東方野球in熱スタ2007ＥＸ各部門タイトル(集計中)

東方野球in熱スタ2007ＥＸ各部門タイトルとは、鴉天狗報道部連盟による外の世界の野球のタイトル、「ベストナインとゴールデングラブを決めてみよう」という企画である。

タイトル一覧の説明

各ポジション別ベストナイン・ゴールデングラブ

ベストナイン・・・シーズンで好成績を残した投手・捕手・野手（外野手は3名。レフト・センター・ライトは区別しない）簡単に言うと「このポジションのスタメンはこの人しかいない！」という選手を決める賞。記者投票により決定されるため同一ポジションで複数の選手が選出されることもあり。

ゴールデングラブ・・・守備力に卓越した選手が表彰されるもの。簡単に言うと「このポジションで最も守備がうまかった人はこの人！」という選手を決める賞。こちらも記者投票により決定されるので原則9人だがそれ以上の選手が選出されることもある。

投手・一塁手・ニ塁手・三塁手・遊撃手・外野手（ベストナインのみ指名打者）を選出する。

投手・・・先発、中継ぎ、抑えには拘らないため該当選手多数。なのでこの部門は選手名を記載して投票をしてもらう形式をとる。

一塁手・ニ塁手・三塁手・遊撃手・（指名打者）・・・ノミネートされた選手から一人を選んで投票。

外野手・・・ノミネートされた選手から三人を選んで投票。得票数トップ３が選出となる。

最優秀先発・中継ぎ・クローザー

先発、中継ぎ、クローザーごとにわけ投票。タートルズとフロッグスの選手に関しては出番がなくても本来のポジションの項目にノミネートされている。

ＭＭＰ（Ｍｏｓｔ　Ｍｙｏｎ　Ｐlａｙｅｒ）

もっともみょんなプレイをやらかした選手を選出するタイトル。東方野球in熱スタ2007ＥＸでもっとも我々に「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」「自重ｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」「○○乙」と言わしめた選手を一人投票してください。

蓬莱山輝夜賞

つまるところ敢闘賞。球場提供者からのメッセージを預かっています。

輝夜「この賞は成績、出番とか関係なく投票する人が『最も頑張った』と思う人に投票してくれればいいわ。どちらかというと人気投票に近いものがある かもしれないわね。選択肢が増えすぎると集計する人が大変だからなるべくすでにある名前に投票するようにねー（例：幽々子の名前があるのにしらたまを新た に作って投票するのは控えてください）・・・あ、妹紅にはいれなくてもいいわよー」

コメント職人賞

コメント職人に最も愛されたであろう選手を選出する賞。

ベストカップリング賞

本作品で最も２８２８したと思ったカップルを選出する・・・あれ？これ野球関係なくね？

連盟「こまけぇことはいいんだよ！」

ファイアガール賞

優秀な火消しに贈られる賞。決してよく燃えた投手を選出するわけではない。劇場率の最も低かった選手を選出する。元ネタは現実世界のファイアマン賞。本来は中継ぎ限定の賞だが今回は先発にも適応した。

 

 

投票結果

投票総数 314 票　　ご協力ありがとうございました

鴉天狗報道部連盟一同

なお結果のみが知りたいという方はここまで飛ぶか下記に飛んでください
http://www.sumiya02.com/cgi-bin/qnaire1/data00.htm(投票結果)

ベストナイン

投手

霧雨魔理沙（亀）　251票　　[次点：東風谷早苗（蛙）　２７票]

　先発から抑えまで大車輪の活躍を成し遂げ、幻想郷リーグＭＶＰを獲得した魔理沙が二位早苗に10倍近い差をつけ堂々の一位を獲得した。登板機会が 少ないゆえに防御率・劇場率ともに高騰しやすいという状況の中で、防御率1.50（一位）、劇場率0.89（二位）という成績はまさに圧倒的であろう。
短評：ガン・F・グリーンマン

　投手のベストナインにはやはり魔理沙が選ばれた。予選リーグではチームを決勝へ導く完封劇を披露し、決勝ではなんとクローザーとして最終戦に登場。球数が嵩もうが中三日の登板だろうがお構い無しに常時１５０キロオーバーを計する剛球もさながら、常にファンサービスも積極的に行なう為ファンからの 人気は留まる所を知らない。その甲斐あってかそれとも実力か、二位以下に圧倒的な得票差をつけ、堂々の受賞。マウンド上のエンターテイナーは最後まで煌き を失わなかった。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　唸る速球を軸にした、本格的左腕スタイルの霧雨魔理沙選手が投手のベストナインを受賞した。誰に対しても真っ向勝負、フルカウントからの予告ストレート。ＭＶＰを獲得した実績もさることながら、野球に対して常に全力投球のそのスタイルが、彼女にベストナインたる魅力を持たせていると思うのは私だけではないハズだ。まさに幻想郷野球界を代表する投手が彼女なのだろう。
短評：DDD

捕手

レティ・ホワイトロック（亀）　162票　　[次点：八坂神奈子（蛙）　81票]

