聖なるバリア-ミラーフォース- 単語


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ミラフォ

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聖なるバリア-ミラーフォース-とは、遊戯王OCGの罠カードである。現在は無制限(デッキに3枚まで入れられる)カード。

カードテキスト

名前 聖なるバリア-ミラーフォース-
種類 通常罠カード
効果 相手モンスターの攻撃宣言時に発動することができる。
相手フィールド上に存在する攻撃表示のモンスターを全て破壊する。
パスワード 44095762

概要

「テキストの短いカードは強い」という言葉をそのまま表したかのような効果。
いたってシンプルかつノーリスクで相手モンスターを破壊できるため禁止カードになった時期もあり、「人造人間-サイコ・ショッカー」や古代の機械といったこのカードを封じる効果を持ったモンスターが登場するなど長らく攻撃反応型罠カードの最有力カードとして君臨していたが、環境の変化により攻撃宣言前に除去するデッキが蔓延してしまい発動機会がそもそも与えられないことが多くなった。
甲虫装機とサイクロン無制限化の頃から、フリーチェーン以外の伏せカードに対する信頼性が大幅に低下し、現在では見る機会自体が希少になってしまった。

リンク召喚実装以降は、直撃すれば構造上リンクモンスターは回避不能となり、手軽にエクストラデッキのリンクモンスター以外のモンスターで伏せを除去もしづらくなったことで、多少は有用性は上がった。
しかし、ツインツイスターをはじめ除去が苛烈なのは依然変わりなく、このカードを見る事自体が珍しいのは変わっていない。

ちなみに甲虫装機の緩和の兆しが見えた頃には、アニメオリジナルのドーマ編で登場した「クリティウスの牙」とこのカードを合体させたモンスター「ミラーフォース・ドラゴン」がOCG化され、除去以外の仕事もできた。

また、このカードを明らかに元ネタとしたカードが、OCGにもアニメにも無数に存在する。
ダジャレカードだったり、このカードの下位互換であったりすることが多く、関連カードの多さがこのカードの有名さやユーザーへの印象を如実に表している。

メディアミックスなどにおける活躍

原作の王国編という、初期も初期から活躍しているカード。
「闇遊戯vsインセクター羽蛾」戦で初登場し、羽蛾の布陣を壊滅させた。
原作漫画で他に使用しているのは闇マリク。アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」では他にも使用者が居る。
映画「光のピラミッド」では、遊戯が伏せたこのカードを発動前に海馬瀬人が「サイクロン」で破壊するという、現実でもよくある光景が見られた。
映画「遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」でも少しだけ映っているが、デュエルでは使用されなかった。

遊☆戯☆王デュエルモンスターズGXの世界では、現実の禁止・制限カードリストに則って禁止カード扱いをされたこともある。
GX最終話の十代vs遊戯において遊戯(AIBO)は容赦なく使用し、十代の度肝を抜いている。その十代も初期のタイタン戦で使用したカードではあるのだが。
なお実際の制限改訂でもDMの放送終了直前で禁止入り、GX時代は放送前半で禁止・制限を行き来していた。

時は流れ遊戯王5D'sでは詰めデュエルにてまさかの登場、その時のクロウの「だからミラフォだっつってんだろ!」との発言によりミラフォの略称は公認のようだ。まあこの回はジャック・アホラス回だったというのもある
そのクロウは別のデュエルで実際にミラフォを伏せたが、発動はしなかった。
ちなみに氷室も伏せた事があるがやはり発動はできなかった。

遊戯王ZEXALでは遊馬が食らう側になった。しかも5体吹っ飛ばされた。遊馬ェ…
この時の遊馬は明らかに焦りに呑まれており、無謀と拙速にかられる遊馬を諭すように、師である三沢六十郎が発動し、遊馬の布陣を一蹴している。
六十郎の使用カードは遊戯を意識した選出がされており、このカードもその一環である。
また、神代凌牙が過去に盗み見てしまったカードの一枚であり、後に盗み見させたⅣは挑発にこのカードを使用している。

遊戯王ARC-Vではまともにデュエルで使用されたことはなく、巻き込まれたデュエリストの使用カードとしてちらっと映っていたり、作中のCMに映っている程度である。

以上のように、漫画・アニメを問わずほとんどの作品において何かしらの出番が存在する、罠カードの代表格といっても過言ではないカードである。

ちなみに原作・アニメ共に伏せてもまともに発動して相手モンスターを破壊した確率は半分以下で、失敗フラグの代名詞とも…ミラーソス。

その他、余談など

架空デュエルでも割られることが多々ある。本当に失敗フラグの代名詞であるような。
しかし、1度の効果破壊程度ならリカバリー可能なペンデュラム召喚の登場により、割られずに発動する機会が少し増えた。……仕事しているかどうか判断に困る描写も増えたが。
わかりやすく強力、かつ対策しやすいカードであるため、ピンチの演出には最適なカードであるが、逆に決まれば窮地に陥るカードであるため、所謂「噛ませ」の代名詞のような扱いを受けている。

