水産高校

水産高校（水産高等学校）とは、高校のタイプの一つである。

海洋高校（海洋高等学校）とも言う。

概要

主に水産学や海洋学について学べる学科がある高校のこと。

高校によっては船舶や通信についても学べたり、船員になるために必要な国家資格である海技士も取れたりする。また、加工食品について学べる高校もある。

一般論で言えば普通科より入学しやすいところが多い。ただし水産や海洋などに興味がない人が単に「（入学試験の）偏差値が低いから」という理由で入学すると授業や実習で単位を取れなくて留年、最悪中退する可能性もあるので安易な考えで入学するのは禁物。

ほとんどが海沿いの港町にある高校だが、内陸県である群馬県や栃木県にも数は少ないが存在する（一応フォローを加えると、この2つの県は淡水魚が美味しいことで有名である）。ただし、一部の都道府県（海がある県を含む）には設置されていない。その代わり、多くの水産高校では（他の学科に比べて）学区制度が緩いことが多く、他県からの入学者を受け入れているところもある。

卒業生の多くは水産・船舶関係の仕事に就いたり、漁業共同組合（漁協）、水産試験場、水族館などに就職したりするとされる。ちなみに工業高校や農業高校などと同様に大学進学率は低め。

関連項目

• 高等学校
• 工業高校
• 商業高校（商業科）
• 農業高校
• ハイスクール・フリート（はいふり）…水産高校を舞台としたアニメ作品。