『戦国大戦』とは、SEGA開発による日本の戦国時代を舞台としたアーケードオンライン対戦型トレーディングカードゲームである。
2010年2月のAOUにて発表があり、同年11月10日初期verの『戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-』が稼動を開始した。
2012年10月11日より新バージョン(ver2.0)『戦国大戦 -1582 日輪、本能寺より出ずる-』が稼働している。
カード操作ゲームとして一世を風靡した『三国志大戦』を踏襲するシステムになっている。
戦国大戦をプレイするには、まずセガの共通ICカード「Aime」と、ゲーム中に操作する武将カードを用意する必要がある。Aimeは自分のプレイデータを記録するもので、後述のネットサービスに加入していれば無くしてもデータの再取得が可能。これでも1枚300円程度するものなので、できれば紛失しないようにしたい。一部携帯電話やバンダイナムコのICカードでも代用できる。
武将カードはゲームごとに排出されるので、プレイすればするほどカードのバリエーションが豊かになる。最初に始めるときは持っていないはずなので、ゲームセンターの自販機で買えるスターターパックや、カードゲームショップで購入したり、もしくはゲームセンター内のリサイクルボックスに投げ込まれたカードなどを見繕ってプレイするといい。リサイクルボックスはお店のご厚意で置いているものなので、ゴッソリ略奪していかないように。
ただし、正規のプレイ料金が3試合-600円(1試合-300円、2試合-500円)、Aimeが300円、スターターパックが200円で、最初のプレイ開始までに1100円もかかるのが難点。各店舗で行われている「無料体験キャンペーン」を利用すればAime購入の300円だけで済む(スターターは貸出)ので、これから始めようという人はそれを利用してみるといい。
戦国大戦で使われる武将カードには、三国志大戦同様にC(コモン)、UC(アンコモン)、R(レア)、SR(スーパーレア)、そして戦国大戦特有のSS(戦国数寄・せんごくすき)のレアリティ5種類が設定されている。Cが最もレアリティが低く、一方でSR・SSが最も高い。レアリティはカードの排出率に関係し、RやSRはその名の通り希少価値が高い。有名な人物や女性キャラクターなどはレアリティが高くなりやすい。このほか、関連グッズのオマケとして付随するEXカードも存在する。
SS(戦国数寄)は漫画家などのゲスト作家によって描かれたイラストが使われており、一部では既存の戦国時代作品とのコラボレーションもある。以下は現在までのSSカードおよび作家・作品である。気になる作家がいれば、それのカード入手を目標にしてみるのもいいかもしれない。ただしSSは各バージョン限定品なので、古くなるほど入手困難になるので注意。
| ver1.0 |
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|---|---|
| ver1.1 |
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| ver1.2 |
|
武将カードにはそれぞれ「コスト」「勢力」「兵種」「武力」「統率力」「計略」が設定されている。
コストは1コストから4コストまで0.5コスト刻みで設定されており、コストが高いものほど能力が高めに設定されている。基本ルールではこれらを8コストまたは9コスト分組み合わせてデッキを編成する。規定コストに足りなくてもプレイは可能だが、メリットは薄いので基本的には行われない。
勢力は後述する織田家や武田家といった武家で、同じ武家に所属するカードで揃えると最大士気の上限が増える。
武力はそのものずばりの攻撃力であり防御力。これが高いほど戦場でおおよそ武力1から武力12までの12段階で設定され、コストが高いほど武力が高いものが多い。武力は計略などで上下し、いかに高い状態で戦闘できるかが勝利のカギとなる。ちなみに最低値は0で、マイナスにはならない。
