『この老骨も、今度こそ奇跡の成就を見届けられそうだ。』
言峰璃正とは、小説・TVアニメ『Fate/Zero』の登場人物である。
CV.広瀬正志
言峰綺礼の実父にして冬木教会に滞在する聖堂教会・第八秘蹟会の司祭。
“冬木の聖杯戦争”においては聖堂教会が初めて介入した第三次から監督役を務めている。
璃正は、普段は教会の司祭として生活しているが、ひとたび聖杯戦争が始まれば冬木教会において聖杯戦争の監督、敗れたマスターの保護を担っている。
超接近戦を得意とする八極拳の達人で、息子である綺礼に精神修養の一環として指導を行った師匠でもある。
鍛え上げた肉体はいささかも衰えを見せず、八極拳の腕前は息子の綺礼を凌駕する。
その姿は『マス・オーヤマ体系』、コンセプトは『老いたセガール』の化け物である。
ただし、璃正の拳は自己鍛錬と求道の為に積み上げられた功夫である。
「代行者」を務めた息子とは違い殺人術の心得は無く、死徒や色々なモノとの殴り合い経験も少ない。
ましてや、魔術による肉体強化を使ったマジカル八極拳も使えない。
しかし、息子の綺礼から見れば、璃正の八極拳は『正調の八極拳』であり拳士としては格上である。
彼に関しては一つの逸話がある。
Fate/Zero 視聴会における出来事である。
第六話 『謀略の夜』
遠坂時臣、言峰璃正、言峰綺礼が集まる密議。
キャスター陣営の暴走を知った3人は対応を迫られる・・・。
そして、シナリオライターは語る。
東出祐一郎 : 「仕方がない、わしがいこう」って言い出してもおかしくない。
虚淵玄 : 確かに。言いかねない(笑)。
素晴らしい発言である!この記事の筆者として、そしてFate/Zeroの視聴者として願わずには居られない。
オマケを作ってくれても良いのですよ・・・と。
次回、第七話 『魔境の森』
アインツベルン城にやってきたキャスター。
立ち塞がるは、聖杯戦争の監督役にして八極拳の達人、言峰璃正。
今、異端の魔術と極められた武術の激突が始まる・・・
素人絵なのでバランスに問題はありますが、イメージ的にはこんな感じです。
言峰綺礼は言峰璃正が50歳を過ぎて、跡継ぎを諦めた時期に授かった子である。
求道者として八極拳の技を、そして父親として信頼と情愛を注ぎ込んだ自慢の息子である。
『代行者』としての険しい道。
妻との別離。
そして第四次聖杯戦争。
息子の苦悩に気を病む璃正の元、数多の苦難を乗り越えた愛息子は神父として、そして求道者として見事な成長を遂たのである。
神父として嘘をつかず、師である遠坂時臣との約定を守る姿はまさに敬虔な信仰者そのものである。
さらに『Fate/Zero 最終話』において求めた答えを得ながらも、さらなる求道の道を求める立派な求道者に・・・!
詳細は明らかにはなっていないが、第三次聖杯戦争の監督役を務めた時から始まっている。
どの様な経緯からかは不明だが、本来ならば敵対関係にある魔術師、しかも名家である遠坂家の先代(遠坂時臣の父)と友誼を結んでおり、第三次聖杯戦争終了後も遠坂家との深い関わりが続いている。
第四次聖杯戦争においては、その旧交に従って遠坂時臣に協力している。
璃正がどの様な思いで遠坂時臣に協力したのか?
第三次聖杯戦争において聖杯が降臨したのは冬木教会。
60年前から続く遠坂との旧交。
聖堂教会に、第八秘蹟会に所属する者としての思い。
八極拳を極めた求道者しての思い。
様々な思いを抱きながら、この老人は第四次聖杯戦争に臨む。
『この老骨も、今度こそ奇跡の成就を見届けられそうだ。』
第四次聖杯戦争の監督役を務める言峰璃正は、息子の言峰綺礼、そして古くからの盟友である遠坂時臣と謀って“無限の願望器”たる聖杯奪取に加担する。
第四次聖杯戦争が開幕する3年前、すでに策謀は始まっていた。
言峰璃正の息子である、言峰綺礼が聖杯戦争のマスターに選ばれたのである。
言峰璃正は盟友である遠坂時臣の勝利を確実な物とするべく密約を結ぶに至る。
息子である綺礼をマスターとして聖杯戦争に参戦させ表向きには敵対、水面下では共闘するのである。
その条件として、綺礼自身に聖杯戦争への参加を承諾させる事と、綺礼を時臣に弟子入りさせ聖杯戦争に耐えうるだけの魔術師とするべく鍛錬を積ませる事が必要となる。
イタリアはトリノの街で密議を行う、言峰親子と遠坂時臣。
いまだ聖杯にマスターとして選ばれたことに疑問を持つ綺礼に対して、言峰璃正と遠坂時臣は合体技『環状歩行説得術(2人で対象者の周囲を回りながら説得する事により絶大な説得効果を生み出す!)』を駆使して聖杯戦争への参加を決意させる。
※そんな技はありません。
時は流れ、遠坂時臣に魔術を学んだ言峰綺礼は“弟子入り後に令呪を得た”として師と決裂した形をとる。
そして言峰綺礼はアサシンを召喚する。
迫る第四次聖杯戦争に備えて遠坂時臣と言峰綺礼は、間諜やアサシンを駆使して情報収集を行う。
そして監督役である璃正の元にはサーヴァントの現界が伝わる事で優位に立つのである。
※監督役にサーヴァントの現界が伝わる仕組み
監督役を務める専任司祭は魔導器『霊器盤』を預けられる。この魔導器は聖杯が招いた英霊の属性を表示する機能が備わっており、どこで召喚が行われようと、現界したサーヴァントの数とクラスが判明する。
ただし、確認出来るのはサーヴァントの存在のみで、マスターの身元は個別に確認するしかない。
時は至り、遠坂時臣はアーチャーを召喚。
※アインツベルン陣営が召喚を行うよりも、もう少し早く召喚を行っていれば思惑通りセイバーを召喚出来ただろうに・・・これも遠坂の血のなせる技か。
全てのサーヴァントが召喚され、第四次聖杯戦争の開幕となる。
アサシンの敗退、倉庫街での戦闘、アーチボルト陣営のホテル爆破による生死不明。
アーチャーの単独行動と言ったイレギュラーはあった物の、言峰&遠坂陣営は優位に戦いを進める。
その中で起こった大きなイレギュラー。
一晩で15人の子供を誘拐し、騒いだ家族を皆殺しにしたキャスター陣営の動きは、監督者たる璃正が動くには十分な理由であった。
璃正は監督者としての権限を発令、全マスターに招集を掛ける。
参集したのは遠坂時臣、ウェイバー、ケイネス、アインツベルン、間桐の使役する5体の使い魔である。
敵に遠坂と言峰の繋がりを覚らせない為に遠坂の使い魔を送り込み、生死不明となっていたケイネス・エルメロイ・アーチボルトの使い魔が来る事から生存を確認、さらには本来の招集理由であるキャスターの討伐令を発令する。
情報戦において優位を保ち続ける言峰&遠坂陣営。
アインツベルン城での戦い、キャスターの工房で露見するアサシンの生存、アサシンによる“王たちの宴”への強襲。
そして未遠川における巨大怪魔の出現。
聖杯戦争が混迷を極める中、キャスターは討伐され、言峰璃正は魔術師教会の助力を得ながら騒動の火消しをする。
そして冬木教会、璃正はキャスター討伐の褒賞を求めてやってきたケイネス・エルメロイ・アーチボルトと対面する。
ランサーの働きに対して、一画の令呪を授ける璃正。
『では引き続き、マスターとして、誇りある戦いを。』
その場を離れようとした璃正は、ケイネスの放った凶弾に倒れたのである。
身長:179cm
体重:88kg
血液型:B型
誕生日:12月29日
イメージカラー:燻し銀
特技:説法・中国拳法
好きな物:信仰心・克己心
苦手な物:快楽主義者
天敵:雨生龍之介
3サイズ:不明
所属:聖堂教会・第八秘蹟会
年齢:不明
正確な年齢は明らかにされていないが、重要な情報として下記の3点がある。
綺礼の年齢は20代前半とされている。
20を20代前半と表現するとは考え辛い為、21~24と考えられる。
(仮に20を含めても下記の“第三次聖杯戦争の問題がある為、さほど影響はない)
綺礼は璃正が“50を過ぎて”、跡継ぎを諦めた時期に出来た息子である事から、51以上で出来た息子と考えられる。
この事から最低ラインは72歳と考えられるが、璃正は60年前の聖杯戦争で監督役を務めている事実がある。
12歳に、“聖堂教会が初めて介入した聖杯戦争の監督役”を任せられるのか?
聖堂教会の年齢に対する考え方は不明だが、20代前半の綺礼が“神学校を出た後に所属した聖堂教会で、3度の所属変更と10代の内に代行者に任命された事がある”事から、かなりの実力主義とも取れる。
ただし、聖堂教会の考え方はともかく開催地である日本の教会で司祭を務める以上は20代・・・もしくは30代となるかも知れない。(18歳と仮定しても第四次では78歳になるのだが。)
言峰璃正・・・70代後半か、それとも90を超えてますます盛んなおじいちゃんか。
何れにせよ、“衰えを知らぬ化け物”である。
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最終更新:2025/12/10(水) 09:00
最終更新:2025/12/10(水) 08:00
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