　打率.401、打点6を記録し、グランドスラムを放つなど、大暴れのレティ・ホワイトロックが捕手ベストナインに輝いた。本命の八坂神奈子が打率.323、打点はわずかに1と振るわず、混戦が予想される部門であったが冬妖怪が自らの季節に大躍進した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　季節故か、予選リーグで好調だったレティが選考された。後半は体調を崩して満足にプレーする姿が見られなくなったが、前半は控え捕手だったとは到底思えない打撃を披露。猛打賞や自身初となる満塁ホームランを記録するなど、冬の脅威を存分に思い知らしめた。打撃で与えるインパクトはフロッグスの神奈子も負けてはいなかっただろうが、こちらはリーグ後半で調子を落とし、ファンには良い印象を残しきれなかった模様。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　ター トルズ投手陣の白い恋人。レティ・ホワイトロック選手が捕手のベストナインである。投手に伸び伸びとした球を投げさせるリードに加えて、満塁弾での投手への援護。まさに冬将軍の力を見せ付けることが出来たのではないだろうか？余談になるが、彼女のベストパートナーになった博麗霊夢氏が、実は今大会一番の果報者なのではないかと巷では噂になっている。
短評：DDD

一塁手

星熊勇儀（蛙）　197票　　[次点：藤原妹紅（亀）　86票]

　最多安打・首位打者に輝いた星熊勇儀が二位藤原妹紅に圧倒的な差をつけベストナインに輝いた。リーグ開幕からその打力を発揮し、打率.526本塁打1と繋ぐ野球のフロッグスを象徴する四番打者として活躍した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　これが鬼の貫禄か。一塁のベストナインは大会打率５割を残して首位打者、最多安打、そして最高出塁率の三つのタイトルに輝いた勇儀が受賞。当初は 三番を打っていたが、その豪快なバッティングとここぞで打つ勝負強さが評価され、大会途中で不調の神奈子に代わり四番に座る。たとえ自分が打点を挙げても 満足な打球でなかったら納得しないプライドの高さもあり、フロッグスのカリスマと言っても過言ではない。タートルズの妹紅にも票は萃まったのだが、リーグ で満足の行く成績を残せなかった為か受賞できなかった。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　ストライクが三球もあればお釣りが来る。三歩必殺の星熊勇儀選手が一塁手のベストナインを受賞した。鬼の本領ここにあり、と言わんばかりのバッティングは観 客を沸かせ、相手投手を震え上がらせた。また、彼女は面倒見がよく、チーム内の和を保たせる大人な一面も見せていた。心身共にチームの軸であり続けられる 選手だと言えるだろう。
短評：DDD

二塁手

犬走椛（蛙）　105票　　[次点：紅美鈴（亀）　90票]

　二塁手部門は投票締め切りギリギリまでデッドヒートが繰り広げられた。が、最終的には攻走守の三拍子を兼ね揃えた犬走椛が105票、その差16票 でベストナインに輝いた。フロッグスでは主として二番に座り、幻想郷リーグ終盤に入って調子を落としたものの、打率.364とその役割は十二分に果たした。二位の紅美鈴も89票と票を集めたが、打.237と結果が残せなかったのが力尽きた要因であろう。
短評：ガン・F・グリーンマン

　二塁手は、ほぼ全試合でスタメン出場を果たした椛が選ばれた。持ち前の選球眼の良さと俊足を武器にグラウンド中を走り回り、状況に応じて何をすべきかを考え る起用さも目立った。また、一番を打つ射命丸との天狗コンビは大いに話題を呼び、相手への脅威にもなった。票はタートルズの選手にも入っていたのだが、こ ちらは二塁手を数人の選手で賄っていた為票が割れてしまった。やはり投票によって決められるタイトルは、ちゃんと固定されている選手が有利なようだ。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　グラウンドを駆ける名犬、犬走椛選手が二塁手のベストナインを受賞した。大会を通じて、最も安定したバッティングを披露してくれたのは彼女ではないだろうか？あのセンター返しの打撃はまさに芸術品といっても差し支えないと思われる。また、大会運営に関しても良く働いてくれた選手でもある。苦労した分、結果にも反映された選手と言えるだろう。
短評：DDD

三塁手

永江衣玖（蛙）　167票　　[次点：藤原妹紅（亀）　79票]

　勝負強い打撃に定評のある永江衣玖がベストナインに輝いた。打点10とチームトップの打点を誇り、繋ぐ野球のフロッグスにおいて得点圏での高い打率は心強かったことであろう。その勝負強さはタートルズのクローザー博霊霊夢を逆転3ランで打ち砕いたことが象徴している。
短評：ガン・F・グリーンマン

　無 類の勝負強さでベストナインを呼び込んだ衣玖。足は非常に遅いが、それを持ち前の長打力でカバー。特筆すべきは前述の勝負強さ。チャンスで彼女に回れば相手チームは失点を覚悟するほど。敗戦濃厚な試合をひっくり返すスリーランも打ったりと、グラウンドに幾度と無くフィーバーの嵐を巻き起こした。こちらも次点は妹紅。日本シリーズＭＶＰプレーヤーは、この幻想郷リーグでは若干不完全燃焼に終わってしまったようだ。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　チャンスで球場に電流走る…！勝負どころで空気を読むバッティングはまさに竜神様の使いそのもの。また、ファンサービスにも非常に気を使っており、バットを落 とす位置、一塁に向かう時に帽子を落とす位置、死球を受けた時の倒れ方にまで気を使っているという噂である。そんな名女優とも言える永江衣玖選手が三塁手のベストナインに選ばれた。
短評：DDD