統率力は部隊同士の乱戦(押し合い)などに影響し、正面から乱戦になると統率が高い部隊が低い部隊を押しこむことができる。敵部隊を動かす、または敵から動かされない能力が高ければ、それだけ戦場における陣取り・位置取りが有利になる。また伏兵のダメージや計略の効果時間も関係し、統率が高いほど効果が大きく、敵からかけられた計略に対する耐久力も統率できまる。
戦国大戦には現在5種類の兵種が存在し、それぞれ戦場で異なる立ち回りが要求される。三国志大戦のシステムを踏襲しているため大部分ではそちらと変わりないが、三国志の「象兵」「攻城兵」に相当するものがなく、一方で新兵種の「鉄砲隊」が存在する。(兵力はVer2.0から全兵種100%となった)
| 兵種 | 兵力 | 特徴 |
|---|---|---|
| 騎馬隊 | 100% | 馬に乗った軍隊で、平常時の移動速度が最も速いが、城に対する攻撃力が低い。ある程度走るとオーラをまとい、その状態で敵に触れたりると「通常突撃」で攻撃できる。またこの時タッチを行うと「タッチ突撃」を行い、統率差によって敵を弾く事が出来る。ただし突撃準備状態で槍足軽の槍先に突っ込むと、迎撃でダメージを受ける。三国志大戦の「騎兵」に相当する。三国志のそれと違うのは突撃準備・突撃状態に防御力ボーナスがない(弓ダメージを普通に受ける)という事であるが、一方で鉄砲隊の発射を突撃(通常、タッチどちらでも)でキャンセルする事が出来る。 |
| 竜騎馬隊 | 100% | ver2.00より登場。基本的な部分は騎馬隊と同じだが、タッチ突撃が出来なくなっている。その代わり、タッチをすると自分の前方に扇状に拡散する鉄砲を発射する(フルヒットで五発、鉄砲隊と違いロックオンはしない)。リロード速度は鉄砲隊のそれよりやや早めだが、威力は低い。また、乱戦中や攻城中に発射不可なのは鉄砲隊と同様。 |
| 軽騎馬隊 | 100% | ver2.00より登場。基本部分は騎馬隊と同じ。しかしタッチ突撃や竜騎馬特有の発砲も出来ない兵種である。その代わり他の騎馬隊よりも移動速度が速いという利点がある。また、カードによっては計略でタッチ突撃や焙烙投擲などが出来るようになる場合もある。 |
| 槍足軽 | 100% | 槍を正面に構えた軍隊で、移動速度が最も遅いが、城への攻撃力は最も高い。上述の騎馬隊達を「迎撃」できるほか、カードを一定の角度以上動かすことで「槍撃」攻撃ができる。ただし乱戦中は槍が出せないので、槍を活用する場合は距離の取り方が重要。三国志大戦の「槍兵」に相当する。迎撃を行う事で被迎撃武将は一定時間移動速度が遅くなる仕様が付加された。 |
| 弓足軽 | 100% | 弓を携えた軍隊。騎馬隊ほどではないが、そこそこの移動速度がある。動いていないときに矢を放ち、射程内の敵部隊に遠距離攻撃ができる。相手を射程内に捕らえつつ動かないことが重要な兵種なので、単独よりも別の部隊に守られながら戦う方が力を発揮する。三国志大戦の「弓兵」に相当するが、こちらには「走射」や「崩射」が存在しない。また継続的に攻撃を加える特性から、特技「気合」持ち武将の回復効果を停止できる。 |
| 鉄砲隊 | 100% | 鉄砲を携えた軍隊。戦国大戦初登場の兵種で、弓足軽と同様に遠距離攻撃が可能。弓とは違い、射撃はタッチアクションによって発動し、射撃中は基本的に移動できない。射撃は弓攻撃よりも瞬間的な火力に優れるが、一方でロックオンしないと攻撃できず、ロックの時間で攻撃力も変動する。ver2.00より弾は一発撃ちきりになり、その都度リロードが入る仕様になった。その代わり、自部隊がロックオンしたカードの方向を向いていた場合、射撃の速度が上がるようになった。射撃は突撃(タッチでも通常でも)によってキャンセルされてしまうので、注意が必要。 |
| 足軽 | 100% | 上記の兵種と異なり、これといったアクションを持たない部隊。敵部隊に密着して乱戦する以外に戦闘方法がなく、騎馬隊や鉄砲隊相手に為すすべなく負けることも多いが、その分兵力が他よりも多目にあり、またカードのスペックが高めに設定されていることが多い。三国志大戦のやはりノーアクション兵種「歩兵」に相当するが、兵力の違いもあって、三国志のそれとは扱いが段違いである。 |
