検非違使(けんびいし、けびいし)とは、ブラウザゲーム「刀剣乱舞」の登場人物である。
嫌な予感がする。そう口走ったのは誰だったろう。
何度もやって来て、見慣れてしまった戦場。そこに、今までなかった存在がいる。
刀剣男士たちが身構えるが早いか、『それ』は襲いかかってきた。
(1-3 維新の記憶・宇都宮)
刀剣男士たちが今まさに討伐しようとした遡行軍は、別の何者かによって切り伏せられた。
だが、それを為した軍勢が刀剣男士たちの味方ではないということは明白。
何故ならば、彼らはその刀の切っ先を、敵意とともにこちらに向けてきているのだから。
(4-2 戦国の記憶・三方ヶ原)
次から次へと出現する時間遡行軍。だが鍛えに鍛え上げた刀剣男士たちには、それも時間稼ぎにしかならない。そんなとき、眼前の敵が、一刀のもとに切り伏せられた。その背後から出現したのは、今までとは違う軍勢。
そして、彼らの殺意に満ちた眼光が示すのは、彼らが決してこちらの味方ではないということだ。
(5-4 武家の記憶・阿津賀志山)
刀剣男士と検非違使。陣営は違えど同じ歴史の守り人。手を取り合うことはできないのか?
無理な話だ。少なくとも、今は。──なぜなら、検非違使は、歴史のためなら自ら人間を殺す。
史実から外れ、生き残ってしまった人間を機械的に殺していた彼らは、今新たな標的を発見したようだ。
(6-2 池田屋の記憶・三条大橋)
2015年3月17日から実装された新たな敵勢力。
歴史を保全する番人にして、審神者たちのトラウマ。
作品中では歴史修正主義者(時間遡行軍)にも刀剣男士にも味方しない第三勢力、つまり双方の敵として登場。
過去の改変を目論む歴史修正主義者(時間遡行軍)を許さないが、それのみならず遡行軍を止めようと過去の時代へ介入した刀剣男士たちをも「過去へ干渉する異物」と見なして問答無用で排除しようとする。
機械的に、無感情に時間遡行を行う対象を破壊し、時には遡行した先で本来の歴史から外れ生き残った人々すら自らの手で殺害し「歴史を守る」ので、同じ歴史の守り人でありながら刀剣男士たちとの相互理解は不可能であるようだ。
なお、彼らの登場によって初めて、それまで明言されていなかった「刀剣男士は歴史から外れて生き残った人々を殺害しない」という設定が明らかになったとも言える。メディアミックスである刀ステでは「本来もう生きていない」森蘭丸を殺そうとしていたが……
時空の歪みの中から突然現れ、歴史へ介入した刀剣男士たちの元へ現れた時間遡行軍の一団を彼らの目の前で倒し、続いて刀剣男士たちへその矛先を向けてくる。ドーモ、刀剣男士=サン。検非違使です。
だが刀剣男士たちもむざむざ倒されるわけにはいかず、彼らを迎え撃つ事になる。
初心者の審神者には恐れられ、中級~上級審神者には日課・月課やレア刀剣のために遡行軍共々狩られる存在。
タイムトラベルを題材とした作品に登場する時空警察(タイムパトロール)のような存在だが、刀剣乱舞の本丸がある西暦2205年の出身なのか、審神者たち及び時の政府との関連などは不明。
なお、ゲーム中では「放免」という階級を付けられているが、これは実在した検非違使の役職で、罪を一部免除されたり赦された元罪人が検非違使庁で検非違使の部下として現場で働いている存在である。実際に検非違使たちの手足となって犯罪者を探索したり捕縛するのを担当していた。
ゲーム中で戦う彼らは時間遡行軍と同じ姿をしているが、もしかすると検非違使に捕えられたり検非違使に下った時間遡行軍の兵が彼らの手先として働いているのだろうか?
2016年5月17日に実装された7面「延享の記憶」において、検非違使登場時のキャプションに意味深な変化が生じ始めている。ポエム考えるのめんどくなったんじゃないかって言わないこと。
果たしてゲーム内でその謎が解き明かされる時は来るのか……?備えよう。
何度も時間を戻って戦い続けた報いを受ける時が来たようだ。検非違使がゆらりと時空の狭間から出現をはじめた。
(7-1 延享の記憶・江戸(新橋))
検非違使はどこか、自分たちに似ている。 錯覚だと思いながら、武器を握りなおした。検非違使が襲い掛かってくる。
(7-2 延享の記憶・江戸(白金台))
こちらも暇だが検非違使もさるもの。律義に現れてはその都度戦うことになる。やつらに倦むということはないのか。それとも……
(7-3 延享の記憶・江戸城下)
罪は許されるべきだと検非違使たちが叫んでいる。意味が分からない。誰が罪で、誰が悪のつもりなのか。まあいい。敵は殺すまで。
(7-4 延享の記憶・江戸城内)
気をつけてください!