遊撃手

鍵山雛（蛙）　162票　　[次点：十六夜咲夜（亀）　128票]

　打率.343と幻想郷リーグに入り絶好調であった鍵山雛がベストナインに輝いた。幻想郷リーグ開幕当初こそ若干低迷したものの、みるみる成績を伸ばし、犬走椛が調子を崩した際には二番の代役を果たした活躍が今回の受賞に繋がった。二位の十六夜咲夜は守備での存在感は発揮できたものの打率.300と僅かに遅れを取り受賞を逃した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　最後まで票を争った遊撃手部門。これを制したのは雛だ。タートルズ時代は咲夜の陰に隠されていたものの、フロッグスに移籍して覚醒。毎日のように 打ちまくり、『恐怖の八番打者』と称されるまでに成長。上位打線が不調の時には自身が上位に回り、守っても内野の要、ショートをそつ無くこなし、好守に 渡って大車輪の活躍。タートルズで抜くことのできなかった咲夜という壁を、とうとう越えてみせた。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　チームの厄をくるくる集め、逆境を跳ね返すチャンスメーカー。鍵山雛選手が遊撃手のベストナインに選出された。彼女はそんなに力があるほうではな いものの、回転を利用したバッティングがチャンスを広げた回数は計り知れない。逆境に強い伏兵、向かい合った投手に、非常に厄介な選手だと思われたことは 想像に難くない。
短評：DDD

外野手

レミリア・スカーレット（亀）　302票
フランドール・スカーレット（亀）　227票
射命丸文（蛙）　138票　　　　　　　　　　　　　　　[次点：八雲藍（蛙）　96票]

　まず全投票者の九割以上の支持を得てレミリア・スカーレットが一位でベストナインを獲得。十一冠王を獲得し、幻想郷リーグで最多安打賞を獲得したその活躍はもはや語るまでもないだろう。レミリアは唯一300票を超える票を集めた選手であることも併記しておく。
　次に幻想郷リーグ打点王、本塁打王に輝いたフランドール・スカーレットが二位に付けた。一時六割を超えた打率、4本塁打12打点とまさに大暴れ。守備こそ若干の難があるもののそれを補って余りある打力を持っている。
　三位に輝いたのは射命丸文。俊足巧打の選手として不動の一番・センターとして活躍。打率こそ.263と振るわなかったが出塁率は.364と十分な数字を残した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　ベストナインの外野手部門。トップは圧倒的なカリスマでシーズンに続き幻想郷リーグでもベストナインに輝いたレミリア。　今回は一から四番までの 打順を経験したが、自分は打順がどうだろうと関係ないとでも言わんばかりの大暴れ。終わってみれば全試合で安打を打ち、勇儀と並んで最多安打のタイトルも獲得。十一冠王の威厳を保った。
　二位はフランドール。姉が受賞して、妹がそうでないわけがあろうか、いやない。彼女も持ち前の狂打を爆発させてベストナインに選出された。無邪気な性格は決して手加減をしない残忍さの裏返しか。例え相手がどんな状態でも常に一発を狙い、豪快な本塁打に的確なヒットも量産し、本塁打と打点の二冠王。打率も勇儀に迫る高打率をマークした。　
　三位は当り損ねでも少し守備がもたつけば内野安打にしてしまう俊足でベストナインも掴み取った射命丸。　今大会は凡退するケースが目立ったが、好機ではなんとしてでも点をいれてやろうとする一心でバットを振るい、内野ゴロで打点を稼いだ。
　攻撃面では藍も十分な成績を残していたのだが、こちらは積極的すぎる走塁でのミスが目立った。これを無くせば、ベストナイン獲得も夢ではなかったかもしれない。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　外野手ベストナイン、第一の選手はレミリア・スカーレット選手である。全投票中唯一の300票超えという、圧倒的な支持率を誇った彼女は、その支持率に見 合ったスーパープレイヤーである。攻・走・守において穴が無く、弱点と言えば、デイゲームに参加できないことくらい。どんな打順に配置されても難なくこな してしまうその姿に憧れたファンも非常に多かった。
　第二の選手は、そのレミリア選手の妹君、フランドール・スカーレット選手である。姉よりもバッティングに特化したプレイスタイルは多くの人々の度肝を抜 いた。どんなに重い球であろうとも、彼女のバットの轟音が鳴り響くと、軽くフェンスを超えてしまう。まさに投手喰らいの吸血鬼といったところだろうか。
　そして外野手最後のベストナインプレイヤーは、射命丸文選手だった。前半戦こそ、慣れない環境に戸惑ったのか打撃不振に陥っていたが、そこはやはり彼女 の力と言うところだろうか。後半戦に入ると、フロッグスの優勝のために疾風迅雷の巧打好走を披露した。自分のためとはいえ、今回のリーグで最も大会運営に あちこち走り回った選手の一人でもある。結果も残せて気分も上々だろう。
短評：DDD

指名打者

伊吹萃香（亀）　138票　　[次点：フランドール・スカーレット（亀）　103票]

