風来のシレン4 神の眼と悪魔のヘソとは、チュンソフトが2010年2月25日に発売したニンテンドーDSのゲームである。
タグ検索→風来のシレン4
概要
風来のシレンシリーズの最新作、携帯機だがナンバリングタイトルである。
時系列的にはGB1(月影村の怪物)とGB2(砂漠の魔城)の間に当たる。
月影村での冒険を終え、砂漠地帯を目指して航海を続けていたシレンとコッパ。
航海は順風満帆であったが、突如乗っていた千石船が難破してしまい遭難、流れついた先は南国・カヒタン島。
運よく陸地に着いたは良かったが、そこの住人から化け物と間違われ火あぶりにされそうになってしまう。
そんなシレンたちを助けたのは心優しき少女、カミナ。しかし、彼女は魔物に加担した人間として捕らえられてしまう。
カミナを捕らえた神官は「伝説の秘宝『ジャガーの瞳』を持ってこい、でなければこの女の命はない」と言う。
自身の身代わりとして捕らえられたカミナを救うため、ジャガーの瞳を探しにシレンは行く…
主要キャラクター
仲間は下のほうにあります
- シレン
ご存知お馴染みの主人公。今回は舞台が南の島なのでそれに合わせて衣装も薄着になっている。ちなみに設定は3の情報を引き継いでいるのであしからず。
- コッパ
お馴染みシレンの相棒の語りイタチ。シレンが食料を食べると出てきて一緒に食べる。
- カミナ
今作のヒロイン。シレン達が流れ着いた「カヒタン島」に暮らしている村娘。褐色でエロい。火あぶりにされそうになったシレン達を助けたために捕えられてしまう。
- 神官
ジャガーの面を被った神官でシレンに「ジャガーの瞳」を持って来いと命令する。
本作の新要素
前作であるシレン3と異なり、レベルリセットに戻ったのを筆頭に多くの点で原点回帰している一方、
前代未聞と言っていい要素もかなり多数含まれている。
そのほかの部分では初代、2、3の要素が適度に入り混じっている。
またドット風合いやインターフェースなどなどポケダンに近い部分もあり、デザインは比較的可愛い目。
また、それに合わせてダンジョンの背景も洞窟が少なく、屋外や建造物のイメージになっているものが多い。
ダンジョンの昼と夜
ダンジョン内でターンが経過するにつれ時間が流れていき、暫くすると夜になる。
夜になると真っ暗闇になってしまうので、武器の代わりに松明を持たないと視界が悪い。
また、夜のモンスターは武器では殆どダメージが与えられないため、
夜のモンスターに対して有効な「技」を駆使して対処しつつ基本的には逃げることになる。
また、夜のモンスターは全種が互いに同士討ちして、従来のキグニ族の様に○○→○○2→○○3とLvUPの度に
名前に数字が付いて攻撃力が上がっていく。4や5になると即死級の威力と化すため、夜間のダッシュは厳禁。
一方、夜のモンスターはアイテムを落とす確率が通常より高くなる上に、落とした分は必ず祝福されている、夜のモンスターを無理矢理通常攻撃で倒し切ると武器防具の成長値が昼より沢山得られる、昼にいくらモンスターがひしめいていようとも夜を迎えれば無条件に一掃されるなど、使いこなせば昼以上にプレイヤーが有利になる要素も満載である。
モンスターのオーラ
ダンジョン内ではときどきオーラを纏ったモンスターが出現することがある。
オーラには赤:攻撃力UP 青:防御力UP 黄:倍速 の3種類があり大半が普通よりちょっと強い程度だが倍速鉄壁のギタンマムルが赤オーラを纏ったり、対処手段がないギャザーが青オーラを纏ったり、鈍足の筈のオヤジ戦車が黄オーラをまとった場合などは大変なことになる。尚、オーラを纏った敵の経験値は通常の2倍となる。
装備の成長(本作の装備の仕様)
本作の装備品は装備した状態で直接攻撃で敵を倒すと成長度が貯まっていき、一定の値に達すると成長する。
装備の成長は8段階で、シレンのレベル同様、上の段階ほど成長が遅くなり、強い敵を倒すほど早く成長する。
