僕のいもうと あやちゃん45歳とは、アマチュアインディーズより2016年に発売されたアダルトビデオ。正確なタイトルは『熟女が好きだけど、妹が欲しい…僕はずっと、こんな妹が欲しかった…僕のいもうと あやちゃん45歳』。
ジャンルはタイトルからも想像できる通り「ロリ・妹モノ」である――と同時に、「熟女モノ」でもあるという少し変わった二面性を持っている。
アダルトビデオにおいて、妹モノというものは根強い人気を誇る。女子高生のような「現実でもなくはないかもしれない」ような作品もあるが、それと同じくらい、現実ではありえない「小・中学生の妹」を主軸とした作品も数多くある。
しかしアダルトビデオというものは、正規のルートで販売されている作品であれば当然出演者は18歳以上であり、かつ高校在学中は出演を認めないように業界も自主規制を行っている [1] [2]。このため、いわゆる「ロリ系」とされるようなAV女優でも実際に小学生役を演じて当たり役となるかというと結構シビアなところがある。例えばロリ系として評価の高かったこのはが出演している『このはとあそぼっ! ( OFFICE K'S, 2011)』は、学帽とランドセルで小学生役を演じている作品だが、ロリ系として一世を風靡したこのはでさえ
小○生というには、少し無理があるが、目がパッチリしたロリ顔ではある。
このはとあそぼっ! | アダルト動画 DUGA, 2024/02/23閲覧
と「無理がある」と言われてしまっている。他にも板野有紀の出演した『ちんぽ欲しがり○学生 板野有紀 (ドグマ, 2013) 』でも外陰部に陰毛が生えていないいわゆる「パイパン」であり、かつリコーダーを咥えることで小学生らしさを更に強めているのだが、
まあ板野有紀ちゃんが大人びていて、まったく○学生には見えないんですが、こんな美少女にこんな恥ずかしい格好させてエッチすると考えるとめちゃくちゃ興奮してきますよね。
ちんぽ欲しがり○学生 板野有紀 | アダルト動画 DUGA, 2024/02/23閲覧
とこれまた判定が厳しい。
このへんは仕方ないことであり、いくら女性が男性に比べて喉頭隆起が出ないなどといった比較的誤魔化しやすい要素を持っていたとしても、第二次性徴を迎えたあとの女性が、しかもルックスだけでなく小学生のような言動を再現しろというのがそもそも難しいのである。よっていわゆる小学生モノというものは、どちらかといえば「小学生を演じることで産まれてしまうギャップを如何に女優本人の魅力で埋められるか」というところで作品の評価が決まるフシがあるわけである。
この点を踏まえて、本作の解説を見ていこう。
熟女が好きだけど、妹が欲しい…僕はずっと、こんな妹が欲しかった…僕のいもうと あやちゃん45歳 | |
基本情報 | |
---|---|
発売日 | 2016/01/21 |
収録時間 | 65分 |
販売元 | アマチュアインディーズ |
監督 | 瓦塚TERU |
出演者 | 井上綾子 |
ジャンル | ロリ系・妹系 熟女 |
公式サイトの紹介ページ | |
販売・配信ページ | |
PPV |
FANZA Duga ソクミル MGS動画 桃動画 |
月額配信 | FANZA SOD Prime 楽天TV |
DVD | Amazon 駿河屋 アルゾン 楽天ブックス |
AVテンプレート |
本作がロリ・妹モノでありながら、同時に熟女モノでもある最大の理由は、主演である井上綾子が45歳の熟女系AV女優であるという一点につきる。普段井上もいわゆる「母親」役を演じることが多いわけであるが、今回その井上が扮するのは、「8歳の妹」である。
過去に『江〜姫たちの戦国〜 (NHK, 2011)』で当時24歳の上野樹里が6歳の江を演じたことで話題となったが、そちらのギャップが18歳。それに対して井上のギャップは33歳ということになる。無論、井上本人も監督の瓦塚からこの話を打診されるシーンでは、
それはなんか難儀な病気だと思うので早く医者にかかったほうがいいと思う
『熟女が好きだけど、妹が欲しい…僕はずっと、こんな妹が欲しかった…僕のいもうと あやちゃん45歳 (アマチュアインディーズ, 2016) 』, 2024/02/23閲覧
と発言してしまう。なお、瓦塚は井上に自分の妹になって欲しいというわけだが瓦塚は22歳。つまり「年下の (というか場合によっては息子でもおかしくない年齢の) 男性の妹」を演じろということになる。
井上も当然自分がそんなものを演じられるかわからないと当惑するが、1年以上曲がりなりにも女優をしてきたからには逃げては名がすたると快諾。着替えのシーンは終始羞恥に悶えているものの、さすがはプロの演者。
子供服に身を包み、ツインテールにロリポップを持ってはしゃぎまわるあやちゃん。お兄ちゃん (=監督の瓦塚22歳) のアイスをずるいといいながらペロペロするあやちゃん。スクール水着を着用し、お兄ちゃんといっしょにお風呂に入るあやちゃん。寝ているあやちゃんにいたずらするお兄ちゃん。一切の照れもなく井上は幼い8歳の妹・あやちゃんを演じきる。
作品終了後のインタビューも撮影されており、演技についての感想が述べられている。
演者としての根性は逆に童顔というだけでキャスティングされた女優の感情が入っていないような演技が流れるアダルトビデオ [3] と比較してもかなりの妹らしい言動ができており、それゆえにFANZAレビューはこのギャップにも関わらずかなりの高評価 (参考) 。
また、「ヘパリーゼをテキーラで割るみたいな暴挙」とまで話題になったことが『週刊プレイボーイ』では語られている。
『叡智なビデオは好きですか? (KADOKAWA, 2022)』で知られる後藤羽矢子はnoteで井上の演技を大絶賛している。
しかし井上自身の回顧録である『40過ぎてAVデビュー!! vol.6』では反響は良かったものの売上には繋がらなかったという事実が述べられている。単純に買いづらいよね……家族に見つかった時深刻な事態になりそうだし……。
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最終更新:2024/06/05(水) 08:00
最終更新:2024/06/05(水) 08:00
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