女漫画みたいな世界を見てみたい」
「好きな漫画・ゲーム・アニメが宝塚になるらしいので見に行きたい」
「一度見たら沼に落ちると言われるほどの世界を体験してみたい」
そうは思っても日常的に観劇経験のある人じゃないとどうしたら見られるのか分からないかもしれない。映画のように当日劇場に行ってチケット売り場に行けばいいのか、と思っても生徒の顔が肉眼で何とか確認できるような席は前売りで終わっていることがほとんどなのが現状である。
ということで宝塚を生で見る方法を幾つかご紹介する。
ネット環境があれば24時間いつでもできる方法。誰でも利用できるが年会費が必要な宝塚友の会の会員であれば先行予約抽選への参加も可能。
使い方は大抵のプレイガイドと似ているので難易度は低め。ただし人気公演の場合は友の会向けで完売だったり、前売り販売開始時間にはクリック戦争状態になるのも大抵のチケット入手と似たようなもんである。
チケットぴあやイープラスなどで購入する方法。「え、似たことを公式Webサービスでやってるなら枠取られて無理では?」と思うかもしれないが、公式とは買える席が別枠のためその点は問題ない。
ちなみにJR西日本のみどりの窓口でも買えたりする。
こちらも上記と同じようなメリット・デメリットがあり、更に大抵10時から前売り購入開始のため一般のライブや舞台等と被り更に鯖落ちの可能性が高くなっている。
見に行く劇場が近い人向け。Webチケットサービス・プレイガイドより前売りの発売が数日遅れるため、そっちで規定数が終わっている場合は購入不能。
当日券の有無は公式サイトに2、3日後の公演分までが表示されるので、それを頼りに並ぶことになる。人気公演の場合始発組や近隣ホテルに宿泊し始発時間に並ぶようなガチ勢も出るため、本気で見たい場合はちょっと覚悟が必要。またこの段階では2階席最後尾や立ち見席など生徒の顔が目視できない席ぐらいしか無いことがほとんどである。その代わり値段は多少手頃になるのでどちらを取るかは人それぞれ。
値段は高いがほぼ確実に良席で観劇できる方法。現地までの交通手段(新幹線等)、レストランでのランチやディナー、劇場近隣ホテルの宿泊などと観劇チケットがセットになったパックツアー。
当然だがチケット単体を買うよりもかなり割高になり、人気公演の場合は抽選漏れすることもある。幾ら払っても良いから何が何でも見たい公演の場合にオススメである。
1番目の方法の上位版ではあるが、入会費年会費等が必要なため今後も宝塚の公演を見続けるつもりなら候補に上がる方法。
チケットの先行予約抽選、一般販売も非会員とは別枠の席が用意され、会員向けイベントや各種値引きなど宝塚ファンにはありがたいサービスだが、肝心のチケットは年会費の割に合うぐらい取りやすい…という訳でもないらしい。
難易度が高めの方法。
ここで言う『会』とは上記の友の会のことではなく、生徒個人に対して存在する非公式のファンクラブのことである。会は常日頃から生徒のサポートを行っておりその一環でチケットの購入もしているため、場合によっては会の人から余剰分を回してもらえる、もしくは事前にお願いした日の公演チケットを買わせてくれる可能性がある。
注意点としては、見たい公演の組の生徒の会の人と知り合わなければならないこと、相手はその生徒を公私共に支えているファンであることを大前提として失礼のないように接すること、人気公演の場合そもそも会にも回ってくる数も少なくなるためたとえ買えなくとも文句は言わないこと、会から購入したことをあまり口外しないこと、などがある。
また映画や舞台鑑賞をする人がよくやる「この席で見たよ!」と座席位置が分かるような写真をSNS上に投稿するのは会チケットの場合タブー[8]なので初心者は特に要注意。
勿論、公演を見てこの生徒さんを応援したい!と思ったのなら会に入会するのも継続的に宝塚を見る一つの手である。入会したくなったらその生徒さんへのファンレターにそれとなく書いてみたり、公演前後に現地にいる人だかりを探してみよう。
ただし複数の生徒の会に入会することはマナー違反なので、もし気に入った生徒が複数いる場合は誰か一人を選ぶか潔く入会は諦めよう。
天に運を任せる方法。商品を買うと劇場貸切公演のチケットが貰えたり、新聞や雑誌等のプレゼントに応募するやつである。
本当に神頼みなので上記全てが駄目だった時やダメ元で使おう。
最早現地は無理だ…という時の最終手段。5000円弱で劇場最前列よりもはっきり生徒の顔が見えるので気軽に臨場感を味わえる観劇方法。日本全国の映画館で行われているので遠くて劇場になかなか行けない人でも安心である。
基本的に千秋楽のみ行われているため、特別演出や台詞変更を見たい人たちが詰めかけ都市部ではライビュすらチケットが取りにくいのが現状である。またカメラの都合上舞台全体を見たい人には物足りないことも。通信の関係で台詞や映像が途切れることもある。当初は退団者挨拶も上映されないこともあったが、現在は挨拶やカーテンコールが最後まで上映されるようになっている。そのため人気スターの退団がある場合は劇場並みに取れないチケットと化している。
ちなみに最も取りにくい映画館と言われているのが東京宝塚劇場に一番近い東京ミッドタウン日比谷にあるTOHOシネマズ日比谷。上映終了後急げば生で退団者の姿を見られることもあり、特に現地を諦めた卒業生ファンにとっては何が何でも席を確保したいと言われている。
また最近は博多座公演や日本青年館公演と、大劇場以外の公演でもライブビューイングが開催されるなどチケットが取れなかった人や遠方で行けない人でも中継で楽しめる環境が整いつつある。
諦めて円盤買うかスカステに入って放送されるのを待とう。
1万円でスターだけ映すカメラアングルと稽古風景も付くブルーレイもいいし月額2700円で新旧大量の宝塚作品を浴びられるスカステもいいぞ。いきなりスカステはハードルが高いなら月額2300円のWOWOWで映画と共に月2作品ほどを楽しんでみたり、2・3ヶ月に一度ぐらいあるNHKの放送で慣れていくのもいいぞ。
ちなみに円盤とスカステとWOWOWとNHKは全て違う公演日の映像なのでヅカヲタを極めてくるとどの道全部見ることになるよ。
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最終更新:2025/12/11(木) 03:00
最終更新:2025/12/11(木) 03:00
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