『魔法小木おぎか☆オギダ(まほうおぎ-)』とは、声優を巻き込んだ約2時間に渡る壮大なコントである。
尚、本放送においてのニコニコ実況ではラジオでありながら『檄多』の表示が延々続き、深夜ラジオとは思えない盛況ぶりが確認された。
概要
TBSラジオで放送中の『JUNK おぎやはぎのメガネびいき』のスペシャルウィーク企画として放送。
パーソナリティの矢作が『魔法少女まどか☆マギカ』にハマったことから、全ては始まった(その経緯については、おぎやはぎのメガネびいきの記事を参照)。
ストーリー
大好きな家族がいて、親友がいて、時には笑い、時には泣く、
そんな平和な日々を送る芸人、小木博明。
その日も訪れるはずだった、変わらぬ日常――。
しかし、訪れたのは非日常――。
なんやかんやあって小木は、
魔法小木になる契約を2月23日に結ぶ予定だとか――。
JUNK おぎやはぎのメガネびいき: メガネ情報アーカイブより
登場人物
魔法小木と魔法少女
元ネタである魔法少女まどか☆マギカのキャラクターの詳細については各記事を参照のこと。
- 小木おぎか(小木博明) - 声:小木博明
- オギプルギスの夜と呼ばれる魔女と戦う魔法小木。
オギプルギスの夜を倒すため、東京赤坂TBS社内を奔走する。
なお、オギプルギスの夜はおぎかにしか倒せない魔女であり、おぎかのために駆けつけた魔法少女達はアドバイスや応援しかできなかった。
魔法小木は魔法少女よりパワーが強いらしいが、これといった攻撃方法はくすぐりくらいしかなく、オギプルギスの夜を逃がしてしまうことも多い。
ここぞという時は、専用アイテムである小豆を投げて掃除機『オギューム』で吸ったり、スリッパで叩いたりと魔法(物理)を使用する。
- ちなみに、小豆ぶつけてオギュームで吸うというのは以前の企画、ゴースト小木スターズのオマージュである。
- 「うーまうーまだいみのきき」という、発動後に爆発音がする謎の呪文(魔法)も使用するが、何の効果があるかは不明。
- 本作の主人公であるが、実は……。
- 第2回「いろんなプルギスの夜」で、キュゥべえと契約して再び魔法小木となり、いろんなプルギスたちを審査した。
- なぜかオギ音ミクのような口調になっていた。
- 鹿目まどか - 声:悠木碧
- 本家魔法少女まどか☆マギカの主人公。おぎかの仲間の魔法少女の一人。
終盤に登場し、ネガティブになっていたおぎかに「戦うのをやめようよ」と諭したが、おぎかが立ち直ったことで彼を応援する側に戻った。
その後、オギプルギスの夜を探し東京赤坂TBS第7スタジオに向かったおぎかを心配し後を追う。
おぎかと共にオギプルギスの夜を探し、目を付けたおかっぱデカ眼鏡にフルスイングで小豆をぶつけ、ヒゲちゃんをスリッパで引っ叩いた。
アニメ本編と比べ、非常に好戦的な性格。(悠木「だって、なげたかったんだもん」)
おかっぱデカ眼鏡に「死ねェ!」、ヒゲちゃんに「出会い系サイトで会った人にお尻叩かれたかったんでしょ!!」と罵声を浴びせる。そのナチュラルなドSっぷりは多くのリスナーから好評を博した。
- 第2回ではおぎかを助けるために3体目のプルギスとの戦いから参加。
- チャーハンが服の中に入ったりする攻撃を受け、物理攻撃で対応した。
- 暁美ほむら - 声:斎藤千和
- おぎかの仲間の魔法少女の一人。
序盤から登場し、おぎかに呼びかけ、オギプルギスの夜が現れる東京赤坂TBS地下駐車場へ導いた。
おぎかがアニメ本編でのまどか的な立ち位置であるためか、おぎかをやたら気遣っている。
言動から、別の時間軸でもオギプルギスの夜と対峙したことがあるようだ。
あとジングルで矢作の案内で保健室に行った。
- 第2回でもおぎかを助けるために多くのだめ出しをした。
- 美樹さやか - 声:喜多村英梨
- おぎかの仲間の魔法少女の一人。
中盤、おぎかを心配して駆け付ける。
誰から聞いたのかオギプルギスの夜が東京赤坂TBS9階の喫煙所にいることを知らせた。
おぎか等と向かった喫煙所では、真っ暗なせいでおぎかからラッキースケベな目に遭わされてしまい、おぎかはさやかファンの反感を買った。
彼女を象徴するセリフ「奇跡も、魔法も、あるんだよ」を、大事なことなので2回言った。
その後、中の人が現れ、好評発売中の自分のCDの宣伝を行った(ビジネスなさやかちゃん)。
