鋼の錬金術師 単語


ニコニコ動画で鋼の錬金術師の動画を見に行く

ハガネノレンキンジュツシ

4.9千文字の記事
これはリビジョン 2190092 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

鋼の錬金術師とは、月刊少年ガンガンに連載されたの荒川弘(あらかわひろむ)の漫画。
及び、同作品の登場キャラクターであるエドワード・エルリックの二つ名である。

鋼の錬金術師掲示板より

通称「ハガレン」。単行本は全27巻で累計6100万部(2013年6月26日時点)を突破し、高い人気を博した。
月刊少年ガンガンでは実に約9年の連載を経て、2010年7月号にて最終回を迎えた(全108話)。

錬金術が発展した仮想の国・アメストリスの物語。
病死してしまった母を生き返らせようと人間を造る『人体錬成』の禁忌を犯したエドワード・エルリック、アルフォンス・エルリックの兄弟。代償として兄のエドワードは左足を、弟のアルフォンスは体全てを『持っていかれ』てしまい、その後、兄のエドは再び己の右腕を代償に弟のアルの魂を呼び戻し、鎧に定着させる。

兄弟は元の身体に戻ることを誓い、そのために必要な賢者の石を探す旅を続けていくという話。

その緻密なストーリー性と迫力ある作画で人気を呼び、様々なメディアに派生したダークファンタジーである。

また、この作品があまりにも有名になりすぎたために勘違いされる事があるが、錬金術、賢者の石という単語はこの作品のオリジナルワードではなく、歴とした昔からある単語である。

概要

最愛の母を病気で亡くしたエルリック兄弟は、母を生き返らせようと考えた。
幼くして高い錬金術の能力をもつ二人は自らの能力を過信し、禁忌とされる『人体錬成』に手を出した。
その結果、兄・エドワード(エド)は左足を失い、弟・アルフォンス(アル)は肉体を失い魂だけの存在となってしまった。
自らの右腕と引き替えにエドは、近くにあった鎧にアルの魂を定着させた。
エドは、幼なじみのウィンリィが作った義肢・「オートメイル(機械鎧)」を身につけ、師の教えに背き国家錬金術師(軍属)となった。 自分たちの体を取り戻す鍵となる「賢者の石」の謎に迫る為に。

主人公・エド達が所属する国家の陰謀をはじめ、負の連鎖を絶つことについてや、諦めない姿勢などが描かれている。要所のギャグも忘れずに描かれている。視点が大分交錯し、サブキャラ視点の話もかなり多い。

荒川氏いわく、B級映画のノリで「こんなの錬金術じゃねーよ」と言う感じを大事に描いているとの事。

人気に関する逸話

  • お家騒動によって、それまでの人気連載作品のいくつかが他誌へと引き抜かれてしまった後に参入した新連載作品であり、ガンガンの再興に一役買った。しかしこの時点ではあくまで複数ある新連載作品の一つであった(一応、マンガ大賞で数少ない「大賞」を受賞した作家の本気連載だった事もあり、他の作品より鳴り物の入り様は大きかったが)。
  • 連載開始から順調に人気を獲得して行ったが、TVアニメ化を機に爆発的に人気上昇。ガンガンそのものの売り上げにも大きく影響を及ぼし、これによってなんとガンガンの発行部数が16万部から40万部と、2.5倍にまで跳ね上がる事に。
  • 原作漫画の最終回が掲載されたガンガンの2010年7月号は、通常の2割り増し(40万部のままなら、50万部弱)で発売したものの、あっけなく売り切れてしまう事態になる。そのため、2ヶ月後の9月号に再掲載すると言う異例の対応を行っている。
  • なお、この最終回は110ページと3話分ほどの大増量ページ数であったためガンガン自体の厚みも増してしまい、そのままではページ数に比例して定価を上げなければならない状態に陥ったため、再掲載の9月号についてはやむなく雑誌の紙を薄っぺらいものに切り替え、定価に収まるように工夫している。しかし定価に収まるようにしただけで利益が増えている訳ではなかったので、通常の1.5倍と更なる売り上げを記録したにも関わらず、大幅な赤字をたたき出してしまった。