ちなみに原作では一時期「攻撃したモンスターの攻撃を相手フィールド上の全てのモンスターへ跳ね返す」という効果で、守備表示でも破壊可能、戦闘ダメージ扱いで超過分はライフが減るようになっていた。
ただしデュエルによって微妙に計算式が異なっていたため、どうにも扱いの安定しないカードであった。


以上のことから当初は最強クラスのガードであったが長きに渡る環境の変化とメディアミックスでの扱いから半ばネタと化し、今後ともその地位は揺るがないものと考えられていた・・・が。

底知れぬ絶望の淵へ沈め!

遊戯王VRAINSではリボルバーが使用。
初使用後「リボルバーは恐ろしいカードを持っている」とのゴーストガールの発言からどんな新規の恐ろしいカードかと考察されていたが、まさかのこのカードであった。
発動時は異様に光り輝き、大仰な演出が成された後、蓋を開けてみたら、何週も展開を引っ張りひた隠されていたのはこのカードだった……という演出に、視聴者は騒然とした。
しかし「攻撃表示しか出来ない」リンクモンスターが大体の場合切り札となっている作品のため、非常にリボルバーらしい合理的な対策カードとも評価されている。

また、「ゴーストガールvsリボルバー」ではスピードデュエル、つまりメインフェイズ2のない戦いのため、これが直撃すると無防備のまま相手ターンを迎えることを余儀なくされる。
さらに開始時の手札が少ないスピードデュエルでは、伏せたこのカードを除去する手段も引き込みにくくなり、結果としてこのカードの破壊力が増すため、確かに相対的に強力になった。

「Go鬼塚vsリボルバー」戦においては、一度他のカード(永続魔法「リンク・プロテクション」)で限定的な攻撃制限をかけ、その攻撃制限(リンクモンスターが4体以上存在しなければ攻撃できない)を抜けるために無理をして大量展開を試みたGo鬼塚のリンクモンスターを、たった一枚で一掃する……という二重の罠として利用された。
既存カードがここまで持ち上げられ、しかも有効に使われる、というのも珍しく、現実世界での採用頻度は環境に応じて少し上がった程度だったため、視聴者を大いに驚かせた。
ただし、該当話の終盤の展開にも関わらず、ニコニコ動画での配信ではこの話の全体にわたり悪質なネタバレコメントが大量発生したため、この展開のインパクトを削いでしまうという事態を招いてしまった。
危うしかと思われた鬼塚だが、逆にこの一撃で奮起し、次の回では同ターン中に即座にリンクモンスターを再展開しリカバリを果たす。

「Playmakervsリボルバー(三戦目)」では、数々の描写からPlaymakerが警戒するカードとなっている。
一方、リボルバー自体も「ハノイの崇高な力」と称しこのカードを発動、ミラーフォース自体を組み込んだ戦略を再び見せるなど、最早遊戯に続くミラーフォースの代表的使用者としての立場を不動のものとしている。

伏せたのに対策されて発動できなかったり、敗北目的や説得のためなど、デュエル外の事情でわざと発動しなかったりという展開が非常に多く、このカードが出てきただけで展開を察する視聴者も多い。
それ故にクリーンヒットする時は大変な損害を叩き出すカードであり、特にシリーズすら跨ぐ期間を経て久方ぶりにアニメでクリーンヒットさせたリボルバーは、「底知れぬ絶望の淵へ沈め!」とノリノリで発動したり、崩壊するGo鬼塚の布陣に高笑いを決めていた。ちなみに同台詞のシーンは三週連続で放送された。ちなみにリボルバーのミラーフォースは、「Playmakervsリボルバー(三戦目)」の時点で驚異の成功率100%を誇る。

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関連項目

  • 遊☆戯☆王
    • 武藤遊戯
  • 遊戯王VRAINS
    • リボルバー(遊戯王VRAINS)
    • 底知れぬ絶望の淵へ沈め!(発動時の台詞)
  • 遊戯王OCG / 遊戯王OCGカードリスト
  • ミラーフォース・ランチャー
  • クリティウスの牙
  • 強欲な壺
  • サイクロン(天敵)
  • 人造人間-サイコ・ショッカー(天敵その2)
  • 古代の機械(天敵その3)
  • 甲虫装機(天敵その4)
  • スターダスト・ドラゴン(面倒くさい相手)
  • 銀河眼の光子竜(やや面倒くさい相手)
  • リンク召喚(ある意味カモ)

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