差し戻し(MTG)とは、マジック:ザ・ギャザリングのカードである。
Remand / 差し戻し (1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。そうした場合、それをオーナーの墓地に置く代わりに、そのプレイヤーの手札に加える。
カードを1枚引く。
まあ、少なくとも腕のひらひらとか呪文のぶつくさとかは印象的だったかな。
ラヴニカブロックの大型エキスパンション「ラヴニカ-ギルドの都」にて収録された打ち消し呪文。
古くからのMTGプレイヤーは記憶の欠落/Memory lapseを連想する人もいるのではないか。
このカードで呪文を打ち消しても相手の手札に戻ってしまうため、そのまま使っても時間稼ぎにしかならない。しかしその時間稼ぎが案外鬱陶しく、2マナとかなり軽いため序盤に撃たれると対戦相手のテンポを削がれる。しかもドロー効果が付随しているため手札も減らない。
自分の呪文に使うことでカウンターや立ち消えから守ったり、手札で腐ってきたら適当な呪文にプレイしてさながらサイクリングのように使えるのも見逃せないポイントである。
その軽さと色拘束の弱さからラヴニカブロックの多くの青系デッキの序盤を支えた名カード。
ラヴニカブロックというとこの呪文を思い浮かべるMTGプレイヤーも少なくない。
皮肉が利いたフレイバーテキストも雰囲気が出ており秀逸である。
Memory Lapse / 記憶の欠落 (1)(青)
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。おお、良心なら持っていたとも。だが、残念。どこかに置き忘れてしまったらしい。
― チャンドラー
記憶の欠落/Memory lapseは、「ラヴニカ-ギルドの都」の10年前に発売されたエキスパンション「ホームランド」で初登場した打ち消し呪文である。差し戻し/Remandとよく似た役割を持つカードであり、しばしば比較される。
大まかな相違点は以下の通り。
差し戻し | 記憶の欠落 |
---|---|
打ち消した呪文は手札に戻る →マナがあれば再び唱えられる |
打ち消した呪文はライブラリーに戻る →次のターンまで唱えられない |
打ち消した後にドローできる →自分のドローを加速できる |
呪文をライブラリーに戻し、ドローを阻害する →相手のドローを阻害できる |
自分の呪文に対しても使用できる | 基本的に相手の呪文のみ対象にする |
手札破壊と相性がいい | ライブラリー操作と相性がいい |
フレーバーテキストはこちらも皮肉めいている。相手をおちょくるかのような呪文効果だからだろうか。
ちなみにチャンドラはホームランドの登場人物であり、プレインズウォーカーのチャンドラ・ナラーとは無関係。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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