ちなみに、中の人こと喜多村英梨は昨年2月24日放送のスペシャルウィーク企画『オギニーランド』にて、ゲストで登場している。
- キュゥべえ - 声:加藤英美里
- 第1回「オギプルギスの夜」では都合により登場しなかったが、第2回では前週の予告から登場。おぎかと再度契約して魔法小木にした。
- いろんなプルギスはキュゥべえが仕込んだものでは無く、スタッフが用意したものなのであずかり知らないらしい。
その他
- 矢作兼 - 声:矢作兼
- おぎかこと小木博明の相方。
- この企画が行われることになった全ての元凶(サイコ野郎)。
- 「全部まどかのおかげなんだよ」「どう考えたってほむらちゃんだよね」などの名言を残している。
スタジオでおかっぱデカ眼鏡とともにおぎかの動向を見守る。
終盤、スタジオに乗り込んできたまどかが、おかっぱデカ眼鏡へと放った小豆の流れ弾に当たる。
- おかっぱデカ眼鏡/山プルギスの夜 - 声:山里亮太
- ゲスト。スタジオで矢作とともにおぎかの動向を見守る。
- まどマギは矢作がラジオで語ったのを聞いてから全話視聴した。
- オギプルギスの夜の影響で様々な事を暴露される。
終盤、おぎかとまどかにオギプルギスの夜ではないかと疑われ、まどかに何度も小豆をフルスイングでぶつけられた。
- そんなおかっぱデカ眼鏡だが、実は以前に品プルギスを倒すことに成功(?)したほどの力を持つ。
- 2012年は「青プルギス」を倒したいらしい。TBS青木アナかと思った?残念!さやかちゃんでした!
- 第2回ではいろんなプルギス1体目「山プルギス」として登場。好楽ポジとして活躍した。
- ヒゲちゃん - 声:なし
- 番組ディレクター。
2012年4月からJUNKの統括プロデューサーを兼任することが決まり、最近調子に乗っている。
その出世っぷりの一方で、出会い系サイトに登録したが全く上手くいかなかった。
オギプルギスの夜に操られており、おぎかとまどかにスリッパで粛清された。
尚、反省が足りなかったのか、調子に乗りすぎてメガネびいきの番組中でミスをやらかしプロデューサー就任早々、4/8のメガネびいきの番組冒頭で謝罪アナウンスをする羽目になった。
- 小木奈歩 - 声:小木奈歩
- ゲスト。おぎかこと小木博明の嫁。
- 旧姓は森山奈歩。森山良子の娘で森山直太朗の異父姉兼マネージャー。魔法BBA。
- オギプルギスの夜の本体……かと思われたが。
東京赤坂TBS第5スタジオでおぎかを待ち構え、おぎかのヘタクソな演技を叱咤した。
その後、まどかとおぎかの取りあいをし、まどかがオギプルギスの夜だと言っておぎかを惑わす。
旦那と同様に「うーまうーまのなほなほなほ」という呪文(魔法)を使うことが出来る。
もしかしたら、彼女も魔法小木(魔法森山?)なのかもしれない。
まどか☆マギカにドハマリしていたため、ツイッター仲間のヒゲちゃんからの出演依頼に二つ返事でOKした。
別名、ノリノリのシロウト。メガネびいきのリーサルウエポンでもある。
- 武プルギスの夜 - 声:武井壮
- ゲスト。第2回のいろんなプルギス2体目として登場。今が旬のプルギス、筋肉プルギス。
- 奈歩プルギスやざわわの息子(直太朗)とはプライベートで仲がいいが、おぎかとはあまり面識がない。
- 金プルギスの夜 - 声:金萬福
- ゲスト。第2回のいろんなプルギス3体目として登場。何を言っているかわからないプルギス。
- チャーハン攻撃、チンジャオロース攻撃、チリエビ攻撃などで戦った。
- 魔法中年ますだ☆マスーダ - 声:升田尚宏
- 第1回は出番が無かったが、第2回の「いろんなプルギスの夜」では助っ人として参戦。
しかしアナウンサーなのに噛んでいた事が翌週のおぎやはぎ批評で明らかとなり、さらには散々持ち上げての末であったがゆえに、素で狼狽える羽目となった。
オギプルギスの夜とは
概要
変な魔法を使って地球を滅亡させようとしている、おぎか曰く「最強(狂、凶)の魔女」。
ワルプルギスの夜と同様に本来の名前は不明であり、結界内に身を隠すこともない。性質も不明。
2012年2月24日の深夜、関東地方は強風だった。
これは明らかにスーパーセルの前兆であり、超大型の魔女が現れることを意味している。
オギプルギスの夜は魔法小木であるおぎかしか倒すことができず、他の魔法少女は手出しできない。
逆に、おぎかがオギプルギスの夜が現れる当日(日付的には前日)に契約していることから、おぎかが対オギプルギスの夜専用の魔法小木である可能性もある。
影響
自然災害として物理的に地球へ被害を及ぼしたワルプルギスの夜とは違い、オギプルギスの夜はオカルト的な現象を引き起こす。
- 風が強くなる(ワルプルギスの夜と同じスーパーセル発生の前兆)
- 元カノ(真鍋かをり)がパパラッチされた当日の収録で元カノのことを聞かれる(麒麟川島)
- 普通はしない言い間違いをする
- 鼻水が止まらない
- 携帯電話の充電器が壊れる
- 彼女が出来ない、童貞も卒業できない
- その日に限って陰部の皮が余る
- 魔法小木おぎかとしての演技のヘタクソさ
- 鹿目まどかがどう見ても黒まどかだ
などなど…だいたいこいつのせい
戦闘
夜中、誰もいないのに音がする(ラップ音)。これがオギプルギスの夜が出現するサインである。
現れる直前に刺すような殺気をおぎかに送っており、おぎかや他の魔法少女はオギプルギスの夜の反応を波動や冷気(もしくは霊気)として捉えることができる。
前述の通りオカルト的な現象は数多く起こせるのだが、物理的な攻撃手段はくすぐり程度しかなく、喫煙所でおぎかにタバコの臭いを嗅がせたり部屋を暗くして翻弄することしか出来なかった。
他の魔女同様、使い魔(手下)を使役することもできるが、従来の使い魔とは違って人間を操って手下にする(操られた人間がその後魔女化するかどうかは定かではない)。
正体
ここから先は、ネタバレ成分を多く含んでいます。
内容は反転してありますが、ラジオ本編が未聴の方(オギプルギスの夜の正体を知りたくない方)は注意してください。
オギを聞いて知っていたこと等、怪しい点はいくつかある。
しかし魔法少女に対しては拘束力が薄いのか、魔法少女達はしきりに「オギプルギスの夜はおかしな呪文を唱える」「オギプルギスの夜はおぎかにしか倒せない」とヒントを漏らしていた。
さやかが言った「地球人になりすまし潜んでいる」というのも、操られていたヒゲちゃんプルギスの夜は、おぎかが魔女化したものである。つまり、「最強(狂、凶)の魔女」というのは自画自賛なのだ。
初戦でのくすぐり攻撃合戦も、ただの自作自演だったいうわけだ。
誕生の経緯は不明だが、小木が契約した日(放送日の前日)とオギプルギスの夜が現れた時間(翌24日深夜1時過ぎ)を照らし合わせると、契約と同時か直後と考えられる。
しかしこれは推測であり、誰と契約したのか、おぎかのソウルジェムがどうなっているのか(魔法小木にもソウルジェムがあるのか)、おぎかとオギプルギスの夜が同時に存在できる理由(一人芝居状態だったのか、別個体だったのか)等、多くは謎のままである。
ほむらの言動から推測するに、オギプルギスの夜もどこかの時間軸では残酷な運命であり、ほむらは別の時間軸のおぎかと約束をしたのかもしれない。
また、人間を操る力を持っているため、他の魔法少女を操っていた可能性もある。ヒゲちゃんを倒した後からまどかのキャラ崩壊が更に加速したこと、さやかが誰かからオギプルギスの夜の場所
ではなくおぎかのことをさしていたのかもしれない。
後日談
翌週の放送は「矢作が親友である加藤浩次に勧めようとしたら、すでに森永卓郎に勧められ去年の段階で視聴していた」という話と、「ヒゲちゃんと奈歩婦人の間でやりとりに不備があって、奈歩婦人がもうメガネびいきに出ないとゴネた」という話が登場。
そして「もっとまどマギの話をして欲しい」というメールが入るも、ほぼ一ヶ月もまどマギづくしだったのだからこれ以上引っ張るべきでないと判断したのか
小木「まどかマギカの話はもういいでしょう」
矢作「はははははははっ!!」
小木「終わってんだよあれぇ」
と語り、完全に平常運行の放送となった。
故にステマ疑惑が一時広まったが、「魔法小木の続編をやろう」と発言したり、劇場版を楽しみにしていたり、パチンコ化を希望したりと、普通にハマっている事が確認され、ステマ疑惑が解消された。
関連動画
関連静画
関連項目
- おぎやはぎ / JUNK / おぎやはぎのメガネびいき
- ゲスト: 山里亮太 / 悠木碧
- 魔法少女まどか☆マギカ
- うーまうーまだいみのきき
- オギ音ミク(次回のスペシャルウィーク企画)
参考リンク