カードの能力は武力と統率の数字のみならず、その数字の脇に「魅」「気」などといった文字で表される特技も含まれる。これらは三国志大戦でもあったものだが、戦国大戦では独自の特技が多い。現時点では、武将カードごとに最大3つまで特技が設定されている。
| 特技 | 特徴 |
|---|---|
| 魅力 | この特技を持つ武将を登録していると、士気が0.5溜まった状態でゲームを開始できる。持つ武将が多ければそれだけ最初から蓄積するので、開幕から計略を使って優位に立つのもひとつの手である。魅力は各勢力の大名クラスや、女性武将などについている場合が多い。魅力を持った武将の数を参照する計略も存在する。 |
| 伏兵 | ゲーム開始時点で相手から見えない「伏兵状態」になり、そこを敵が通過すると伏兵解除、相手にダメージを与えられる。ダメージは統率の差によって決まり、統率の低い武将で踏んでしまうと大事故になる。伏兵を探す側は統率の高い武将で処理したり、あるいはコストの低い武将で踏ませてリスクを減らしたり、逆に配置する側はそれらを考慮して配置するなど戦略の要になる。伏兵状態は、城に戻ったり、大筒の上に乗るなどしても解除されてしまうので注意。 |
| 防柵 | 自軍の陣地内に、敵部隊の邪魔をする柵を設置する。三国志大戦から存在したものだが、戦国大戦では敵部隊以外にも鉄砲の射撃も遮断する。柵には耐久力があり、敵部隊の接触や射撃による被弾で劣化し、そのうち壊れてしまう。ちなみに、槍の穂先や弓攻撃は柵をすり抜ける。柵以外にもステージによっては「櫓(やぐら)」が存在することもあり、銃弾こそ防がないものの、敵の移動阻害に役立てることはできる。 |
| 制圧 | 大筒のカウントを早める特技で、筒の上に居座ることで機能する。効果は大筒の上にいる制圧持ち武将のコストに依存し、制圧持ちが複数部隊いればそのコスト分のカウント加速になる。動かないことが重要な弓足軽の制圧持ちはかなり重宝される。 |
| 攻城 | 後述する「虎口攻め」で機能する特技で、通常の選択肢に加えて高威力の「本丸攻め」が選択可能になる。 |
| 気合 | 兵力が減った際に赤いゲージがある程度残り、そこが徐々に回復する。このため普通の部隊よりもしぶとく生き残り、カード上の数字以上の働きをすることもある。ただし回復するのは攻撃が途切れているときのみで、弓によって断続的に攻撃されていると回復が止まってしまう。一部のカードには、気合の上位版として「肉」という特技が存在する。 |
| 忍 | 主に忍者武将に設定されている特技で、伏兵とは違うが敵から姿が見えなくなる。三国志大戦の計略「隠密戦法」に相当する。敵に密接される・大筒に近づく・敵の城に近づくなどの行動で姿が見えるようになるが、そこから離れるとまた見えなくなる。見えない位置から弓や鉄砲で攻撃することも可能だが、その際に射撃の様子は見えてしまう。このステルス性を利用して、敵の隙をついて城を攻めるなどで活躍する。姿の見えない間は相手の弓や鉄砲でロックすることができないので、それらの兵種に対して有利に戦えるのも強み。 |
| 狙撃 | 鉄砲隊専用の特技で、ロックオンの段階が1段階増える。通常のロック段階は白→黄とロックオンサイトの色が変色する2段階だが、狙撃の場合は白→黄→赤と変化する3段階になる。赤ロックは射撃の威力が飛躍的に高まり「突撃準備解除」「(突撃準備中の騎馬隊でも)ノックバックさせる」といった恩恵を受けられるが、赤くなるまでに時間がかかるのが難点。本願寺の武将が多く所持している。 |
| 盾槍 | 槍足軽専用の特技で、構えた槍に盾が付く。この盾は鉄砲の弾によるダメージ・ノックバックを半減する効果があり、本来の苦手兵種である鉄砲隊に対して有利になる。ただし槍を構えた方向(正面)にしか盾はないので、側面・背面から撃たれると普通にダメージを受ける。また乱戦中は盾が出せない。主に北条家の武将が多く所持している。 |
| 車撃 | 「くるまうち」と読む。鉄砲隊専用の特技で、通常は射撃中は移動できない鉄砲隊が、移動しながら射撃できるようになる(移動速度は下がる)。逃げながら、または追いかけながら撃つことができるようになり、敵から避けられにくくなる。撃ちながら城に入ったり、攻城準備に入ってしまうと射撃は解除されてしまうので、城際での攻防はきちんとした操作が要求される。島津家の武将が多く所持している。 |
| 焙烙 | 「ほうろく」と読む。元々タッチアクションを持っていない兵種(弓足軽・槍足軽など)が持っており、タッチアクションで火薬の玉を投げ、炸裂したところの敵部隊にダメージを与える。ダメージはお互いの統率の差によって変化し、また爆発の中心に近いほどダメージも大きくなる。投げてから着弾までに避けられてしまうことも。一度投げると、補充されるまでは撃つことはできない。主に毛利家の武将が多く所持している。 |
| 豊国 | 「とよくに」と読む。豊臣家専用特技で、兵力が一定以下になったとき、タッチする事で兵力を数割回復することが出来る。ここぞという時の粘りに強く、高武力武将が使うと脅威になり得る。しかしタッチしなければ発動しない上、発動する頃には兵力が少なくなっているので、所持武将が多いときはこまめにカードを見るようにしなければならない。 |
ここでは戦国大戦の基本的なルールを紹介する。三国志大戦以上にアクション要素や手先の器用さが求められるゲームなので、ちゃんとプレイする場合はWikiなどを精読することをお勧めする。
ほとんどのルールは三国志大戦(以下「三国志」)と同一である。相手の城ゲージを0にするか、自城のゲージが敵を上回ったまま時間切れになれば勝利である。
三国志の基本システムに加え、用語の違い(知力→統率力など)の他に以下のような新システムがある。
戦国大戦では筺体にも変更が加えられており、カードに手が触れているか、カードから手を離したかどうかを認識できる。特にカードから手を離し、また触れなおすことをトリガーとするシステムがタッチアクションである。一部計略で使用する他、騎馬に突撃をさせる、鉄砲隊が射撃を行う、または焙烙を投げる際にはこのタッチアクションが必要になる。
一部の計略を使うと、タッチを継続することで力を溜める「チャージ」が発動する。MAXチャージで放つ計略の威力は凄まじいものの、その分発動タイミングが重要になり、またカードを押さえ続けることから操作しにくいという難しさもある。
なお、タッチアクションの認識は「叩く衝撃」ではなく、「手で覆った範囲」である。よく勘違いしてバンバン叩く人がいるが、筺体に負担が掛かるので、できるだけ優しく扱ってあげよう。
戦国大戦では「~の陣」という計略が登場している。これは発動すると一定範囲内の武将に効果がある「陣」を敷設するものである。陣は一定時間の間範囲内の敵味方に効果を及ぼし、範囲内であれば効果終了まで恩恵に与れる。また、効果範囲も武将の移動に伴って移動する。いわゆる陣略が計略になったようなものである。武将の足並みを揃えずとも恩恵を得られるが、反面陣形を敷設した武将を狙われ、撤退させられると士気が丸損になるという欠点がある。また、陣形は1種類しか展開できず、陣形発動中に他の陣形計略を使うと、前の陣形は消えてしまうので注意。
なお、三国志大戦の「号令」に相当するものは「采配」という名前になっている。采配は使った瞬間に範囲にいた部隊にしか効果が無いが、その代わり計略を使った部隊が撤退しても他の部隊への効果は残る。それぞれ一長一短なので、どちらを使うべきかはよく考えよう。
本作では三国志のように強引に敵将をすり抜けるような行為が不可能になった。一定時間以上乱戦状態になると双方が敵将を弾き、乱戦が解除される。また、この際に統率がより低い武将が大きく弾き飛ばされるようになり、統率の高い武将ほど弾かれにくくなる。統率が高ければ位置取りで有利になり、後述の大筒をめぐる攻防などで優位に立てる。
また乱戦によって与えることのできる兵力ダメージは現状かなり抑えられており、乱戦よりも各兵種の固有アクションを活用した方が大きな兵力ダメージを与えることができる。
戦場のどこか(大体50%ライン)に大筒拠点が設置されている。初期は中立だが、より長く占拠できたプレイヤーが大筒を支配できる。占拠に成功するとカウントダウンが始まり、一定時間経過すると大筒による砲撃を行い、敵城ゲージにダメージを与えることができる。この大筒と後述の虎口システムにより防衛志向の戦法、すなわち城壁に一撃を加えて自陣に引きこもるような戦法は難しくなった。
三国志では筺体の中央に「城門ゾーン」があり、ここを攻城すると与城ダメージが増大したが、本作ではそのほかに「虎口」が設置された。通常の攻城や大筒による砲撃、また時間経過により「虎口ゲージ」が上昇し、一定量がたまると虎口が開く。この間に虎口に武将(兵種不問)が侵入すると「虎口攻め」が発生する。
内容は相手の選んだ攻撃札と自分の選んだ防衛札が一致するかどうかというもので、一致しなければ下部スロットに応じて城ダメージを受ける。通常はダメージの大きい「内門攻め」と、ダメージが低い代わりに城防御力を下げる効果付きの「兵糧庫攻め」の二択となり、特技「攻城」持ち武将で入った場合はさらにダメージの大きい「本丸攻め」を加えた三択となる。場合によっては城ゲージを半分以上持っていくこともあり、虎口攻めによる逆転は重要な要素である。
読み合いと運の絡む要素でもあるが、いかに入られないか、いかに入るかもまた重要な戦略であり、それを念頭に置いた後半の攻め上がりに特化したデッキも存在する。
戦闘中に任意のタイミングで一度だけ効果を発揮する、三国志大戦でいうところの「奥義」「軍師カード」に相当するシステム。家宝はプレイごとに手に入る宝箱からたまに手に入り、家宝の種類・グレードによって奥義効果も異なる。家宝は同じく宝箱から入手できる大判を集めて、鍛冶屋に渡すことで奥義効果を強化できたり、「副効果」を変更することができる。特にグレードの高い家宝は初期状態の奥義効果が低いため、手に入れたら積極的に鍛えていかないと使いものにならない。
三国志の奥義・軍師との大きな違いとして、家宝は武将1人に「装備」させることができる。家宝を装備した武将は兵力上昇・ステータス強化などのボーナス効果がその武将にのみ現れる。装備効果は家宝によりけりだが、一般的にグレードの高い家宝の方が装備効果が優遇されている。
また、所持限界を超えた要らない家宝は、売却して大判に替えたり、合成神社に「奉納」してランクアップ合成にかけたりできる。合成でしか手に入らない家宝も存在する。
勢力は「家門」に基づくもので、同じ家門の武将を揃えたデッキは最大士気ボーナスが上昇する恩恵を受けられる。この点は三国志と同じである。
『1560 尾張の風雲児』では、「織田家」「武田家」「上杉家」「今川家」「他家」が登場。『1570 魔王、上洛す』では、さらに「浅井朝倉家」「本願寺」が加わり、『15xx 五畿七道の雄』では「北条家」「毛利家」「島津家」が加わった。今後のカード追加・勢力追加が注目される。
現在の勢力と特徴は以下の通り
勢力カラーは青。言わずと知れた織田信長に尾張・美濃・畿内の武将を加えた勢力。主な武将に羽柴秀吉、柴田勝家、明智光秀などがいる。武将イラストには青いマントが特徴として描かれている。
兵種は槍足軽と鉄砲隊が多く、一方で騎馬隊が乏しい。武力・統率のバランスが取れた武将が多く、また特技「制圧」持ちが多いことから、大筒を中心とした戦いに向いている。ただし騎馬の少なさから機動力には若干の不安があり、攻めあぐねることも。計略は采配・陣形・超絶強化・ダメージ・妨害と何でも揃っており、またカードの種類も全勢力最多で、様々なデッキパターンを構築できる。
勢力カラーは赤。風林火山の旗印で知られる武田信玄に信濃豪族や諏訪家を加えた勢力。主な武将に山本勘助、山県昌景、真田幸隆などがいる。武将イラストにはふさふさした襟巻や飾りなどが特徴として描かれている。
騎馬隊・槍足軽が豊富で弓も少なからずいるが、一方で鉄砲隊は少ない。騎馬隊による機動力に優れ、また移動速度を上げる計略持ちが多い。武力・統率・特技のバランスも良好で、弱点が少ないため初心者にも最適である。ただし有名武将ほど高コスト偏重となり、有名武将で固めることは難しくなっている。そのため、五虎将軍を抱える蜀に似ていると評される。