　打率.304、本塁打2と大躍進した伊吹萃香が投票終盤にフランドールを逆転し、ベストナイン部門に輝いた。初めて四番に座った試合で放ったソロ本塁打は周りの評価を吹き飛ばすものとなっただろう。
短評：ガン・F・グリーンマン

　勇儀に負けじと萃香もベストナインに名を連ねた。シーズンは守備面の不安から代打とＤＨでの出場に留まったが、機会を求めて幻想郷リーグ開幕前に 自ら外野手へのコンバートを申し入れ。すると持ち前の強打が大爆発。天井直撃のホームランでグラウンド中の度胆を奪うシーンもあった。フロッグス側の指名 打者は特にこれといった選手が見受けられなかった。パワーだけならば空も負けてはいなかったが、こちらはやや確実性を欠いてしまった。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　古の鬼の力を振るう伊吹萃香選手。彼女がベストナイン最後の一人に選ばれた。今大会では、外野手としての練習もする等、野球に対して積極的な一面も見せた彼女。その努力が報われた形となり、フロッグスの指名打者に大差をつけての今回の受賞と相成った。鬼の本領を発揮できた、と満足そうに酔っ払っていたことも記憶に新しい話である。
短評：DDD

ゴールデングラブ

投手

東風谷早苗（蛙）　171票　　[次点：四季映姫・ヤマザナドゥ（亀）　38票]

　大ジャンピングキャッチで内野安打になろうかという当たりを刺した早苗がゴールデングラブ部門に輝いた。二位四季映姫以下の選手も無難に守備はこなしていたものの、やはりインパクトでは早苗に軍配が上がったようである。
短評：ガン・F・グリーンマン

　投手のゴールデングラブは、投球回数は少なかったもののリーグを通して点を奪われなかった早苗が受賞。　当初の希望は先発投手だったが、先発投手に必要なスタミナが不足していたため仕方なくクローザーを担当。だが、いざマウンドに登ればキレの良すぎるVスライダーで相手打線を封じ込めた。監督として指揮を執る傍らで、どんなに調子が悪くても試合を締められる安定感を持っており、タートルズの抑えをずっと観ていたファンにとっては、とても新鮮で優秀すぎるクローザーだったのではないだろうか。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　空を飛ぶ奇跡の風祝こと、東風谷早苗選手が投手部門のゴールデングラブ賞を受賞した。彼女は今大会の選手の中で一番若さを感じさせるプレイを披露 してくれた。先に述べた投手の頭上のボールのキャッチは本来投手の捌く球ではないのだが、どんな状況でも自分のベストを尽くす姿勢こそが彼女の魅力の一つ である若さだと思った。今大会でも大きく成長した彼女は今後も大きく羽ばたいていくことだろう。
短評：DDD

捕手

蓬莱山輝夜（亀）　205票　　[次点：レティ・ホワイトロック（亀）　44票]

　以前から堅実な守備に定番のある輝夜が二位レティに五倍近い票を獲得し、ゴールデングラブ賞を手中に収めた。打撃は一割台と低迷していたものの、最終戦が近づくにつれ次第に調子を上げ、最終的には.286と、守備の人としてはj十分な成績も残した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　正確なデータを元に、打者にも、時には味方投手にも厳しいリードで勝利を演出した輝夜。打の面では他の捕手と比べると見劣りするが、守備面では前述のリードや盗塁を刺せる強肩が非常に評価され、ゴールデングラブを受賞することになった。どんなに屈強な走者が突っ込んできても、身を挺してホームを守る姿に共感したファンも多いのではないか。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　幻想郷のミスＩＴ野球、蓬莱山輝夜選手が捕手のゴールデングラブ賞を受賞した。打者の弱点を巧みにつく采配もさることながら、全セ、全パの屈強な選手たちと のクロスプレーに一歩も引かずに戦い抜いた、鉄壁のお姫様である。傷つかない勝利などない、とは彼女の談である。一塁への牽制球にも力が入っており、今後に期待の持てる捕手であると言えよう。
短評：DDD

一塁手

藤原妹紅（亀）　166票　　[次点：河城にとり（亀）　81票]

　以前より仕事人の異名を取っていた藤原妹紅がゴールデングラブ賞を獲得。背面キャッチを筆頭として定評のある守備、以前ほどまでとは行かなかったが打率.358、本塁打2と守備だけにはとどまらない活躍で二位河城にとりを最後に引き離した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　打撃では不調だったが、安定感のある守備は変わらず。妹紅が一塁のゴールデングラブを手にした。全体的に強打の左打者が多く、強烈な当りも多々。しかし的確な動きで一塁線を破らせず、タートルズの強固な内野陣をひっそりと支えた。次点は同じタートルズのにとり。彼女は終盤に一塁の守備固めとして積極的に起用されていたが、如何せん守備機会が少なすぎたか。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　初代炎の仕事人。藤原妹紅選手が一塁手のゴールデングラブ賞を受賞している。左打者が力で引張ったボールをしっかり受け止める安心感はもちろん、味方の背後 からの送球にもまるで見えているかのように対応するクールなプレイは観客に感嘆の吐息を吐かせた。同じく捕手のゴールデングラブ賞の輝夜選手との連携もよ く、一塁ランナーの足を釘付けにする様子も頻繁に見られた。
短評：DDD

二塁手

紅美鈴（亀）　112票　　[次点：犬走椛（蛙）　81票]

　外野手登録ながら紅美鈴が二塁手ゴールデングラブ賞を獲得。タートルズで堅実な守備と十六夜咲夜との二遊間のコンビネーションで紅魔間と名付けられたその守備はタートルズの多くの危機を救い、観客を魅了した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　二塁手のゴールデングラブは美鈴。ペナントでは後半戦から第一線に加わった彼女だが、今大会では出場機会が激減。だが、どこでも守れる器用さは重宝され、試合終盤の守備固めとして起用されることも多々。中でも、咲夜と組んだ時のセカンドの守備は秀逸の一言。抜群のコンビネーションで幾つもの併殺を成功させた。これは咲夜と二人で手にしたゴールデングラブ賞なのだ。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　幻想郷野球のシンデレラストーリーと言ったらまさにこの人。紅美鈴選手が接戦の二塁手ゴールデングラブ賞に輝いた。シーズン中に獲得した二塁手の腕は、未だに健在。遊撃手のゴールデングラブである咲夜選手とのコンビネーションは紅魔間と呼ばれ、多くの二遊間の中でも鉄壁と謳われて久しい。
短評：DDD

三塁手

八雲藍（蛙）　103票　　[次点：上白沢慧音（亀）　92票]

　激戦の三塁手ゴールデングラブ争いは守備機会こそ少なかったが、12票という僅差で八雲藍がゴールデングラブ賞を獲得。高い身体能力、特に肩力と走力を生かし守備のみならず途中加入ながら打率.500という成績を残し、その差で二位上白沢慧音との激戦を制した。
短評：ガン・F・グリーンマン

　リーグ途中でフロッグスに加入した藍が三塁のゴールデングラブを受賞した。チーム事情で三塁を守ったことは一試合しかなかったが、動物としての勘をフルに使った俊敏な守備は印象が強い。スタメンで活躍した選手にはそれほど票は萃まらなかった。妹紅や衣玖は守備よりも打撃が得意な選手。守備の面では目立つことができなかったか。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　遅れてやってきたヒロイン。八雲藍選手がこちらも僅差で三塁手のゴールデングラブ賞を受賞した。彼女は守備、走塁に対して非常に積極的なプレイを行っていた。特に、動物的直感に優れており、打球への反応速度はチーム内でも随一だったのではないだろうか。勝負度胸にも優れ、バックで投手に安心感を与えるプレイが印象的な選手だった。
短評：DDD

遊撃手

十六夜咲夜（亀）　274票　　[次点：鍵山雛（蛙）　24票]

　知らないものはいないほどの鉄壁の守備を誇る十六夜咲夜が二位鍵山雛に10倍以上の票差で堂々のゴールデングラブ賞に輝いた。紅魔間と名付けられた二塁手紅美鈴とのコンビネーションは東方野球を語るうえでは欠かせないものだろう。
短評：ガン・F・グリーンマン

　遊撃手のゴールデングラブはこの人しかいないだろう。それは、タートルズが誇る完全で瀟洒な遊撃手、十六夜咲夜だ。どんな打球にも追い付き、正確な送球で走者を殺す。咲夜ほどの安心感を与えてくれる選手は、他のどのチームにもいない。打の面では雛に遅れをとったが、守の面では圧勝。守備の本家は譲らなかった。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　あなたの打球もわたしのモノ、と瀟洒な守備が冴え渡る十六夜咲夜選手が遊撃手のゴールデングラブ賞に選ばれた。事実、彼女の横っ飛びで捕れない球はほとんど ない。ボールの認識、打球への判断、守備への対応が一瞬にして行われるため、打球への対応が数いる遊撃手の中でもズバ抜けている。
短評：DDD

外野手

射命丸文（蛙）　283票
レミリア・スカーレット（亀）　224票
大妖精（亀）　200票　　　　　　　　　　　　　　　[次点：火焔猫燐（蛙）　90票]

　まずはそのずば抜けた走力からなる広大な守備範囲、エリア36の異名をもつ射命丸文が一位でゴールデングラブ賞に輝いた。エリア36についての数多くの逸話はここで語る必要もないだろう。
　二位にはスピル・ザ・グングニルと呼ばれる強肩をもつレミリア・スカーレットが輝いた。数多くの俊足走者でさえも自重させるその肩は絶対的な抑止力となっている。
　根強い人気を誇る守備職人、大妖精が三位に輝いた。外野のみならず内野はおろか捕手までこなすその能力はベンチには欠かせないものであり、その堅い外野守備力は最終回の守りにより一層の安定を与え続けてきた。
短評：ガン・F・グリーンマン

　ゴールデングラブ外野手部門で一番多くの票を萃めた射命丸。肩は若干弱いが、幻想郷最速と謳われる俊足を生かした守備範囲が彼女の武器だ。その守備範囲は誰とも比べることができない。普通ならポテンヒットや外野を割るような当たりでも、彼女がいるだけでバックスクリーンの赤いランプが点灯してしまう。
　二人目はベストナインに続いてレミリアが受賞。本人曰く『守備は苦手』とのことだが、俊足と強肩『グングニル』で刺し殺した走者は数知れず。あまりの強肩に恐れ、次の塁への走塁を自重する者も現れたりと、グラブ捌きだけが守備の評価基準だけでは無いという事を証明した。
　三人目はタートルズのスーパーサブ、大妖精が受賞。スタメン出場は一試合しかなかったが、達人の域に達している守備の技術でタートルズの勝利をしっかりサポート。当初は誰にも注目されていなかった彼女だが、いつしか沢山の声援が送られるようになったりと、出場機会が少なくても、グラウンドに立った時間が短くても、地道に努力を続けていればいつかは報われることを教えてくれた。
短評：タイガー・Ｕ・ラビットラー

　外野手のゴールデングラブ第一の選手はなんといってもこの人、射命丸文選手。ベストナインに続いての受賞である。エリア３６と呼ばれる彼女の守備範囲はまさに反則そのもの。時には別のポジションへのフライまで捕球してしまっている有様である。彼女に泣かされたバッターは多かったのではないだろう か？最速の名は伊達ではなかったようだ。
　第二の選手はレミリア・スカーレットその人である。こちらもベストナインに続いての受賞となった。彼女の強肩はまさに、スピア・ザ・グングニルの名前に相応しいレーザービームだ。外野の深いところへの犠牲フライですら、ランナーに走ることを戸惑わせる抑止力にもなっている。余談ではあるが、一度レミリア 選手に投手をやらせても面白いのではないかと思う。
　そして外野手最後の一人に選ばれたのは、ユーティリティプレイヤー、ハイパーサブ。大妖精選手である。内外野の投手以外のポジションなら全て守れると評 判の彼女の守備での活躍はまさに全妖精の星、といえるものだろう。また、自らの守備の技術もさることながら、ベンチにいてもグラウンドにいても、守備への声掛けや、バックアップを欠かさず行うその姿は、守備職人の鑑であると言える。
短評：DDD

最優秀先発

霧雨魔理沙（亀）　219票　　[次点：古明地さとり（蛙）　28票]

　予想通りと言うか此処まで大差になるとは誰が予想したでしょうか？霧雨魔理沙さんが全体の約７割を獲得して見事受賞しました。落せない大事な試合 で完封した（ＥＸ11話）と言うのが一番の要因であったと私は確信しています。この試合の当日、昼には魔理沙さんとアリスさんが二人でお弁当を食べている 所を目撃したと他の選手からタレコミがありました。一応極秘と言う事で名前は伏せておきます。しかし、アリスさんが用意したとの事ですからきっと愛妻弁当だったのでしょう、作って貰えるなんてなんて羨ましい。また、先発とは関係ありませんが決勝戦での抑えとしての活躍も
投票への原動力となったでしょう。ちなみに、黙秘してる方もこっそりとお弁当をある方と一緒に食べたとの情報も寄せられております。全く持って、羨ましい限りです。確かに、私がタートルズに居た頃のブルペンでは一緒に居る事が多かったのを記憶しております。恋愛沙汰になるケースが多いみたいですねえ、特に投手同士か投手と捕手の夫婦関係って奴ですか？夫婦と言えば同棲してる方もおられましたね。あちらは挙式が今か今かと待ち望んでいるんですがじれったいで すねえ。おっと、話が違う方向に流れていってしまったのでこの辺で〆たいと思います。
短評：射命丸文

最優秀中継ぎ

古明地こいし（蛙）　116票　　[次点：ルナサ・プリズムリバー（亀）　61票]

　この短期間の大会で多くの投手が登板した。投手内では選手人口が多い中継ぎ。試合の悪い流れを切る投手もいれば炎上する投手もいた。激戦区と化し たこの枠を空気を読まなかったのか無意識なのか、それを知るのは本人だけ。古明地こいし選手が最優秀中継ぎに選ばれた。成績は0勝1敗 投球回11 1/3　失点6　自責点7　防御率5.56　被安打13　与四死球2　劇場率1.32　炎上はしたものの、締める所は締める。投球フォーム（UFO投法、 またはグリコ投法）と同じく大味な結果だ。「え？最優秀中継ぎ？そんな事考えてい無かったわ」と語る本人。最優秀中継ぎに選ばれてもいつも通りだ。どう いった気持ちでマウンドに登っているかを訪ねると「あんまり考えていないわ。それを気にしていたらやっていられないわよ」と答えた。このように自己を保っ ていつも通りにしていられたのが受賞へ後押しをしたのであろう。また、彼女の姉の古明地さとり選手はファイアガール賞(先発)を受賞と姉妹で賞を獲得して いる。
短評：燕 古翠

最優秀クローザー

東風谷早苗（蛙）　270票　　[次点：リリカ・プリズムリバー（亀）　23票]

　自らの奇跡の力にちなんで「海が割れる日」と呼ばれる大きなスライダー。このタートルズ打線に「消える」とまで言わしめた決め球で幻想郷リーグに 旋風を巻き起こした東風谷早苗が、ピリっとしなかったタートルズの霊夢やファンの多いリリカを相手にせず、見事最優秀クローザー賞を受賞した。外の世界に あるという「沢村賞」こそ獲れなかったが、最高の締めくくり役として認められた感想はどうなのだろうか。「賞をいただけたことは嬉しいです。でも……やっ ぱり優勝したかったですね。自分だけ賞を貰っても喜べるのは自分だけ。みんなで喜べる賞が欲しかったです」なぜ決勝シリーズ第三戦の８回に登板しなかった のか、という質問に対しては、「負けるなんて思ってませんでした。自分の出番は９回に来る、だから今は投げるべきではないと……」と、堂々とした答え。そ こに、去年のシーズン中に幻想郷スタジアムのスタンドで見かけた、まだ幼さの残る少女の姿はなかった。
短評：フェンベルク・M・テング