成長すると攻撃力、印数、強化限界が少し上がるほか、盾固有の特殊能力が強化されたり新たに印が付いたりする。
成長によって固有の特殊能力が印にした時より強くなるため、個性が失われず色々な装備がメインになりうる。
(例えば、ハラモチの盾Lv8は満腹度の減りが約1/3になるが、これを合成してもハラモチの盾Lv1を合成しても
つく印は同じ<ハラモチ>で、効果は〔満腹度の減りが1/2になる。〕である。)
その一方で8段階目になるとほぼ全ての武器において限界が+99、印無制限となるのでどの装備もそれなりに使える。
余談だが、成長する毎に名前が強そうになるものとギャグ化していくものとがある。
異種合成
今作においてもマゼルンで異種合成が可能となっており、色々な物が合成できる。
2やアスカであったような異種合成ならではの特殊な印を付けるのにも使えるが、
例えば剣へ水がれの巻物合成で水棲特効の印がつくなど、装備の引きを補う目的でも使用できる。
同じ印をつけられるものが多くなったためか【印】が今までの一文字ではなく<特殊能力>という形で書かれている。
武器・盾・腕輪
今作では攻撃力の重要性が高く、武器にステータス異常を与える印が追加された一方で
盾の印が弱体化したため一般に盾ゲーと呼ばれるシレンシリーズにしてはかなり武器の重要度が上がっている。
また、本作での腕輪は壊れないが一つしか装備できず合成できない初代シレンの仕様となっているが
武器や盾以上に強力な効果を持つものが多いためオマケとは言えない重要な装備となっている。
タグ
今作では、タグ屋やダンジョン内の店などで装備品にタグをつけることができ、タグをつけておくことで倒れたりケンゴウに弾かれてどっかにいったりしても預り所に戻ってくる場合がある。
初心者や不慮の事故に対する救済システムであると同時に、装備が戻ってくるようになったことでストーリーを含め持ち込み可ダンジョンが死ぬような難易度に調整されており、救済と同時に難易度の上昇に一役買っている。
バナナ
本作ではおにぎりの代わりにバナナが食料となっており、初めは青いバナナだが階を進める毎に徐々に熟していき
最後は腐ってしまう。壺に入れておくと腐らない。また、食べ終わるとバナナの皮が残る。
一見地味な変更だが侮るなかれ、今まではあまり重要でなかった食糧の管理事情がかなり変化している。
また、バナナの皮を地面に置いておけば踏んだ敵がスリップして動きが止まるのでかなり強力。
ラスボスもこのバナナの皮幾つかで完封できたりする
本作の特徴
新要素が目を引くが、細かい調整のほうも原点回帰しつついつもと色々と異なる調整が為されている。
足踏みによる回復
本作では最大HPが少ないほどHPの自動回復が早く、多いほど遅くなっていく。
そのため、序盤での事故死が劇的に少なくなっているが、中盤以降はHPの自動回復に頼れなくなってくるため
HPを温存しながら戦うというこれまでと異なる戦略が必要となってくる。
今回は弟切草は早めに飲んでHPを上げ…るわけにはいかない。また、回復用に背中の壺も再登場している。
また、これによって敵を少ない戦闘回数で倒す必要が生じ、剣の重要性が上がっている。
アイテムの出現傾向
1フロア内に落ちているアイテムの数が多く、レアアイテムも普通に出てくる。
それに合わせてアイテムの所持数が10×2ページ=20個から、8×3ページ=24個になり、
保存の壺も多く持てるようになるため、多くのアイテムをストックできる。
反面、アイテムの呪い(封印)や祝福が使うまで分からず、ンバマだったりすることもたまにある。
仲間
本作の仲間は全体的に強くかなり頼りになるが、やや脆いものが多い。
また、居眠りや金縛りの敵を攻撃しない、シレンへの隣接を優先するなどやや防御的。
- ミリィ
物凄くアメリカンな女ガンマン。あとエロい
ハングライダーでテキサスまで行こうとしたところ、カヒタン島に墜落してしまった。
