下記には漫画作品『【推しの子】』のネタバレを含んでいます。 |
「16歳になったら結婚してくれるって言ったよね?」とは、『【推しの子】』に登場する台詞である。
原作:赤坂アカと作画:横槍メンゴによる漫画作品『【推しの子】』の、第百二十三話「悪手」に登場する台詞。
この話のラストページにおいて、登場人物「星野ルビー」は以下のような言葉を語った(傍点は元から付いていたもの)。
16歳になったら結婚してくれるって言ったよね?
せんせ? 私もう16歳になったよ?
「せんせ」とは星野ルビーの前世である「天童寺さりな」を大切にしていた医師「雨宮吾郎」のことであり、彼は星野ルビーの双子の兄「星野アクア」に転生している。
つまり、ある意味実兄に対する恋慕をストレートに表現したようなショッキングな台詞であり、『【推しの子】』のファン界隈は非常にざわついた(本作の公式Twitterアカウントによれば「直近の展開は超特大の大反響をいただいております」[1]とのこと)。
「ラストシーンで、脳内で『メフィスト』のイントロが流れ始めた」などと語る者も複数いたようだ(『メフィスト』はアニメ1期のエンディングテーマ。アニメの各話において、「続きが気になる引き」のシーンのバックでイントロが流れ始め、そのままエンディングに突入するという演出手法がとられていたため)。
雑誌『週刊ヤングジャンプ』掲載時には、このページのハシラ(ページの端にある余白)にはさらに
といった、編集部によると思われるアオリ文も付記されていた。
……ん?
「16歳になったら結婚してくれる」と「16歳になったら真面目に考える」は割と違うのでは?
ルビーの台詞とハシラのアオリ文、どちらが正しいのであろうか。
そんなやり取りを第一話でしていたような気もする。読み返して検証してみよう。
以下は該当シーンの台詞引用。「ゴロー」は星野アクアの前世である「雨宮吾郎」、「さりな」は星野ルビーの前世である「天童寺さりな」。
ゴロー「退院したらアイドルにでもなればいい そしたら俺が推してやるよ」
さりな「ほんと?」
さりな「せんせ好き! 結婚して!」(ゴローに抱きつきながら)
ゴロー「社会的に死んじゃうから勘弁して」(顔を青くして冷や汗を垂らしながら)
ゴロー「残念だったな 16歳になったら真面目に考えてやるよ」
さりな「……16かぁ」(遠い目をして)
さりな「せんせ いじわるだね」
やっぱ「16歳になったら結婚してあげる」とは言ってなかったようだ。
アニメ版でも、第1話にてこのやり取りがある。以下のニコニコ動画の公式動画では、再生時間02:59時点から。
なお、なぜ「16歳」なのかと言うと、この『【推しの子】』第一話が週刊ヤングジャンプに掲載された2020年にはまだ、女性の結婚が可能になる年齢(婚姻開始年齢という)は16歳だったためだと思われる。その後、法律の改正によって2022年4月1日から女性の婚姻可能年齢は男性と同じ18歳となった。
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最終更新:2025/01/03(金) 04:00
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