鋭い痛みがゆっくりやってくるッ！とは (スルドイイタミガユックリヤッテクルッとは) [単語記事]

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　　　　　　＞　　ぐえっ！　動きがゆっくりだッ！　　＜
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　　　　　　＞　い…痛ぇ！　鋭い痛みがゆっくりやってくるッ！ .＜
　　　　　　＞　　　　　　　 うおあああああああああ　　　 　　　　 ＜
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鋭い痛みがゆっくりやってくるッ！とは、鋭い痛みをゆっくり味わうことである。

ぐえっ！概要がゆっくりだッ！

ジョジョの奇妙な冒険Parte5「黄金の風」に登場する、ブローノ・ブチャラティのセリフ。

涙目のルカを『やった』犯人捜しのためにジョルノ・ジョバァーナの前に現れたブチャラティは、スタンド能力によってジョルノを『拷問』し始める。最早この攻撃から逃れるにはジョルノの『ゴールド・エクスペリエンス』を使ってかわすしかない。

しかし、ジョルノはゴールド・エクスペリエンスで一度として人間を攻撃した事がない。スタンド能力は物体を殴れば『生命エネルギー』を与えて植物や小動物に変える事が出来るが、もし『生命ある人間』をこの能力で攻撃すればどうなるのか。だがもう考えている余裕はない。ブチャラティの攻撃をはじき、生き抜くために覚悟を決めてゴールド・エクスペリエンスでブチャラティを攻撃する。何かわからんがくらえッ！

ゴールド・エクスペリエンスの攻撃を食らって吹き飛ばされたブチャラティ。何とも無かったかのように手すりをつかんで立ち上がろうとするが、なんと手すりをへし曲げてしまい、ちょっと立ち上がろうとして、ものすごいスピードでジョルノの目の前まで飛び上がってしまう。続くジョルノの攻撃もまったくスローに見えて余裕でかわせる。ジョルノのスタンドに殴られたことで「生命のガソリン」を入れられたように力がみなぎったブチャラティは勝利を確信し、再びジョルノに攻撃する。

が、ブチャラティの攻撃がジョルノの体をすり抜けてしまう。スタンド能力も出せてない。後ろを振り向いてみれば、そこにはブチャラティ自身が立ち上がろうとした手すりの所にいた。しかも、自分の力で曲げたはずの手すりは曲がっていない。ようやくブチャラティは勘違いしていたことに気づく。自分自身がすごい力で動いていると思っていただけで、意識だけが体の外に飛び出ているのだった。

そして、無防備となったブチャラティにジョルノがゴールド・エクスペリエンスで攻撃する。『感覚』だけが鋭く『暴走』したブチャラティには防御しようもなく、ゴールド・エクスペリエンスの拳をまともにくらってしまう。

い…痛え！

鋭い痛みがゆっくりやってくるッ！

うおあああああああああ

痛みまでゆっくりなので、苦痛で顔が歪む事すらできず歯をへし折られてしまう。それまで15歳の小僧と侮っていたブチャラティだが、この能力で涙目のルカをやった犯人がジョルノであると確信した。

『生命』を与えるゴールド・エクスペリエンスを人間に使ったケースを紹介したエピソードになるが、痛みがゆっくりで苦痛の表情を出せず無表情のまま顔を殴られ、歯が折られた際に顎が歪んだブチャラティの表情が非常にシュールで、顔芸の一種として認知されている。

ちなみに、ゴールド・エクスペリエンスの感覚を暴走させる描写は、このエピソードの後に闘うブラック・サバス戦以降描写されていない。

メディアミックス作品では

ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトルでは、ジョルノのハートヒートアタック「痛みがゆっくりやってくるッ！」でこのシーンを再現。原作再現を謳った作品だけあって、ブチャラティにこの技を使用すると上述した無表情のまま殴られて歯を折られる顔が再現される。また、それだけでなく親指を目の中につっこまれて殴られる、スタープラチナで脳天をブチ抜かれたように殴られる、左手を地面のように添えて潰されるように殴られるなど、原作の殴られたシーンを再現したものや、腕を切断されて泣きわめいた時の顔になる、父親が身を挺して自分を助けた事に涙した顔になる、舌で後ろに敵がいる事を教えようとした顔になるといった、原作に登場した表情を再現したりしている。
上記の作品の続編にあたる、ジョジョの奇妙な冒険アイズオブヘブンでは、ジョルノの技からこの記事のような技は登場しなかったが、デュアルコンボ時にジョナサンがゲージを満タンにすると入るデュアルコンボフィニッシュ時の演出時に、上述した「痛みがゆっくりやってくるッ！」の表情を使いまわされているキャラがいる。どちらも相手の顔面を殴り、拳から生命(波紋)エネルギーを与えるという意味では共通している。また、肉体的には親子ともいえる関係でもある。