涼谷ハルヒの悶絶とは (スズタニハルヒノモンゼツとは) [単語記事]

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涼谷ハルヒの悶絶 (すずたに――もんぜつ) は、2006/09/06に南国学園祭から発売されたアダルトビデオ・写真集である。現在は写真集が配信元の南国学園祭のウェブサイト閉鎖により閲覧不可能だが、アダルトビデオはDUGAでPPVで販売されている他、DVDがリリースされているため中古で購入が可能。

タイトルから推察できる通り、『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズのパロディであるが、作風から同作品を元にしたパロディ作品の『涼宮ハヒルの憂鬱』と逆の方向性で話題になってしまっている。

概要

基本情報
NGD-013 涼谷ハルヒの悶絶
発売日	2006/09/06
収録時間	59分59秒
販売元	南国学園祭
出演者	高原梨香
ジャンル	コスプレ
公式サイトの紹介ページ
販売・配信ページ
PPV	Duga
DVD	Amazon 駿河屋アルゾン
備考
DVD版は2006/12/08発売。収録時間62分でメイキングが追加されている。
AVテンプレート

2006/09/06に南国学園祭から発売された作品で、DVD版はアルゾンによれば2006/12/08発売。

当時ブレイクしていたライトノベル・アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱 (谷川流, 2006-)』のパロディAVであり、当時は他にも様々なメーカーから同作品を元にしたパロディAVがリリースされていた。多くの者にいまなお記憶に残っていると思われるのが、『涼宮ハヒルの憂鬱 (TMA, 2006)』だが、実は先にリリースしていたのが南国学園祭の『涼谷ハルヒの悶絶』であり、配信版は3ヶ月前、DVD版でも数日前にリリースされている (ただし発売当時のブログなどから、実際には『涼宮ハヒルの憂鬱』のほうがフライング販売で先に販売されていた様子) 。

とはいえ、TMAほど南国学園祭は作品のドラマパートに力を入れていないため、最初にちょっとハルヒ役の高原梨香が自分の自己紹介を行ったり、要所要所でそれっぽいセリフを述べる程度で、寸劇と呼べるレベルですらない。しかもハルヒの自己紹介パートもなぜか「漫画を読んでいる男子生徒の前に突如現れていきなり自己紹介をする」という、原作のハルヒよりも一歩進んだキテレツな女性になってしまっており、撮影場所も教室を模したスタジオというわけでもなく、普通の事務所の部屋のような場所と特に原作再現をしようとするつもりはなかった様子。少ない感想では「男優がお面をつけている」ことなどへの不満も見られる。

加えて高原のセリフは終始棒読み気味であるうえにイントネーションがあまりに独特である。このため、シチュエーションパロディAVというより「ハルヒの服を着たコスプレイヤーと性交する」という作風の延長である。この辺は同じくドラマパートが少ないイフリートの『涼宮ヒハルの憂鬱』シリーズのほうがまだ原作の空気感を再現しようと頑張っていると言えよう。

主演：高原梨香

プロフィール
高原梨香
生年月日	1984/09/05 - 1985/09/06の間か
身長	167cm
体重	49kg (見立て)
B	86 (C)
プロフィール根拠
(下記全てリンク先成人向けにつき注意) コスプレ動画の南国学園祭　｜　コスプレ動画DVD・コスプレ無料ダウンロード
活動
活動期間	2006年
ジャンル	手足長めのモデル系
備考
『涼谷ハルヒの悶絶』以外の出演作の情報無し
AV女優テンプレート

主演の涼谷ハルヒを演じている女優・高原梨香は本作以外の作品に出演しているという情報がなく、1作品しか知られていない。2006/09/06に配信開始された本作の出演時点で21歳であることから、1984/09/05 - 1985/09/06の間に産まれていると思われる (プロフィールに偽りがなければ)。

長身色白系と紹介されており、プロフィールでも手足が長くてモデル系、とのことだが本作をレビューしているサイト自体が少ない上、言及されていることといえばイントネーションが独特である点程度であり、少なくともルックスを評価するような言葉はあまりみられない。そもそもスリーサイズのうち明かされているのがバストだけであり、ウェストとヒップは不明、そしてあまり重要性の低い体重はなぜか「見立て」とぼかされつつも記載があるなどと出演者プロフィールとしては不足が目立つ。南国学園祭自体がインディーズ系のビデオメーカーであることを考えれば出演者もAV女優として身を立てようという考えよりも、どちらかといえばそこそこ割の良いアルバイト感覚で出演していると思われ、南国学園祭サイドもある程度の要求に応じてもらえるなら注文を多くつけなかったと思われる。

だが対抗馬となる『涼宮ハヒルの憂鬱』・『涼宮ヒハルの憂鬱』の香坂百合、『涼丸ハルヒの圧縮』の仲咲千春が当時人気のあった女優であることを考えると、ほぼ無名の企画女優では原作人気への便乗による好事家の購入を狙うとしてもやや力不足だったかもしれない。