登場人物・キャスト

キャスト表記は TVアニメ03年版/09年版。一名のみの場合はアニメ両作共通。未登場の場合は - 表記。
ホムンクルスのみ、名前が同じでも容姿や設定・出自が全く異なるキャラが多い為、03年版と09年版で表記を分ける。

主人公及び関わりが深い人物

  • エドワード・エルリック(声:朴璐美)
  • アルフォンス・エルリック(声:釘宮理恵)
  • ウィンリィ・ロックベル(声:豊口めぐみ/高本めぐみ)
  • イズミ・カーティス(声:津田匠子)
  • スカー(声:置鮎龍太郎/三宅健太)
  • ヴァン・ホーエンハイム(声: - /石塚運昇)
  • お父様(声: - /家弓家正)

アメストリス国軍

  • ロイ・マスタング(声:大川透/三木眞一郎)
  • リザ・ホークアイ(声:根谷美智子/折笠富美子)
  • アレックス・ルイ・アームストロング(声:内海賢二)
  • マース・ヒューズ(声:藤原啓治)
  • ゾルフ・J・キンブリー(声:上田祐司/吉野裕行)
  • キング・ブラッドレイ(声:柴田秀勝)
  • オリヴィエ・ミラ・アームストロング(声: - /沢海陽子)

シン国

  • リン・ヤオ(声: - /宮野真守)
  • ランファン(声: - /水樹奈々)
  • フー(声: - /堀勝之祐)
  • メイ・チャン(声: - /後藤麻衣)
  • シャオメイ(声: - /釘宮理恵)

ホムンクルス(03年版)

  • ラスト(声:佐藤ゆうこ)
  • グラトニー(声:高戸靖広)
  • エンヴィー(声:山口眞弓)
  • ラース(声:水樹奈々)
  • グリード(声:諏訪部順一)
  • スロウス/トリシャ・エルリック(声:鷹森淑乃)
  • プライド/キング・ブラッドレイ(声:柴田秀勝)

ホムンクルス(09年版)

  • ラスト(声:井上喜久子)
  • グラトニー(声:白鳥哲)
  • エンヴィー(声:高山みなみ)
  • ラース/キング・ブラッドレイ(声:柴田秀勝)
  • グリード(声:中村悠一)
  • スロウス(声:立木文彦)
  • プライド/セリム・ブラッドレイ(声:三瓶由布子)

03年版のみに登場する人物

  • ホーエンハイム・エルリック(声:江原正士)
  • ダンテ(声:杉山佳寿子)
  • ライラ(声:かかずゆみ)
  • フランク・アーチャー(声:速水奨)

アニメ

03年版

2003年にボンズ制作でアニメ化。TBS系で土曜夕方6時より放映された。全4クール。
原作未終了の事もあり、序盤からアニメ独自の世界観をつなげる背景にし、一部小説版を下敷きにした話も挟み、後半では完全なオリジナルストーリーが展開された。これに関しては監督の水島、並びに荒川も「2次創作(水島)」、「根幹を取り違えなければ可(荒川)」という趣である。
原作漫画や09年版と比較すると、下記の通りの内容を含ませたことからダークファンタジー要素が強いという意見がある。

一部オリジナルを交えつつも、中盤までは比較的原作に沿った展開を見せているが、原作にあった多くのギャグ描写は削ぎ落とされている(まったく無いわけでもない)。ハードな描写に見せる人生観や青年誌的な人間味ある人物の動きなど魅力的な点も多いが、オリジナルストーリーでは女性キャラの強姦を匂わせる描写、同性愛や不倫、エドの(不可抗力とはいえ)殺人など、土6枠ではよくある事だが少年誌掲載の原作にはない過激な描写があり話題となった(作者の荒川弘もアニメ誌などのインタビューで「(強姦は)通すべきじゃなかったと後悔している」と発言した程)。また、キャラクターの設定も大幅に異なるため、賛否が極端に別れている(特に前述の部分的な後悔発言が切り取られて公的な全体評価と勝手に独り歩きしているところも)。

放送時期や監督名、脚本家名から「03年版」「水島版」「會川版」「旧作」と呼ばれている。

2005年にはアニメ映画「劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者」も公開。03年版の完結編との位置づけ。

2015年3月には、ニコニコ生放送でTVシリーズ全話+シャンバラの一挙上映会が実施された。
また、同年4月からはニコニコ動画で有料配信も行われている。

09年版

2009年4月5日(日)夕方5時より放送が開始された。
正式名称は「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」