勢力カラーは灰色。毘沙門天の化身を称した上杉謙信を中心とした勢力。主な武将に、宇佐美定満、上杉景勝、直江兼続などがいる。武将イラストにはその武将を表した漢字一文字が特徴として描かれている。
騎馬隊と鉄砲隊が多く、槍足軽が他の勢力に比べて少ない。耐久力を高める特技「気合」を持った武将が多く、武力面では強い一方、ほとんどの武将が統率低めという弱点がある。計略は「武力上昇が高いが全滅のリスクあり」「武力を上げて統率を下げる」「自身の左側に展開される陣形」などと癖の有るものが多いが、使いこなすことさえできれば性能面での不利を簡単に覆せる。
勢力カラーは紫。海道一の弓取りと称された今川義元と松平氏時代の家康を加えた勢力。主な武将に、太原雪斎、松平元康(徳川家康)などがいる。武将イラストにはフェイスペイントが特徴として描かれている。
槍足軽と弓足軽が豊富で、一方で鉄砲隊が非常に少ない。低い士気で長時間持続する「精鋭」計略が特徴的で、これらを持つ武将はスペックが抑えられているが、計略を使えばそれを補って余りある活躍を見せる。また家宰太原雪斎の計略が「味方の統率を上げ敵の武力を下げる」計略なのですこぶる相性が良い。一方でカードの枚数が少なく、高コストでも武力8までしかいないため、士気のない序盤に苦戦しやすい。また大型の計略に「今川家の武将限定」の縛りがあるものが多く、デッキ編成に柔軟さがないことも弱点である。
勢力カラーは桃色。北陸に割拠した越前朝倉家とそれに同盟していた近江浅井家を統合した勢力(六角家は他家に残存)。このため同家ながら家紋は2種類に分かれている。主な武将に、朝倉景健、磯野員昌、藤堂高虎などがいる。浅井家の武将イラストには羽根飾りが、朝倉家には顔を覆うモノが特徴として描かれている。
騎馬・槍・弓がバランス良く存在するが、一方で鉄砲隊はゼロ。スペックは平均して良好だが、一方で武力・統率が10を超える特化した武将がいない。今川家同様にカードが少ないのも難点。対になる武家がいると性能が上昇する「盟約」計略、掛かっている計略を打ち消すと効果が高くなる「流転」計略、戦場に見えない罠を仕掛ける「罠」計略といった、独特の計略が特徴的である。
勢力カラーは鶯色。本願寺顕如の浄土真宗本願寺派、および本願寺と共闘関係を結んだ雑賀孫市率いる雑賀衆の勢力。浅井朝倉家と同じく本願寺・雑賀衆でそれぞれ家紋が異なる。主な武将に、下間頼廉、鈴木佐太夫、土橋兼重などがいる。本願寺の武将イラストは主に僧衣・数珠などが、雑賀衆は主に銃器と迷彩柄の服が特徴として描かれている。
勢力兵種が足軽と鉄砲隊しかないという極端な勢力。このため足軽は兵力を頼みに先陣を切り、後方から鉄砲で援護するというスタイルになる。またすべての鉄砲隊に特技「狙撃」がついており、攻撃性能そのものは非常に高い。一方で他の兵種がないことから単色では対応力に優れず、相手によっては相性が大きく出てしまうことも。その高いスペックを買われて、他の勢力と混色で使われる機会も多い。
勢力カラーは北条五色備えのストライプ(黄青赤白黒)。相模を拠点に関東に大勢力を築いた北条家、その第3代・北条氏康を中心とした勢力である。主な武将に、北条氏政、北条綱成、風魔小太郎などがいる。イラストには五色のストライプが特徴として描かれている。
兵種が槍足軽と騎馬隊に偏重し、弓足軽は少しいるものの、鉄砲隊はゼロと、近距離での戦闘が主流になる。槍足軽の多くが盾槍の特技を持っており、このため鉄砲隊主体の敵を相手にして優位に立てる。タッチアクションで槍が延びるようになる「剛槍」、陣内に2部隊いるときだけ効果が増大する「双陣」などの計略が特徴的。
勢力カラーは緑。中国地方を席巻した毛利元就の率いる勢力である。主な武将に、吉川元春、小早川隆景など。毛利家の武将イラストには眼鏡が特徴として描かれている。
兵種は弓足軽が中心で、槍足軽・騎馬隊がそれに次ぐが、鉄砲隊が全くいない。弓足軽・槍足軽に焙烙持ちが多く存在し、それを絡めた戦術が得意。焙烙を補充する計略などもあり、連続で投げ込むこともできる。また弓に関する計略や、妨害計略なども豊富に持つ。