同じ時代に留まり続けた事で
検非違使がこちらに目を付けたようです!
こんのすけが警告する通り、同じ合戦場を何度もクリアすると何度目かクリア後に「歪んだ時空と謎の影」の演出が映り、その合戦場に印がつけられる。そしてその合戦場へ出陣すると、戦闘マスで出現した敵シンボルが斬り捨てられた後「検非違使が出現」と表示され、検非違使出現の専用画面及びキャプションと共に戦闘へ移行する。
一度でも検非違使が出現しはじめたら最後、そのマップはボスマス以外の全ての戦闘マスで検非違使が出現する可能性が発生し、検非違使が出ないようにする事は不可能。
検非違使の強さは、出陣するマップの難易度ではなく,、編成している刀剣男士の中で最もレベルが高い刀剣男士に合わせられる。
そのため、部隊のレベルができるだけ均一となるように部隊を編制しないと苦戦を強いられる事になる。仮に、1人だけレベルが突出した部隊で出陣して検非違使と遭遇した場合、敵の強さはその刀剣男士に準じたステータスに調整されるので、ズタズタに痛めつけられる羽目に陥る。
また、一度の出陣につき一度も出現しないまま終わる事もあれば、高難度の長いマップの場合検非違使が2度3度と複数回に渡って出現する場合もある。理論上はボスマス以外の全マスが検非違使戦、ともいえるが基本的な出現率はそこまで高くない。(「維新の記憶」「江戸の記憶」は出現率が低く調整されている。)
ただしこんのすけが出陣時に警告を発してきた場合、そのマップでの最初の戦闘マスでは必ず検非違使が出現する。
この、検非違使という敵に関して刀剣乱舞を知らない人に簡単に説明するなら、
「ベガが待ち構える最終ステージ以外の全てのステージで、ランダムで豪鬼(真・豪鬼)が乱入してくる事があるストリートファイター」
「グラハム・エーカーやアリー・アル・サーシェスの立場になって、戦場へ武力介入にやって来たガンダムマイスター達と戦う」
といった感じ。
ちなみに1-1(維新の記憶・函館)のみ、検非違使が出現しない。
その為、この戦場では艦これにおけるキラキラに該当する「桜づけ(コンディションの底上げ)」に利用される。
また、レベリング(と資源回収)を行いたいマップをいくつか決め、ボスマスへ到達せず道中撤退するなど、検非違使が出現しないようにしておくのも重要。
敵の部隊編成も基本的には槍や薙刀、太刀や大太刀など強力な編成が並ぶ。その中でも部隊長は長柄槍という検非違使限定の武器種で固定となっている。
総じて一律HPが高く、こちらのレベル次第では200~250もの膨大な生存値を持つので撃破は簡単にはいかず、また敵編成には長柄槍を含め槍が2、3体はほぼ確実に出てくる為LV99の刀剣男士たちを揃えても少なくない量のダメージを受けるのは必至。
ただし、6面(池田屋の記憶)で出現した場合は検非違使にも夜戦補正が適用され戦闘力が下方修正される。
皮肉にも全員夜戦で弱体化する敵ばかりなので、短刀がメインの部隊でも呆気ないくらい簡単に倒せる事も多い。もっとも6面は検非違使を出現させるまでが大変なんだが。
ゲーム中ではこの、検非違使に勝利する事でのみドロップする刀剣男士も存在するため、彼らを欲する審神者は少なからず苦労する事になる。
実装時には長曽祢虎徹(刀剣乱舞)、浦島虎徹(刀剣乱舞)がその対象だったが、2016年3月のアップデート以降は髭切(刀剣乱舞)と膝丸(刀剣乱舞)へ変更となった。
また、定期的に開催されるイベントによって検非違使を倒す事でもらえる経験値が増加したり、ドロップ率が上昇する機会が何度か設けられたことがあった。
他にも「戦力拡充計画」などのイベントマップで出現する仮想検非違使部隊はステータスが固定なのでレベルや編成に関係なく戦えるうえ、ドロップも狙える。検非違使を何度倒しても源氏兄弟が入手できない、そもそも検非違使たちが仕事に来ない、と嘆く審神者はこれらのイベントを狙ってみよう。
(ただしイベントマップに出現するこちらの仮想検非違使部隊は、撃破しても日課・月課の対象にはならない。)
「平安時代の治安維持組織及び警察機構」という本来の意味から転じて、とうらぶ界隈ではよく審神者たちの恐怖の象徴として用いられる。
「艦これ」界隈でいう憲兵さん達と同じで、短刀をはじめ見た目の幼い刀剣男士たちにけしからんことを目論んだり不心得をはたらく審神者を制裁し戒める役として定着している。検非違使を恐れるのは刀剣男士だけではないんである。
ネットスラングの「おまわりさんこっちです」をそのまま置き換え「検非違使さんこっちです」などとも言われたりする。
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最終更新:2025/12/13(土) 07:00
最終更新:2025/12/13(土) 07:00
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