新幹線1000形電車 単語

シンカンセンセンガタデンシャ

1.2千文字の記事
これはリビジョン 3297088 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

新幹線1000形電車とは、0系新幹線電車の試作車両である。

概要

1962年に鴨宮モデル線(東海道新幹線綾瀬~小田原付近)での試験走行を実施するために製作された車両で、すれ違い試験の関係から2編成が投入された。
追加で投入された1編成は0系量産先行車扱いで、後に営業運転に入っている。

なお、1000形製作時には「こだま形」151系でも使用されている赤系統の色の採用も検討されたが、スピード感を示すために青20号が採用された。

A編成(→941形)

2両編成。前灯は小形の1灯式で、運転席部分は3枚曲面ガラスで構成されていた。形式は1001・1002でそれぞれ汽車製造、日本車輌製造が担当。。
B編成と同様に先頭車のボンネット中央部には列車番号表示用の窓が設けられていた。また、スカート(排障器)は長くなっている。
配色は基本はクリーム10号で、車体上下の帯とスカート部分のみ青20号とした。

東海道新幹線開業前の1964年8月に941形救援車両としてクリーム10号(アイボリーホワイト)を黄色に変更して浜松工場を改造出場。だが、救援用途で使用される機会はなく、0系の廃車解体試験のために1975年に浜松工場でB編成とともに解体された。

B編成(→922形)

4両編成。形式は1003~1006で、2号車(1004・日立製作所製)は六角形の窓となり強度試験が実施されている。1003は日立製作所、1005は川崎車輌、1006は近畿車輛が担当。
1963年に鴨宮モデル線試験最高速度256km/hを記録したのはこのB編成である。
配色はクリーム10号を基礎に窓まわりとスカートに青20号とした。この配色はC編成以降の0系に引き継がれた。

東海道新幹線開業前の1964年8月に922形電気検測車(T1編成)としてクリーム10号(アイボリーホワイト)から黄色に変更され浜松工場を出場。初代検測車として東海道新幹線で電気検測などを実施したが、山陽新幹線博多開業を控え老朽化のためA編成とともに浜松工場で解体された。検測車は922形10番台のT2編成に代替わりしている。

C編成(→0系N1編成)

6両編成で出場した0系量産先行車。1000形としては1011~1016が付番されていたが、実運用上では21-1、26-1、35-2、16-1、25-2、22-1が当初より記銘。全車両を日本車輌製造が製造したため、のちに6両を追加で組み込みN1編成12両として営業運転に入っている。

運用終了後21-1、22-1、16-1を大阪の交通科学博物館にて保存。後に京都鉄道博物館へ移設された。これら3両は京都鉄道博物館ウェブサイトでは0系トップナンバー車として扱われているが、現在も姿を残す貴重な1000形である。

関連動画

関連項目

  • 新幹線・東海道新幹線
  • ドクターイエロー
  • 京都鉄道博物館
  • 鉄道車両一覧
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/11(木) 02:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/11(木) 02:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP