(※言ってません)
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下記には漫画作品『【推しの子】』のネタバレを含んでいます。 |
「16歳になったら結婚してくれるって言ったよね?」とは、『【推しの子】』に登場する台詞である。
原作:赤坂アカと作画:横槍メンゴによる漫画作品『【推しの子】』の、第百二十三話に登場する台詞である。
この話のラストページにおいて、登場人物「星野ルビー」は以下のような言葉を語った(傍点は元から付いていたもの)。
16歳になったら結婚してくれるって言ったよね?
せんせ? 私もう16歳になったよ?
この台詞でこの第百二十三話は締めくくられる。
雑誌『週刊ヤングジャンプ』掲載時には、このページのハシラ(ページの端にある余白)にはさらに
◆「16歳になったら真面目に考えてやるよ」
と言っていたゴロー…今、その時――。
といった、編集部によると思われるアオリ文も付記されていた。
……ん?
「16歳になったら結婚してくれる」と「16歳になったら真面目に考える」は割と違うのでは?
ルビーの台詞とハシラのアオリ文、どちらが正しいのであろうか。
そんなやり取りを第一話でしていたような気もする。読み返して検証してみよう。
以下は該当シーンの台詞引用。「ゴロー」は星野アクアの前世である「雨宮吾郎」、「さりな」は星野ルビーの前世である「天童寺さりな」。
ゴロー「退院したらアイドルにでもなればいい そしたら俺が推してやるよ」
さりな「ほんと?」
さりな「せんせ好き! 結婚して!」(ゴローに抱きつきながら)
ゴロー「社会的に死んじゃうから勘弁して」(顔を青くして冷や汗を垂らしながら)
さりな「このモラリストー」(ふくれっ面で)
ゴロー「残念だったな 16歳になったら真面目に考えてやるよ」
さりな「……16かぁ」(遠い目をして)
さりな「せんせ いじわるだね」
ゴロー「現実的なプランだろ」
やっぱ「16歳になったら結婚してあげる」とは言ってなかったようだ。
なお、なぜ「16歳」なのかと言うと、この『【推しの子】』第一話が週刊ヤングジャンプに掲載された2020年にはまだ、女性の結婚が可能になる年齢(婚姻開始年齢という)は16歳だったためだと思われる。その後、法律の改正によって2022年4月1日から女性の婚姻可能年齢は男性と同じ18歳となった。
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最終更新:2025/12/14(日) 04:00
最終更新:2025/12/14(日) 04:00
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