ＭＭＰ（Ｍｏｓｔ　Ｍｙｏｎ　Ｐlａｙｅｒ）

西行寺幽々子（亀）　149票　　[次点：秋静葉（蛙）　51票]

　（ある意味）皆の期待に答えたのは（味方の）死を操る程度の能力、西行寺幽々子選手だった。元々彼女の立案で生まれたこの企画で、最終的に自分が最優秀ＭＭＰに選ばれてしまうとはなんと皮肉なことだろう。最終戦、代打で出場した彼女は併殺の呪縛を断ち切り、しっかりと仕事をした…ように見えた。が、やはり彼女には笑いの神様がついていた。　一塁ランナーとして塁に出ていた彼女は、次打者のお燐選手もセンターへのヒット性の当たり。これはタートルズ圧倒的か？と、思われた瞬間、塁審のアウトの声が響き渡った。一体誰が？とボールの行方を追うと、出遅れたのか、幽々子選手が二塁に辿り着くことなく刺されての、まさかのセンターゴロ。一瞬球場が沈黙に包まれ、ドッと笑いが発生した瞬間は今でも鮮明に記憶されているところである。
　このプレーが引き金となり、幻影ながら迷采配をした落合監督、落ち葉焚きの秋静葉選手、その他、みょんなプレーヤー達に大よそ100票もの差をつけての受賞となった。私は、野球の醍醐味は好プレーだけではなく、ＭＭＰのような珍プレーにもあると思う。最後まで球場を沸かせてくれたタートルズ、フロッグス、そして、幻影選手たちのプレーに謝辞を述べ、ここに短評とするものである。好プレーを、珍プレーをありがとう。東方野球。
短評：DDD

蓬莱山輝夜賞

東風谷早苗（蛙）　８６票　　[次点：鍵山雛（蛙）　45票]

　文句なしの１位は早苗選手、蛙の守護神ね。おいしいとこ取りで羨ましいわ～。
　攻守で活躍の２位の雛選手、３位の美鈴選手は忙しく働いたのが評価されたのかしら？
　うーん、４位は予想外だったわ。キスメ選手は出場数を考えるとかなりの健闘ね。
　守備職人の大妖精選手が５位にランクイン、健気でかわいいわね。
　熱投のパルスィ選手と代打の切り札ルーミア選手が同点で６位、結果からしても順当ね。
　つくづく妹紅に入れた二人の投票が悔やまれるわね、それ以外は完璧といっていいんじゃないかしら？
短評：蓬莱山輝夜

コメント職人賞

藤原妹紅（亀）　64票　　[次点：コーチ人形Ｃ（亀）　59票]

　えーっと、突っ込みたい所が幾つかあるのですがそれは置いといてまず受賞したのは藤原妹紅さん、そしてタートルズのコーチ人形Ｃが僅かながら及ばずと言う形になりました。コレはきっと、慧音さんの暴走が多分に含まれてると思いますがそれでも随所で仕事人と言われる妹紅選手はタートルズ、フロッグスそしてファンを問わず皆に愛されている結果が出たのでしょう。実際に何度取材してもクールに対応するあの姿はファンの人達から絶大な支持を得ていると聞い ています。また、僅差で敗れたコーチ人形Ｃですがいつも何処でもねこ大好き。意外と人気あったんですね、ビックリです。
タートルズ時代、コーチとしての仕事以外は何時も猫を可愛がってました。橙さんもかなりのお気に入りだったらしいです。ただ、フロッグス移籍時は何かと気を落されてたとか聞きました。ですが、お燐さんが加入された時は元気を取り戻したとかそういった所が人気を呼んだのでは無いかと思います。
短評：射命丸文

ベストカップリング賞

博麗霊夢（亀）
レティ・ホワイトロック（亀）　162票　　[次点：　星熊勇儀（蛙）　水橋パルスィ（蛙）　40票]

　博麗霊夢とレティ・ホワイトロックのくろまくみこバッテリーが二位の勇パルに4倍近い差をつけて見事受賞。いまや幻想郷でもっとも熱いカップルとちまたで噂の二人が圧倒的な支持を集めた。なお、球宴異変で我々に衝撃を与えたマリドアラも１５票を獲得した。
　なおこの受賞の件について該当選手二人に独占インタビューをとることができたため、その全容をこの場に記載する。

「毎度おなじみ、清く正しい射命丸文です」
「帰れ」
「れいむ～、いきなりそれはやっぱりひどいと思うわ～」
「いい加減この天狗のプライバシー侵害をどうにかする方が先でしょうが」
「あやややや。私は読者のニーズに応えているだけなのですが」
「どんなニーズよ」
「いえ、今日もその件で少々お話がありましてね」
「だから帰れ」
「霊夢～、とりあえずお話聞いてからでもいいじゃない～」
「レティ、あんたがそうやってこいつを甘やかすから――ああもう、それで、何よ」
「はい、先日行われました記者投票とファン投票による、幻想郷リーグのベストナインとゴールデングラブ賞が決まりまして」
「ああ、何かやってたわね」
「その、ベストナイン捕手部門をレティさんが受賞されたので、そのご報告と」
「え、私～？　フロッグスのあの神様じゃなくて～？」
「はい、レティさんです。これが投票結果ですが」
「――ふぅん、快勝じゃない」
「なんだか照れるわ～」
「霊夢さんもご機嫌ですね。奥さんが評価されて嬉しあ痛っ！？」
「黙れ、座布団ぶつけるわよ」
「もう投げてるじゃないですか！」
「れ～い～む～」
「ああもう……で？」
「あやややや。ええと、実はもうひとつおふたりの受賞した項目がありまして」
「――私と霊夢が～？　霊夢がベストクローザーとかじゃなくて～？」
「つうか、ベストクローザーはあっちの巫女でしょ。……私はアレだったし」
「受賞項目は、こちらでして」
「うん？　――は、ちょ、何よこれ！？」
「……えーと、ベストカップリング……賞？」
「ええ、その名の通りタートルズとフロッグスの中で最も人気の高かったカップルを――痛っ！？」
「何よこの全く野球関係無い賞、てゆかなんで私とレティが――」
「いえいえほら、野球でファンになった方々が、選手たちの私生活も知りたいと思うのは当然でしょう。というわけで両チーム内の恋愛模様の特集をときどき組んでいたのですがこれが好評でしてね」
「…………」
「え、え～と～……」
「その中で一番人気があったのが、おふたりだったというわけで。よっ、幻想郷公認のおしどり夫婦――痛い痛い針は止めてください針は！？」
「ええい帰れ、そして二度と来るな出歯亀天狗！」

「……ったくもう、あのブン屋は。何がベストカップリング賞よ」
「れ、れいむ～……あのね？」
「あによ」
「私は、ちょっと嬉しかったわ～」
「……あんたね」
「えへへ～」
「……（むにー）」
「い、いひゃいいひゃい～」
「全く、どうでもいいでしょこんなの」
「そんなことないと思うけど～」
「どうでもいいの。――あんたとのことは、誰かに認めてもらうようなことじゃないんだから」
「ほへ」
「……あんたが可愛いことは、私だけが知ってればいいの」
「…………はふ」
「解った？」
「……うん」

「でもね～、れいむ～」
「今度は何よ」
「例えば、なんだけど～」
「もったいぶるな」
「私たちのこと目当てでも、神社に来る人が増えれば、お賽銭も増えるんじゃないかしら～？」
「………………」
「れいむ？」
「……レティといちゃついて賽銭が入る？　……なにその美味しい話」
「れ、れいむ～？　目つきがなんだかその」
「そうね、温泉もどうにも頭打ちだし――ああ、その手もアリなのかもしれないわね」
「……あ、あの、れいむ～、そのね、やっぱりあんまり人前ではその～」
「ええいうっさい、賽銭収入アップに貢献しなさい」
「それは何か人として大切なものを捨てることになる気がするわ～……」

短評：ネッド・Ｏ・ニゴー　取材：射命丸文

幻想郷リーグ各タイトル　総括

タイトル名	受賞者	成績
首位打者	星熊勇儀（蛙）	.526
打点王	フランドール・Ｓ（亀）	12
最多安打	星熊勇儀（蛙） レミリア・Ｓ（亀）	20
最多本塁打	フランドール・Ｓ（亀）	4
最高出塁率	星熊勇儀（蛙）	.526
最優秀防御率（先発）	霧雨魔理沙（亀）	1.50
最優秀防御率（リリーフ）	東風谷早苗（蛙）	0.00
ファイアガール賞（先発）	古明地さとり（蛙）	0.71
ファイアガール賞（リリーフ）	東風谷早苗（蛙）	0.00
シーズンＭＶＰ	霧雨魔理沙（亀）	2勝１Ｓ 1.50
最優秀先発	霧雨魔理沙（亀）	219票 69.7%
最優秀中継ぎ	古明地こいし（蛙）	116票 36.9%
最優秀クローザー	東風谷早苗（蛙）	270票 86.0%
ＭＭＰ	西行寺幽々子（亀）	149票 47.5%
蓬莱山輝夜賞	東風谷早苗（蛙）	86票 27.4%
コメント職人賞	藤原妹紅（亀）	64票 20.4%
ベストカップリング賞	博麗霊夢（亀） レティ・Ｗ（亀）	162票 51.6%

 

ポジション	ベストナイン	ゴールデングラブ
投手	霧雨魔理沙（亀）	東風谷早苗（蛙）
捕手	レティ・W（亀）	蓬莱山輝夜（亀）
一塁	星熊勇儀（蛙）	藤原妹紅（亀）
二塁	犬走椛（蛙）	紅美鈴（亀）
三塁	永江衣玖（蛙）	八雲藍（蛙）
遊撃	鍵山雛（蛙）	十六夜咲夜（亀）
外野	レミリア・S（亀） フランドール・Ｓ（亀） 射命丸文（蛙）	射命丸文（蛙） レミリア・S（亀） 大妖精（亀）
指名打者	伊吹萃香（亀）	─

関連項目

• 東方野球in熱スタ2007ＥＸ