勢力カラーは水色。薩摩を中心に、九州南部に覇を唱えた島津一族の勢力。主な武将に島津義弘、島津義久、島津歳久など。武将イラストは褐色の肌が勢力特徴として描かれており、島津宗家の武将は赤髪の特徴も持つ。
鉄砲隊中心の勢力で、次いで槍足軽が多く、騎馬隊・弓足軽は乏しい。鉄砲隊全てが車撃を所持しており、鉄砲隊ながら機動力を活かした戦い方ができる。鉄砲に関する計略が多く、一方で槍足軽のなかにはチャージ斬撃計略持ちが複数存在する。
勢力カラーは橙色。本能寺の変の後に天下人となった豊臣秀吉を中心とした勢力。主な武将に蒲生氏郷、前田利家、黒田官兵衛など。信長と秀吉の関係上、元織田家の所属であった武将も多い。武将イラストの特徴は瓢箪。
槍足軽、弓足軽、軽騎馬隊など、タッチアクションのない兵種で構成されている。計略によってタッチアクションを持つ武将以外のほぼ全員が特技「豊国」を所持しており、粘り強く戦線を維持出来る。日輪計略によって日輪ゲージを溜め、試合後半に日輪ゲージを消費した強力な計略を発動し、敵を圧倒する戦い方が出来る。
勢力カラーは群青色。密かに天下を狙う奥州の若き狼伊達政宗の率いる勢力。主な武将に片倉小十郎、伊達成実、鬼庭綱元など。武将イラストにはピアスなどの装飾品と黒い手袋が描かれている。
竜騎馬隊と槍兵のみで構成されており、一部の武将は竜騎馬の鉄砲に効果を付与する計略を持っていたりする。騎馬特有の移動速度と突撃、鉄砲で敵の兵力をすり減らし、当主の号令で一気に敵を殲滅する戦い方が主流。
勢力カラーは黄色。征夷大将軍の足利家や斎藤道三の斎藤家、三好長慶の三好家や上州長野家・六角家などの様々な戦国大名家の寄せ集め。武家に所属していない人物もここに含まれる。家紋はカード表面では「他」と書かれているが、裏面には各武家の家紋が分けられている。イラストの特徴も、各武家ごとに違いが用意されている。ver1.2より大量の追加(尼子家、大友家、龍造寺家など)があり、相当の武将数を持つ大所帯となった。
各兵種ともバランスよく存在し、本願寺ほどではないが足軽も多数いるのが特徴的。高コスト武将の能力・計略が軒並み高く、一方で低コストの能力は他の勢力に比べて一枚劣る感じで、軸は強いもののデッキが組みづらいのが難点。計略は妨害計略やチャージ斬撃計略が豊富で搦め手に優れるが、一方で陣形・采配といった全体強化計略に癖が強く、どれもデメリットを含むので使いやすくはない。
三国志大戦の動画作成サービス『演武場』と同様のサービスに加え、対戦相手の名前・接続場所を伏せる選択ができるようになった。
また、家宝を保存できる「宝物庫」サービスも存在し、通常では10個までしか所有できない家宝が、宝物庫を用意するとさらに30個保管できるようになる。
ニコニコでは、戦国大戦の上記公式サービスで作成されたプレイ動画が多くアップロードされている。特にランキング上位プレイヤー同士の対戦「頂上対決」や、会話編集などを加えた「会話つき動画」などが視聴数を多く集める傾向にある。プレイ動画以外にも、カットイン集やMADなどの「対戦動画以外」というタグが付く動画もある(このタグは三国志大戦のものも含む)。
ただし、人気の動画はそれだけ悪辣なコメントも多くなりやすく、特に頂上対決では罵詈雑言が頻繁に飛び交うので、視聴の際には注意が必要。特にコメントしている人の中にはプレイ経験のないもの(通称「動画勢」、いわゆる名人様)も混じってるので、参考にしない方がいい。
またニコニコ生放送では、セガ公式チャンネルにおいて戦国大戦ウェブサイトの公式生放送茶番番組も放送される。バージョンアップ時の情報もちらっと公開されるので、戦国プレイヤーから大いに注目を集めている。
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最終更新:2025/12/13(土) 01:00
最終更新:2025/12/13(土) 01:00
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