MBS・TBS系列全国ネットにての放送で、03年版のようなオリジナル展開ではなく、原作に沿って改めてのアニメ化となった(オリジナル展開も多少存在する)。制作会社および放送局は同一だが、制作スタッフおよび声優陣も主要登場人物などが一部一新された。また、作者の荒川から、登場人物に「必ず順守すべき言動(一つに原作と同様に死ね発言の禁止など)」を頼み込んだという。
放送当時から1、2クールや分割二期のアニメが増えていく中では珍しく、連続5クール(約1年3ヶ月)の放送となり、原作とアニメが同時に最終回を迎える事となった(これに関してはあらかじめ予告はされていた)。

先行CMではシドが歌う「嘘」がBGMとして使用された。同曲のEDアニメーションは、「さかな&ねこ」の作者でもあるFLASH製作者森井ケンシロウ氏主導によるもの。

「鋼FA」、「ハガレンFA」などと略されることが多い。「09年版」「新作」と呼ばれることもある。

こちらも2015年4月よりニコニコ動画で有料配信が行われている。

嘆きの丘の聖なる星

2011年に公開された劇場版。完全なオリジナルストーリーとなっており、スタッフはTVシリーズ二作からほぼ一新されている。キャストは09年版準拠。

「嘆きの丘」と書いて「ミロス」と読み、「ミロ星」という略称も使われた。「綺羅星」に通じることから、某作品とコラボされた。

原作では描かれなかった、アメストリス西部と隣接した、ミロスと呼ばれる国での戦いが描かれる。

主題歌

使用クール 03年版OP 03年版ED
タイトル アーティスト タイトル アーティスト
1 メリッサ ポルノグラフィティ 消せない罪 北出菜奈
2 READY STEADY GO L'Arc~en~Ciel 扉の向こうへ イエロージェネレーション
3 UNDO COOL JOKE Motherland クリスタル ケイ
4 リライト ASIAN KUNG-FU GENERATION I Will Sowelu
劇場版 劇場版「シャンバラを征く者」OP 劇場版「シャンバラを征く者」ED
タイトル アーティスト タイトル アーティスト

Link L'Arc~en~Ciel LOST HEAVEN L'Arc~en~Ciel
使用クール 09年版OP 09年版ED
タイトル アーティスト タイトル アーティスト
1 again YUI シド
2 ホログラム NICO Touches the Walls LET IT OUT 福原美穂
3 ゴールデンタイムラバー スキマスイッチ つないだ手 Lil’B
4 Period CHEMISTRY 瞬間センチメンタル SCANDAL
5 レイン シド RAY OF LIGHT 中川翔子
劇場版 劇場版「嘆きの丘の聖なる星」OP 劇場版「嘆きの丘の聖なる星」ED
タイトル アーティスト タイトル アーティスト

Chasing hearts miwa GOOD LUCK
MY WAY
L'Arc~en~Ciel

ニコニコ動画での「鋼の錬金術師」 

よく知られているのは「ニーサン」である。ふたば☆ちゃんねるの虹裏にて、エドが他のアニメなどのキャラやシーンと馴染んでいる画像を扱った類のコラージュ画像が流行り、そこにつけられたニックネームがそれ。「ニーサン」の由来はアルがエドを呼ぶときの「兄さん」からきているものと思われる。詳しくは当該項目を参照。

関連動画

公式配信

※両方とも第1話は無料配信中。

その他

関連生放送

2003年版

関連商品

ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。

関連静画

鋼の錬金術師1巻 - ニコニコ静画(電子書籍) 第1話は無料配信

関連チャンネル

2003年版

2009年版

関連サイト

関連項目

  • 漫画作品一覧
  • アニメ作品一覧
  • 錬金術
  • ニーサン
  • 君のような勘のいいガキは嫌いだよ
  • 裏鋼
  • 月刊少年ガンガン
  • 荒川弘
  • 鋼の錬金術師-翔べない天使-
  • 鋼の錬金術師2赤きエリクシルの悪魔
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
高梨あい[単語]

提供: ロリ兄

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/08(月) 20:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/08(月) 19:00

ポータルサイトリンク

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP