4だいの小さな機関車とは、映像作品「きかんしゃトーマス」の原作となる「汽車のえほん」(原題:The railway series)シリーズの第10巻である。
原題は「Four Little Engines」。
概要
汽車のえほんシリーズ第10巻。英国では1955年に出版された。日本では1974年に出版されたが、2004年ごろに品切重版未定となった。2005年に出版された新装改訂版が発売された。本商品は2010年12月に「汽車のえほん」シリーズ65周年記念として出版されたミニ新装版である。
収録作品
| 旧版邦題 |
新版邦題 |
原題 |
TVシリーズ対応回 |
| スカーロイのたのしかった日々 |
スカーロイのおもいで |
Skarloey Remembers |
第91話 がんばりやのスカーロイ |
| 機関車サー・ハンドル |
機関車サー・ハンデル |
Sir Handel |
第92話 わがままなきかんしゃ |
| ピーター・サムとばいてんのおばさん |
ピーター・サムのしっぱい |
Peter Sam and
the Refreshment Lady |
第93話 からかわれたピーター・サム |
| スカーロイのかつやく |
スカーロイのかつやく |
Old Faithful |
第91話 がんばりやのスカーロイ |
初登場キャラクター
- スカーロイ:スカーロイ鉄道の1号機関車。1話では修理工場にやってきたエドワードに昔の思い出を語る。4話ではサー・ハンデルの代走を務める。故障により、車体が傾くというハプニングに見舞われたが、見事路線を走り切る。
- レニアス:スカーロイ鉄道の2号機関車。1話のスカーロイの思い出話に登場。新しくやってきた機関車と衝突し、修理工場へ行っていた。
- サー・ハンデル:スカーロイの手伝いにやってきた機関車で、スカーロイ鉄道の3号機。スカーロイをごみ扱いし、客車たちを家畜車扱いするなど、かなり性格が悪い。これにはゴードンもあっけに取られた。果てには貨車を牽くのを嫌がり、わざと脱線事故を起こす。
- ピーター・サム:サー・ハンデルと同じく手伝いに来たスカーロイ鉄道の4号機。性格はよく、働き者だがおっちょこちょい。ヘンリーの冗談を間に受けてしまう。
- スカーロイ鉄道の客車:1等車のアグネス、3等車のルース、ジェマイマ、ルーシー、車掌車兼荷物車のビアトリスによって構成されている。アグネスは1等車であることを鼻にかけており、ビアトリスは荷物車のため、チーズや魚の臭いがするので他の4両からは嫌われている。スカーロイは車掌が乗らなければならないため、ビアトリスを一番大事にしているらしい。
- ハンデル・ブラウン卿:スカーロイ鉄道の持ち主。サー・ハンデルの名前の由来。いつもはほっそり重役に経営を任せている。
- ほっそり重役:スカーロイ鉄道の経営実務を取り仕切る重役。本名はピーター・サムで、ピーター・サムの名前の由来。
その他のキャラクター
- エドワード:前巻で修理工場に行くことになったため、修理工場の近くにあるスカーロイ鉄道の機関庫の近くで待機していた。スカーロイの思い出話を聞く。
- ゴードン:クロヴァンズ・ゲート駅にて登場。サー・ハンデルと遭遇するが、その口ぶりに呆気にとられる。
- ヘンリー:クロヴァンズ・ゲート駅にて登場。ピーター・サムに、「遅れると乗客を置いていくぞ」と冗談をいう。
- ジェームス:クロヴァンズ・ゲート駅でスカーロイを待っていた。
モブキャラクター
- ラーストさん:途中の駅でいつも遅れてくる乗客。車掌は「のろのろおばさん」と呼んでいる。
- 売店のおばさん:ピーター・サムに置いてきぼりにされる。終点近くの売店の売り子らしい。
旧版と異なる点
本商品は1973年に出版された旧版のミニ新装版である。旧版は文中、題名に漢数字を用いていたが、本商品では算用数字となっている。
また、一部キャラクターの名前の表記が、
- リーニアス→レニアス
- サー・ハンドル→サー・ハンデル
- ベアトリス→ビアトリス
などのように変わった(スカーロイは原作旧版では「スカーローイ」の表記だったが、旧版10巻では「スカーロイ」表記であった)。
関連動画
関連商品

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一番右の商品が旧版、中央の商品が新装改訂版である。
関連項目