二丁拳銃による固定ダメージの遠距離攻撃を連射でき、最大Lvでは30ダメージ固定の銃弾を1ターンで4発も撃って
最大120のダメージを与え殆どの敵を一掃できる。ただし飛び道具扱いなので上位カッパには投げ返される。夜は銃が撃てないため蹴りで応戦するが、夜の仕様上役立たず。
- エドナ
村の神官見習いの少女。
昼間の戦闘力は弱いが、話しかけると1フロアにつき1回だけ、シレンの攻撃、防御、素早さのどれかを上げる魔法を用いてサポートする。夜になると専用技「光の矢」を無尽蔵に撃てるため極めて強力。しかもこの技、当然の如く必中。昼間も全く使えないわけではないのである意味万能タイプの仲間である。
カチューシャのフリルが原因でドット絵だとメイドっぽくみえる。
- ガルウィン
超方向音痴な、自称・伝説の海賊。今作におけるペケジ的ポジション
敵にラムジュースを投げつけて「睡眠、混乱、ゾワゾワ、イカリ」のST異常をランダムに引き起こすことができるが、
コイツだけはシレンへ隣接そっちのけで起きている敵に突っ込んでいく従来通りの脳筋AIな上に、階を降りた時に
一定確率ではぐれて勝手に戦線離脱する。仲間フラグ成立条件も「冒険で5回倒れる」だけと一番緩く、いわゆる
初心者救済用の入門NPC。力不足になって敵に返り討ちされ、敵をLvUPさせるような事態が起きる前にまず間違いなく居なくなっているので、逆に親切かもしれない。インなんとかさんやエリなんとかさんに同じく、他の高性能な仲間達とよく比較され、名前を覚えて貰えない事をいじられるネタキャラ。エドウィンさんとかガルウィングさんとか呼ばれている。
一応だが、女性2者に比べて攻撃力や防御力はかなり高い。
- サルマ兄弟
サルマイチロウ、サルマジロウ、サルマサブロウの三兄弟。同時に仲間に出来るのは一匹まで。
それぞれイチロウは攻撃力、ジロウは防御力、サブロウは最大HPが高め。ジロウ・サブロウがお勧めである。
特技は三匹共通で、シレンが取った行動のほぼ全てを、シレンの向きと逆方向に向かって「猿真似」する。
例えば真空切りの巻物を読めば効果が倍増するし、アイテムを投げるとほぼ同じものを反対側に遠投するので、
反対の壁に向かってドラゴン草や毒矢、お札を撃てばアイテム消費なしで敵にアイテムを遠投して攻撃できる。
ただし、この猿真似はシレンが隣接していないと使用できない。
-
…この仕様上、合成の壺を壁にぶつけて割ろうとする度に、「合成の壺[0]はどこかへ消えてしまった…」ダイアログが毎回表示されてしまい、なかなか心臓に悪い。もちろん、猿真似で投げたダミー壺には大切な装備は入っていないので無害ではあるのだが。
- バナナ王子
クリア後に仲間になるバナナ王国の王子様。情けない顔の割に中身はしっかりしており、しかも超強い。
特定の敵の技を受けたり、特定のアイテムを投げられると、喰らったモノにまつわる特技を昼4つ/夜4つ、合計8つまで覚えて使用できるラーニング体質を持つ。ンフーに近いが、"魔物の特技"に縛られない点と、技枠制限が違う。
攻撃を受けるとダメージの大小に関わらず1段階痛み、痛み切ると死ぬという特殊なHPを持ち、
HPは自動回復しないがバナナ或いはバナナの皮を投げると全快する。
つまり他の仲間と違い、マムルから殴られても、赤オーラエリズガゴン99から殴られても、等しく「1回ダメージ」になる。よって、攻撃威力自体は低くとも、倍速行動や多段HIT、複数攻撃を行う敵の方が、ただのパワーバカより驚異となる。
また、バナナなので炎や爆風、水を食らうと一撃死だが、爆炎のほうには一応対策技がある。
登場ダンジョン
- 南の島の小浜
所謂チュートリアルダンジョン。コッパが親切丁寧に解説してくれるので初心者にも安心。
- 草原~ゴールド・パレス
本作のメインダンジョン。初代と同じで途中で村があるが全体を通して一つのダンジョンである。アイテムも持ち込めるし、徘徊NPCもたくさんいるのでここで装備を整えつつ奥を目指すと良い。難易度は初代より若干高めだが素潜りでも十分可能。
- 夜の冒険のほこら
今作の新要素である夜を解説してくれるチュートリアルダンジョン2。アイテムは持ち込み不可だが入り口で預かっておいてくれる。クリアすることである技を覚えられる。
- キモ試しのほこら
シレン初挑戦者向けのチュートリアルダンジョン3。初回クリア時にはアイテムも貰えるので最初のアイテム集めにも良い。
- 石像の洞窟
階段が無く、石像をすべて規定の位置に置けばクリアとなるパズルダンジョン。石像は押すことはできるが引けない。所謂倉庫番。
- 浜辺の魔洞
持ち込み無し仲間無し昼のみのシリーズ恒例のもっと不思議のダンジョン。
- バナナ王国
持ち込み無し仲間固定昼夜ありのダンジョン。シリーズで言うとトンファンの穴に近いダンジョン。モンスターの攻撃やアイテムを技として覚える仲間「バナナ王子」をお供に挑む。もちろん仲間がやられても即アウト。ちなみにこのダンジョンのクリア報酬は超貴重なので絶対に手放してはいけない。
- トラップ・ゾーン
シリーズ恒例の罠ダンジョン。モンスターを罠にハメつつ進んでゆく。基本的なルールはDS1の掛軸裏と同じ。
- 常夜の洞窟
その名の通り常に夜しかないダンジョン。持ち込みあり仲間ありなのでエドナを連れて行くと比較的楽。
- 夢中の小道
持ち込み無し仲間無しで昼夜の移行が極端に早い(70ターン)ダンジョン。拾える巻物は基本的に全て白紙の巻物である。
- ジャガーの狩りの森
持ち込みあり仲間無し昼夜ありで最初からHPの最大値が500だが減っても決して回復ができないダンジョン。復活草などは有効なので持ち込めば楽になる。夜の高火力モンスターをいかに凌ぎきるかが重要。
- 二撃の洞窟
持ち込み無し仲間無し昼のみで敵味方関わらず2回攻撃されると倒れるダンジョン。具体的に言うとHP2以上の時に攻撃を喰らうと1になり1のときに攻撃を喰らうと倒れる。この仕様のためちからや攻撃力は存在しないに等しい。レベルも上がるとHP回復速度が遅くなるためなるべく倒さないのがベター。この仕様のおかげでどんな不要なアイテムでも最強の飛び道具と化す。
- 置けずの洞窟
持ち込み無し仲間無し昼夜ありの今作最難関ダンジョン。元々落ちているアイテムと店の中以外は床にアイテムが存在できない(置くと消える)ダンジョン。ドロップアイテムが期待できず、合成も思うようにできず、聖域の巻物やバナナの皮も役に立たない。
- あがらずの森
持ち込み無し仲間無し昼のみでその名の通りレベルが一切上昇しない。シリーズで言うならリーバの試練に似たダンジョン。ただし最大HPは普通に上がる。剣盾が豊富で合成の壺も大量に落ちているため武具を強化しつつ進んでゆく。
- シレンへの道
持ち込みあり仲間あり昼夜ありのダンジョン。最初から比較的強い敵が配置され、落ちているアイテムもロクなものが無いので持ち込んだアイテムですべてが決まる。シリーズで言うならあかずの間や鍛冶屋のかまどに似ている。素潜りはほぼ絶望的だと思われる(但しほぼ同じ条件である鍛冶屋のかまどでクリアした人はいるのでまだ分からない・・・が超高性能な仲間がいたので・・・)
関連動画
社長・中村光一と実況プレイヤーえどさん”&ふみいちによる「もっと不思議のダンジョン」実況プレイ↓の他、
遂に自社内パロディで我慢できず、週刊少年ジャンプ(特にDBとジョジョ)ネタや2chネタまで無節操に取り入れた
自重しないモンスター図鑑の解説が、「公式が病気シリーズ」として注目されている。
関連商品

![ニコニコ市場は2023年11月に終了しました。]()
関連チャンネル
関連項目
- 風来のシレン
- 不思議のダンジョン
- ローグライクゲーム
- ポケモン不思議のダンジョン
- バナナ
無関連項目